台風による被害とは？外壁や屋根を守るための対策をご紹介！
日本では毎年台風による被害が多くみられます。
「うちは大丈夫」と感じていても、大きな被害を受ける可能性は十分にあります。
そこで今回は、台風で考えられる外壁や屋根への被害を解説すると共に、台風前に外壁塗装をするメリットや台風前の対策について解説していきます。
大切な住まいを守るためにも、ぜひ参考にしてください。
台風で考えられる被害とは？
台風には階級があり、強い・非常に強い・猛烈といった3つの分類に分けられます。
猛烈な台風にもなれば最大風速は54m/sにもなり、甚大な被害は避けられません。
台風で考えられる屋根や外壁への被害は以下のとおりです。
- 強風による被害
台風の最適基準は17m/sですが、車を走行中に窓から顔を出した時と同じような強さの風となります。
そのため、小さい石や屋外に置いてある小物であれば簡単に吹き飛ばされてしまいます。
もちろん、台風の強さが増すにつれて風も強くなります。
大人でもまっすぐに歩けないような風や建物の外装が吹き飛ばされるくらいの強い風になることもあり、非常に危険です。
前述した猛烈な台風にもなれば、鉄骨の住まいでもダメージを受ける可能性があります。
台風では、他の家から吹き飛んできたものや屋外に設置されていた看板、石などが吹き飛ばされ外壁に傷をつけることも少なくありません。
雨樋や天戸、外装に設置された飾りなどが風で吹き飛ぶ可能性もあります。
また、屋根瓦やタイルがはがれる心配もあります。
自宅を傷付けるだけではなく、近所の方の住まいや通行人を傷付けてしまう恐れもあるので注意が必要です。
- 大雨による被害
台風による被害は風だけではありません。
大雨による被害にも注意しましょう。
強風による屋根の破損やはがれ、外壁の破損を引き起こした場合、雨が降ってしまえば雨漏りを引き起こします。
強風が吹き荒れる時に降る雨となれば横殴りになるので、普段の雨では雨水が当たらないような場所から雨漏りを引き起こす危険性もあります。
また、ベランダやバルコニーは防水機能があり、雨が降ったとしても排水してくれます。
しかし、大雨になれば排水が間に合わず、防水層を傷めてしまう可能性があるので注意が必要です。
防水層が劣化してしまえば、雨漏りを引き起こし家の内部にまで雨水が浸入してしまうため、漏電のリスクも高まります。
雨樋に溜まっていたゴミが排出されず、大雨が降ることで破損を引き起こす可能性もあります。
破損個所があれば修繕を依頼する必要があるため、早めの対策が必要です。
台風前に外壁工事をするメリットとは？
台風は大切な住まいに大きな悪影響を及ぼします。
事前の対策をすれば以下のようなメリットが得られるため、台風シーズン前に対策が施せるよう準備を進めてください。
- 雨漏りを予防できる
住まいにひび割れや破損箇所があれば、台風による大雨で雨漏りを引き起こしてしまいます。
しかし、台風が来る前に外壁塗装をすれば劣化箇所の修繕も同時に行う事が出来るため、雨漏りを防ぐことに役立ちます。
外壁塗装で防水機能のある塗料を使えば、住まいの耐久性アップにも役立つので活用を検討してみてください。
- 業者選びがスムーズにできる
大型の台風が来た後には、様々な住まいでトラブルが発生しています。
そのため、どの業者も台風被害の補修にあたるため、業者の確保がしにくい状態です。
人気の業者であれば依頼も多くなるため予約が取りにくくなってしまいます。
予約が取れたとしても、数ヶ月待つ可能性もあるため、その間に雨が降ってしまえばさらなるトラブルを招く要因です。
台風前にあらかじめ外壁のメンテナンスを実行していれば、トラブルを回避できる可能性が高まります。
業者選びもスムーズにできるので、異常がある際には台風前にメンテナンスをしておきましょう。
- トラブルに気付ける
外壁塗装工事の前には業者による外壁や屋根の点検が実施されます。
見えない箇所も点検してもらえるため、異常があった際にはすぐに修理してもらえます。
台風前に異常が分かれば対応できるため、大きな被害を防ぐことに役立ちます。
事前対策必須！台風前の対策
台風による被害を抑えるためにも、事前にできる対策をご紹介していきます。
- コーキングの補修
外壁にある隙間部分を目地材でふさぐ作業をコーキングと言います。
気密性や防水性を高める働きがあり、雨漏りを防ぐ役割も持ちます。
コーキングの寿命は10年程度と言われています。
環境によってはそれ以下の年月で劣化が始まる可能性もあるので注意が必要です。
劣化すれば隙間から雨水が浸入し、建物内部の腐食リスクも高まります。
台風が来る前に劣化を埋める作業を施しリスクを抑えましょう。▼コーキングについてさらに詳しく知りたい方はコチラをcheck！▼
【劣化症状を見つけたら要注意！外壁コーキングを長持ちさせるためにも知っておきたいこと】
- クラックの補修
クラックとは外壁にあるひび割れを意味します。
0.3mm以下のクラックであれば慌てて補修する必要がありません。
しかし、幅が0.3mmを超えるクラックは構造クラックと呼ばれ、住まいに悪影響を与える危険性があります。
雨水が入り込む浸入経路にもなるので、早めに対処をしておきましょう。
- 屋根材のメンテナンス
台風前には屋根材のチェックが欠かせません。
屋根材と言っても種類が豊富にありますが、瓦屋根の場合は特に注意が必要です。
毎年台風による被害で瓦屋根の破損事故に関するニュースを見た経験がある方もいるはずです。
飛散した瓦が人に当たってしまえば大きな事故になり得る危険性もあるので注意してください。
ズレやかけている部分、割れている部分がないか業者にチェックしてもらいましょう。
- 雨樋のメンテナンス
雨樋に葉っぱやゴミが溜まっているかの確認も重要です。
割れや曲がっている箇所がある場合も、排水ができなくなってしまうため危険です。
大雨が降り続いてしまえば溢れる可能性が高く、溢れた雨水がクラック部分に当たっていれば雨漏りの心配もあるため、不具合は早めにメンテナンスしましょう。
破損箇所があれば、耐久性の高い雨樋や排水量の多い雨樋の設置を検討してみてください。 - 外壁塗装
外壁塗装と聞くと、外壁の美観を良くしたいイメージがありますが、実は台風対策にもなります。
防水機能のない外壁の防水性をアップするために塗装が行われているため、定期的な外壁塗装をしないと住まいの防水性は年々ダウンしてしまいます。
台風前には外壁塗装を施し、台風による被害を防いでみましょう。
台風被害の修理は火災保険が使える？
いくら外壁塗装やメンテナンスをしても、自然の驚異には逆らえないケースもあります。
万が一被害に遭った際には、加入している火災保険をチェックしてみてください。
火災保険によっては、火災のみならず台風による被害にも適応している可能性があります。
自己負担なく復旧できる可能性があるため、一度加入している火災保険の内容を確認してみましょう。
台風被害後の注意点
台風が発生した後には悪徳業者に注意してください。
- 勝手に工事を進める
- 非営利団体を装って「無料で点検します」と嘘を付き近づいてくる
- 被災していないにも関わらず「台風による問題が発生している」と言って訪問してくる
- 契約を急かしてくる
- 膨大な費用を請求される
万が一悪徳業者が現れた際には、消費者センターに相談して対処法を模索してもらいましょう。
台風が来る前にお家を守る準備をしましょう！
台風による外壁や屋根の被害や台風前に外壁工事をするメリットをご紹介してきました。
事前に対策を施せば、台風による大きなトラブルを防げるかもしれません。
今回ご紹介した記事を参考に、台風による被害を防ぎ、大切な住まいを守り抜きましょう。
台風が発生した後には、悪徳業者も現れやすいので騙されないよう注意してください。
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