外壁をレンガ造りにしたい！メリットやデメリットなどを徹底解説
外壁をレンガ造りにすると、おしゃれな外観になります。
リフォームする際におしゃれなレンガ造りにしたいと考える人もいるでしょう。
しかし、メリットやデメリットを理解しておかないと、後悔してしまう可能性もないとは言い切れません。
そこで今回は、外壁をレンガにするメリット・デメリット、レンガ調外壁との違い、メリット・デメリットについて解説していきます。
リフォームでおしゃれな外壁にしたい、海外で見られる住宅のような外壁に憧れているという人は、ぜひ参考にしてみてください。
外壁をレンガにするメリット・デメリット
外壁をレンガにすることで得られるメリットやデメリットは、あらかじめ把握しておきたいポイントです。
まずは、得られるメリットやデメリットについてみていきましょう。
【メリット】
- 劣化しにくいのでメンテナンスにかかるコストを抑えられる
カビが生えにくい、紫外線や雨風の影響を受けにくいなどの特徴を持っています。
こういった恩恵を受けられることから、レンガ造りの外壁は劣化しにくいです。
積み上げ工法に限りますが、下地や土台が傷みにくいというメリットも享受（きょうじゅ）できます。
初期コストはかかってしまいますが、メンテナンスコストを削減できるため、他の外壁材とトータルコストに大きな差は出ないと考えられます。
また、カビが生えにくいことから、見た目の劣化も少ないです。
- 耐熱性や蓄熱性が高い
レンガの内側にはたくさんの気泡があります。
二重窓と同じような原理になり、空気の壁が構築されやすいです。
その結果、外からの熱が伝わりにくくなり、夏は涼しく冬は暖かいマイホームを実現できます。
夏は外からの熱さを、冬は外からの寒さを遮断してくれるでしょう。
- レンガ中空積み工法なら耐震性も高い
レンガ中空積み工法を採用すると、耐震性も高くなります。
これは外壁をレンガでカバーする工法です。
レンガでカバーすることで、家全体に重みがかからなくなり、負荷が軽減されます。
さらに、最新の耐震工法で躯体（くたい）を建てることで、より高い耐震性能を実現できるでしょう。
【デメリット】
- レンガ造りの外壁を施工できる業者や職人が少ない
外壁のリフォームでは、サイディングボードを使うのが一般的です。
レンガ造りの外壁は、施工の難易度が高く、より専門的な知識が必要になります。
そのため、依頼できる業者が限られてしまいます。
漆喰塗と同じくらいの難易度があると言われているので、施工できる業者や職人が少ないのも当然でしょう。 - 工期が長い
レンガ造りの外壁は、どのような工法であってもモルタルの乾燥を待たなければいけません。
モルタルの乾燥時間は、気温や天候に左右されやすいので、雨が続く時期だと工期が長くなってしまいます。
工期の長さは職人などの人件費にも関わってくるため、他の外壁材よりもコストがかかってしまうことも念頭に置いておきましょう。
メリット・デメリットには、このような点が挙げられます。
レンガを採用するからこそ得られるメリットも当然ありますが、デメリットがあることも忘れてはいけません。
メリットとデメリットは把握した上で検討するようにしましょう。
レンガ調外壁との違いは？
レンガの外壁材には、レンガ造りだけではなくレンガ調もあります。
続いては、レンガ造りとレンガ調外壁の違いを解説していきます。
レンガ調外壁は、レンガ調タイルとレンガ調サイディングの2種類です。
- レンガ調タイル
本物のレンガと粘土を使ったタイルを壁に貼り付ける方法です。
レンガタイルの規格はなく、形や見た目は様々となっています。
ほとんど本物と変わらない見た目をしているので、レンガ調タイルを選択するケースも多く見られます。
コストを抑えながら、おしゃれな外壁に仕上げられるでしょう。 - レンガ調サイディング
レンガの模様が付いたサイディングボードを壁に貼り付ける方法です。レンガではなくサイディングボードなので、質感を求めている場合は満足できないかもしれません。
しかし、サイディングならコストを安く抑えられます。
デザインや色合いも選びやすくなっているので、レンガ調サイディングの方が好みの仕上がりになるケースもあるでしょう。
レンガ調外壁のメリット・デメリット
最後に、レンガ造りの外壁と似ているレンガ調外壁のメリットとデメリットをみていきましょう。
【メリット】
- 劣化しにくい
劣化しにくいというメリットは、レンガ造りの外壁と同様のメリットです。
経年劣化に強く、数十年経過してもひび割れや色あせなどが生じにくくなっています。
全く劣化しないわけではありませんが、築年数の経過で味が出てくるのです。
まるで外国の住宅のような、おしゃれな雰囲気を生み出してくれるでしょう。
- おしゃれな外観になる
外壁をレンガ調にすると、おしゃれさが格段にアップします。
ヨーロッパ風の落ち着いた雰囲気はもちろんですが、一風変わった色を選ぶと現代ならではの個性的なマイホームに仕上がります。
好みに合わせた外観デザインを実現しやすくなるでしょう。 - コスパが良い
レンガ造りの外壁と比べると、レンガ調外壁の方が高コスパです。
住宅の大きさなどによって変動しますが、レンガ造りと比べると半分程度の費用で施工できる場合もあります。
施工の時間も短縮できるので、人件費などもレンガ造りよりも抑えられるでしょう。
【デメリット】
- 取り扱っている業者が少ない
レンガ調サイディングなら比較的選びやすいですが、レンガ調タイルになると取り扱っている業者が限られてしまいます。
近隣で取り扱っている業者を探すだけで時間がかかってしまうケースも考えられるでしょう。
相場に関する情報も少ないため、適正価格と見積もりの金額にどのくらい差があるのかチェックしにくいことも、デメリットだと感じてしまう人はいるはずです。 - メンテナンスの手間がかかる
レンガ造りと違って定期的なメンテナンスが必要になります。
ぐらつきが生じた場合などは自分でも修復できますが、補修箇所が多かったり、きれいに仕上げる自信がなかったりする場合は、業者に修繕依頼を出します。
サイディングの場合は、経年劣化で壁が白っぽくなるチョーキングと呼ばれる現象も発生しやすいです。
初期に見られる劣化症状なので、チョーキングが発生したら早めにメンテナンスしましょう。
レンガ調外壁には、このようなメリット・デメリットがあります。
コストを抑えておしゃれな外壁にしたいのであればこちらも候補に挙がるはずなので、メリット・デメリットを踏まえた上で検討してみましょう。
メリット・デメリットを踏まえて理想のマイホームを作り上げましょう
外壁をレンガ造りにすると、北欧風のおしゃれなマイホームを実現しやすくなります。
少し変わった色合いのレンガを使えば、個性的なマイホームに仕上げることも可能です。
外壁のリフォームをする際、レンガ造りやレンガ調の外壁を採用すると、今までの雰囲気を一新できます。
それぞれのメリット・デメリットもあるので、それらを踏まえた上でどちらが理想を実現できるか考えてみてください。
施工できる業者はそこまで多くありませんが、レンガ造りにすることで得られるメリットも大きいため、前向きに検討してみましょう。
業者選びでお悩みの場合や、ご自宅の外壁について気になる点がございましたら、自宅の現状も無料で診断できる弊社にご相談ください。
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