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屋根外壁塗装に適切な季節・ベストシーズンとは?

築10年から15年前後で検討するご自宅の屋根外壁塗装工事。ハウスメーカーの定期点検や訪問業者から塗装工事を勧められた経験があるのではないでしょうか。
おうちの外回り、特に屋根や外壁のひび割れのことを業者の方から「このまま放置すると雨漏りになりますよ」などと指摘されれば、非常に不安になってしまいますよね。

しかも塗料は「ある条件下だと施工しないように」とメーカーから定められています。その条件を守らず塗装すると、3年後に剥がれてしまうといった不具合も招く恐れがあります。そのため、季節ごとの特徴を理解しておくことが重要です。
そこで本記事では、塗装工事に適した季節とお見積り依頼の目安についてご紹介します。

 

季節によるメリット・デメリット

紫外線
季節によって気温や湿度の変わる日本では、通年で塗装に適しているとは言えません。塗装工事は屋外での工事ということもあり、お天気によって左右されます。
もちろん雨や雪が降っていれば工事はできませんし、天気を考慮せずに作業を進めれば仕上がりに不具合が出てしまうこともあります。
悪天候の日は、安全に作業を進めることもできません。塗装工事は塗料の性能だけでなく、実際に塗る職人の腕や判断が品質に大きく影響するのです。
その中でも気温や湿度を考慮しながら正しく塗料を扱うことはとっても重要なことなのです。
例えば、多くの塗料では気温が0℃以下、湿度80%以上の時は施工しないよう定められています。
これは塗料の一定品質を保つために重要な最低限のルールです。


しかし、「工事が期間内に終わらない」などの理由からルールを無視して気温0度、湿度90%の時に施工を進めることもできます。仕上がって1年はきれいな状態が続くかもしれませんが3年後、5年後に塗装がはがれるなどの不具合を招く可能性があります。

それでは工事に適した季節はいつなのでしょうか。

●春(3~5月)、秋(9~11月)  
まず、春と秋は施工の時期として人気があります。理由としては春や秋は季節を通して晴れの日が続くため、工事が順調に進むことから、この時期に工事をしてほしいというお客様が多くいらっしゃいます。
さらにこの2つの季節は花粉が飛ぶ時期でもあります。屋根外壁塗装の際には窓を閉め切って作業を行いますので、花粉症でお困りの方には「ちょうどいい」季節とも言えますね。

●夏(6~8月)、冬(12~2月) 
では夏・冬は塗装できないかというとそういうわけではありません。ただ夏や冬は職人さんの作業の過酷さを心配し「工事を控えたい」といわれる方もいます。
さらに夕立やゲリラ豪雨、積雪などにより工事が予定以上に延びてしまうことがあることも踏まえると、短期間で工事を終えたい方には不向きかもしれません
ただ、最近では季節問わずに急な雨・雪の影響を受けることもありますので、その日の気温・湿度などに十分配慮して工事を進める必要があります。

重要なのは季節より職人の判断力

弊社では季節問わず、月平均60棟以上の塗装工事をおこなっております。
「実際に季節によって仕上がりが変わるの?」と気になりますよね。季節によって気温や湿度などを十分配慮して工事を行えば工事品質に影響はありません。最長10年の塗膜の保証をお出し、1年・3年・5年・7年と定期点検で塗膜の状況を確認しているのですが、塗膜が剥がれるなどの施工不良が季節によって左右されるものではないことが実証されています。
塗装する季節を気にするお客様も多いのですが、「塗装の品質」は季節によって左右するものではなく、どんな季節であれ、工事現場で適切な判断ができるかによって決まるのです。

 

劣化状況から判断する最適な塗装時期

それでは、具体的に塗装工事を検討する時期はいつなのでしょうか。よく築年数から「そろそろ塗装工事をしたほうがいいのでは?」とお考えの方もいらっしゃいますが、実は築年数だけでは判断できないのです。
例えば、屋根の場合は表面の色の変化が判断の基準です。遠目から屋根の状態を確認したときに色が白くなっている、黄緑色などに変色している場合は色あせ(塗膜の劣化)や、色褪せによるコケの発生が疑われます。色あせはお水をはじく撥水性が低下している目安なので、塗装工事を検討しましょう。

一方で屋根材の種類によっては、色褪せだけでは塗装時期が判断できない場合があります。例えば、モニエル瓦の塗装時期は、ツヤ(スラリー層)がすべてなくなった状態(=ツヤが完全に退けた状態)でないと塗装工事をしてもはがれてしまうのです。
まずは屋根をみて「あれ?」と思うことがあれば専門店へ相談するようにしましょう。
外壁も屋根同様に色褪せが塗装の目安です。手の届く外壁では実際に触ってみて、指に外壁の色がつくかどうかを確認することで色褪せの状況を確認することができます。
指についた色の正体は粉状に劣化した塗料です。

この粉状に塗膜が劣化することを専門用語で「チョーキング現象」といいます。
チョーキング現象とは長年、外壁表面が紫外線に晒されることにより塗膜が劣化し、塗料に含まれる色の成分(顔料)が表面に浮き出てることで発生します。
さらに初めての塗装の方はコーキングの劣化状況も塗装時期の目安です。コーキングは外壁材との隙間を埋め、お水が入らないようにしています。さらにお家が揺れたときに外壁材にひび割れが入らないように力を分散させる効果もあり、とても重要な役割があるのです。
※外壁材によってコーキングがあるお家・ないお家があります
コーキングの劣化
しかし、コーキングは紫外線により硬化してはがれや壁材との間に隙間ができてしまいます。しかも経年劣化の一つであり、防ぐことができません。そのため、定期的にメンテナンスをするのですが、目安は7年前後と言われています。
※新築の時に使用したコーキングのグレードによっても目安は前後します

はじめての塗装の時期といわれている築10年から15年とタイミングがぴったりなので目安にしてみてはいかがでしょうか。

 

季節で金額が変わる?変わらない?

季節によって塗装工事内容が変わることはありませんので、基本の工事金額に差が出ることはありません。ただ、駐車場を工事期間中借りる場合には駐車場代金が増減しますので注意が必要です。

塗装に適した季節ではなく、季節に応じた判断ができる職人のいる業者へ

塗装工事にベストな季節から、塗装工事検討時期までご紹介しました。
塗料の品質だけでなく、季節や天候に応じた現場の判断が品質を左右することを知ったうえで塗装業者を選ぶようにしましょう。

今回、ご紹介した「多くの塗料では気温が0℃以下、湿度80%以上の時は施工しない」というルールだけではありません。例えば「塗料の乾燥期間は23℃以上30℃以下であれば4時間以上、30度以上であれば2時間以上」などといった細かなルールが塗料ごとに定められています。
このようなルールは、知識として知らなければ職人の腕(経験)で判断できないものです。お天気のよい日の続く、春や秋は塗装シーズンともいわれるほど大変人気な時期ではありますが、ルールを守って工事を進める業者を選ぶようにしましょう。

また、塗装工事検討の時期は屋根・外壁の塗装時期は、お家に使用されている部材や日当たりなどの立地条件によっても大きく左右されます。お家を建ててから10年~15年、もしくは前回の塗装工事から10年以上経過したタイミングを塗装検討の目安にしましょう。
そして実際の工事が必要かどうかは、専門業者にお見積りを依頼し、今のおうちの様子を確認してもらったうえで実際に必要な工事・費用を出してもらって検討しましょう。
屋根外壁塗装工事は数千円の工事ではありません。失敗しない塗装工事のためにも塗装工事を依頼するお客様も業者を判断できるようにしていきましょう。

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