外壁塗装のトラブル事例まとめ!解決法や困ったときの相談先も紹介!
「契約後に追加料金を請求された」「塗装して間もないのに塗膜が剥がれてきた」など、外壁塗装はさまざまなトラブルを予期して行動することが重要です。万が一トラブルに巻き込まれた際、無知だと業者の思うがままに流されてしまいかねません。きちんと正しい対応をするためにも、トラブルごとの解決策を知っておきましょう。
本記事では、外壁塗装でよくあるトラブル事例と、それぞれの解決法を解説します。困ったときの相談先も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装工事の契約前後トラブル
外壁塗装工事の契約前後は、さまざまなトラブルに見舞われる可能性があります。外壁塗装が初めてだったりリフォーム自体が初めてだったりする場合は、特に契約前後のトラブルを経験しかねません。まずは、外壁塗装工事における契約前後のトラブルについていくつか事例を見てみましょう。
契約内容の認識の齟齬
担当者の説明不足や資料不足の影響で、依頼主と契約内容の認識に食い違いが生まれることがあります。これは、外壁塗装の営業をする人の知識量や対応力があまりないがゆえに起こるトラブルです。担当者は「フッ素塗料による外壁塗装」と認識している一方で、依頼者は「アクリル塗料だと思っていた」と契約前後でなることも少なくありません。
解決方法
まずは一緒に契約内容を見直しましょう。それぞれの認識を伝え合い、必要に応じて紙に記してください。すると、認識の食い違い箇所が見つかり、その場で擦り合わせることで解決します。特に塗料の種類や費用、工期などは細かく確認しましょう。
予防方法
依頼者側は、外壁塗装に関する最低限の知識を持つようにしましょう。例えば「外壁塗装は3回塗りが基本」「塗料は価格が高くなるほど耐久性は高くて長持ちする」など、塗装の基本を知っておくと担当者と話がスムーズに進み、認識の食い違いが生まれにくくなります。
セールスで契約してしまった
突然の訪問営業で外壁塗装の話をしていくうちに見積をとることになったものの、金額を提示された際に「今日契約すればもっと安くなります」「今すぐ工事した方が〇〇様のためなので即決に限り安くします」としつこく契約を迫られて契約してしまった例も少なくありません。悪徳業者の場合、他人に相談をさせる隙を与えたくないため、次々と「明日には雨漏りする」「ひび割れが大きくなる」など大袈裟なことを言い続けて緊迫感を生み出します。
解決方法
契約から8日以内ならクーリングオフ制度が利用できるため、早急に手続きをしましょう。もし9日以降で契約を破棄することになった場合は、業者に中止を申し出て、職人の手配や塗料の発注を止めてもらいましょう。
予防方法
1番効果的な予防方法は、セールスを相手にしないことです。すべての訪問販売が悪いわけではありませんが、一つの線引きとしてセールスは信用しないようにしましょう。契約するなら業者の店舗やイベント会場でするなど、あらかじめ決めておくと制御がしやすくなります。
相見積もりをせず決めてしまった
外壁塗装の見積もりは、訪問販売やイベント会場などでとることが可能です。しかし、1社目で悪徳業者に出くわすと、その場で契約するようにさまざまな言葉を並べてアピールしてきます。相見積もりをする予定だと伝えても、あまりのしつこさに思わず了承してしまう方も一定数います。特に多いアピールセリフが「お得」です。「即決ならお得な費用にします」と言いつつ、実は相場よりも高額なケースであることが大半です。
解決方法
まずは契約破棄の旨を伝えましょう。クーリングオフを申請すれば、スムーズに契約解除になります。その後、相見積もりをとって納得のできる内容の業者と契約しましょう。
予防方法
1社だけで検討することはせず、2〜3社から見積もりをとるようにしましょう。複数の見積もりを受け取ると金額や施工内容、サービス内容などが比較できるため、悪徳業者を見極めやすくなります。また悪徳業者に出くわした際は、「他のところは〇〇だった」と伝えると、諦めてくれる場合があるので試してみてください。
もうすぐ工事の予定日なのに契約書や工程表を持ってこない
優良業者の場合は、前もって連絡した上で契約書や工程表を渡します。しかし、業者の中には口頭だけで工事内容が決まり、勝手に進められるケースもあまり多くはありませんが存在します。後に「当初よりも金額が上がっている」「話していた塗料ではない」などのトラブルに発展しかねません。依頼者にとっては不安が蓄積するため、そのような状態で契約を続けるのは避けた方がよいでしょう。
解決方法
契約した業者よりも優れた業者は他にもたくさん存在するため、今回は契約の中止を伝えましょう。相手がなかなか応じない場合は、クーリングオフ制度を利用する旨を伝えてください。例え、契約日から8日過ぎていたとしても、クーリングオフ制度の有効期限は書面を受け取った日から数えて8日以内のため、問題なく解約できます。
予防方法
「言った言っていない」のやり取りをなくすために、1回目の会話から録音しておくようにしましょう。口頭のみの場合は、後からいくらでも内容を変えられてしまいます。録音という証拠があれば業者側も手抜きをしなくなるので、あらゆるトラブルを防げるようになるはずです。
費用に関するトラブル
外壁塗装に限らず、費用に関するトラブルは意外と多いものです。「話していた費用と違う」「後から請求されるとは思わなかった」など、念入りに確認したり業者の対応が行き届いていなかったりすると、契約解除に至ることも少なくありません。ここで、工事費用に関するよくあるトラブルを見ていきましょう。
追加料金の請求
見積もり金額に納得した上で契約したにもかかわらず、後から多額の請求をさせられたという被害もあとをたちません。基本的に、一度契約すると追加工事が発生することはありません。契約前に追加料金がかかる文言があれば納得できたかもしれませんが、多くの場合はいきなり告げられます。心当たりのない工事内容の発生や、担当者が変わったことで見積もり金額が無効になったなど、理由はさまざまです。
解決方法
契約時にはなかった工事を勝手に行われ費用請求された場合は、支払いの拒否ができます。追加請求分にサインしていなければ、そもそも支払う義務はありません。ただし、追加請求に対して口頭で承諾した場合は、契約を交わしたと見なされ支払い義務が生じる場合があります。
予防方法
契約書にサインする前に、今後追加料金がかかるか聞いておきましょう。かかるかもしれないと言われた場合は、なぜ必要になるのかきちんと理由を聞くようにしてください。理由を聞いた上で納得がいかない場合は、追加工事を拒否するか、契約解除を検討しましょう。
見積書の金額に納得がいかない
ホームページやチラシである程度相場を確認してから見積もりをとったものの、想像していた見積もり金額ではなかったというトラブルも多く見られます。これは依頼者と担当者の、見積もり内容に対する認識の食い違いから生まれている違和感かもしれません。依頼者が外壁塗装初心者であれば、なおさら聞き慣れない工事項目に料金が記載されていると戸惑います。
解決方法
契約書にサインする前に、見積書の金額について納得がいかない場合は、細かく丁寧に教えてもらいましょう。説明を受けていると「この工事内容は込みだと思っていた」と気づくことがあるかもしれません。その都度忘れないように、見積書の空きスペースにメモ書きしておくのがおすすめです。
予防方法
初めて見積書を見る場合は、どこをどう見ればいいのかわからないものです、なぜこの金額になったのか理解するためにも、外壁塗装工事の内訳については事前に調べておくようにしましょう。また、依頼者がわかりやすいように項目を追記してもらったり、見やすいように見積書を作成し直してもらったりすると、不安な気持ちを抱かずに契約できます。
工事に関するトラブル
塗装工事中は、仕上がりのイメージが違っていたり騒音問題に発展してたり家財を傷つけられたりと、何かとトラブルが起きます。ここで、工事に関するよくあるトラブルを見ていきましょう。
色のイメージが異なっていた
イメージしていた色の仕上がりと施工後の印象が異なるケースも多いようです。このようなトラブルに発展するのは、色選びの仕方が原因かもしれません。外壁塗装の色を選ぶときは、色見本やシミュレーションを用いて絞ります。シミュレーションを活用すると、完成後のイメージがしやすくなるのが利点です。
しかし、外壁は太陽の光を浴びているため、室内の照明下で見る色見本と印象が異なります。多くの方は、色見本をショールームや店舗などの室内で確認するため、イメージと施工後の仕上がりに違和感を覚えてしまうことも少なくありません。
解決方法
イメージとは違う仕上がりで満足できない場合は、業者に塗り直しの依頼をしましょう。色を選んだのは依頼主のため、塗り直しにかかる費用は自己負担です。足場を撤去する前であれば、足場分の費用は浮くかもしれません。
また、外壁塗装の色を選ぶときは、色の面積効果にこだわることが重要です。色の面積効果とは、同じ色でも面積の大きさによって見え方が異なる効果のことを指します。
例えば、膨張色であるホワイトやベージュを外壁に塗装すると、実際よりも大きく見えますが、メリハリがない仕上がりになります。見え方まで考えて色を選ぶことができたら、失敗したと思わなくなるでしょう。
予防方法
予防策としては、A4サイズ程の塗板で見本を用意してもらい、外の光の中で色を確認する方法があります。外と中を見比べると異なる色に見えるかもしれませんが、実際に見るのは外で見る方の色です。もしサンプルを持ち帰れるようであれば、日中以外にも夕方や夜での見え方も確認しておくとよいでしょう。
騒音に対する近隣トラブル
外壁塗装は音が出る工程が少ないものの、足場の設置や高圧洗浄機を使うタイミングは近隣に迷惑がかかります。神経質な近隣の方であれば、クレームがきてしまうことも少なくありません。
しかしながら、外壁塗装を静かに行うことはできません。特に住宅地にお住まいの場合は、広範囲の方々に迷惑をかけることになるでしょう。
解決方法
クレームが起きたら、業者と一緒に謝罪しに行きます。謝罪に伺った際に今後のスケジュールや音が出やすい時間帯なども説明し、承諾を得られるように誠心誠意謝罪しましょう。
予防方法
騒音に対する近隣トラブルを予防するためには、工事前にしっかり挨拶することが大切です。工事期間中は騒音が発生する可能性があることを近隣の方に伝えておけば、温かく見守っててくれるでしょう。口頭のみのスケジュール共有では忘れる人も多いため、工事のスケジュールを記載した紙を配ると、より予防になります。
自宅の車や植物を汚された、壊された
施工中、業者の不手際で自宅の車や植物を汚されたり壊されたりした場合は、清掃や弁償をしてもらいましょう。塗装業者の多くは万が一に備えて保険に加入しているため、依頼者が自己負担することはあまりありません。相手が傷つけてしまったことに深く反省し、誠意を見せる様子があれば、そこまで大事にする必要はないでしょう。
解決方法
工事中に汚れた箇所を写真に残しておきましょう。さまざまな角度から撮影しておくと、後で役に立つかもしれません。もし業者が傷つけたことに気づいていない場合は、軽く指摘しましょう。
予防方法
細心の注意を払って工事をしてくれていたとしても、何が起きるかは誰にも予測できません。だからこそ、工事中は車を別の場所に停めておいたり、外壁周辺に置いてある物は離れた場所に保管したりするようにしましょう。前もって家財を移動させておくと、お互いにとって気を使う要素が一つ減ります。
工事後に関するトラブル
外壁塗装におけるトラブルは工事後にも潜んでいます。ここで、工事後に関するよくあるトラブルについて見ていきましょう。
塗りムラ、塗り残し
塗装後に塗りムラや塗り残しを発見する場合があります。このような場合は、その場で業者に指摘しましょう。塗りムラが起きるのは、3回仕上げなところを2回仕上げにされたことが原因かもしれません。「これくらいの塗り残しなら…」と遠慮する必要はないため、業者に説明を仰ぎ塗装をしてもらいましょう。
解決方法
業者が現場から離れた後に塗りムラや塗り残しに気づいた場合は、写真を撮って業者に連絡しましょう。外壁塗装業者には工事保証があるため、後日無償で対応してくれることがほとんどです。保証を受けるためには早めの連絡が欠かせません。保証期間がどのくらいか確認すると同時に、施工後は外壁まわりを一通り見てみましょう。
予防方法
依頼主が工事完了前に仕上がりを確認すると、その場で塗装の可否がわかります。多忙で日中家にいない場合は直接見ることができないので、業者に工程ごとの写真をメールで報告してもらえないか相談してみましょう。
塗膜がすぐにはがれてきた
短期間で塗膜が剥がれるのは、塗装当初の洗浄や乾燥が十分ではなかったり、下地塗りがしっかり行われていなかったりすることから起こる施工不良の可能性が考えられます。正しく塗装が行われていないと塗膜は剥がれやすくなります。契約したときの金額があまりにも安かった場合は、塗りの回数や塗料の希釈率を誤魔化していたのかもしれません。
解決方法
まずは、工事の見積書や契約書を確認しましょう。改めて書類を見ると、工事内容に不備があったり異なる工事をされていたりしたことに気づくかもしれません。保証期間内であれば塗り直してもらえる可能性があるため、業者に連絡しましょう。
予防方法
極端に安い金額を提示する業者には注意してください。あまりにも金額が安いと、本事例のように短期間で不具合を引き起こす可能性が高まります。見積もりは2〜3社程度からとるようにし、費用相場に見合った業者に依頼するようにしましょう。
保証を受けたかったが、業者と連絡がつかない
業者と連絡がつかないのは倒産が考えられます。外壁塗装してくれた業者が数年後倒産していた、という事例は意外と多いものです。会社が倒産すると保証はなかったことになりますが、業者がリフォーム瑕疵保険に加入していた場合は、公的な手続きを踏むとメンテナンスにかかる費用を補償してもらうことができます。
解決方法
業者の保証が受けられなくなった場合は、住宅リフォーム事業者団体による「リフォーム瑕疵保証」を利用しましょう。ただし、補修にかかる費用をすべて補填されるわけではないので、ある程度自己負担があることは覚えておきましょう。
予防方法
万が一これから依頼する業者が倒産しても損にならないように、工事契約の際にリフォーム瑕疵保険に加入してもらえないか業者に依頼してみましょう。リフォーム瑕疵保険への加入は任意のため、依頼者からの打診がない限り加入しないことがほとんどです。そのような場合は、リフォーム瑕疵保険に加入している業者に外壁塗装をお願いしましょう。
トラブルが起きた時の相談先
基本的には塗装業者と話し合いのもとで解決するのが望ましいですが、業者によっては施工後からまったく対応されなくなることも少なくありません。なかなか取り合ってもらえない場合は、下記の相談先に事情を話してみましょう。
相談先 |
相談内容 |
費用相場 |
塗装業者 |
・塗装後に不具合が見つかった ・短期間で塗膜が剥がれた
|
塗装業者が要因のトラブルであれば無償になる場合がある |
消費センター(国民生活センター) |
・悪徳業者に迫られて契約してしまった ・詐欺に遭った
|
無償 |
住宅リフォーム・紛争処理支援センター |
・塗装業者と話がまとまらない ・塗装業者に取り合ってもらえない
|
無償 |
弁護士 |
・上記相談先では対応できない ・損害賠償請求をしたい ・法的に解決したい |
有償 |
塗装業者
塗装業者の不手際で外壁塗装に施工不良が見られた場合は、まず相談しましょう。実際に塗装業者が確認しに訪れてミスを認めた場合は、無償でやり直してもらえることがあります。ただし、保証内容については業者によって異なるため、場合によっては依頼主の実費で補修することになるかもしれません。
施工後のトラブルを避けるためにも、保証内容はきちんと確認しましょう。
消費センター(国民生活センター)
消費センターは、消費者庁が管轄する機関です。リフォーム専用の相談先ではありませんが、日頃から「悪質なリフォーム訪問販売」や「高額請求される」などの事案の相談を受けているため、適切なアドバイスをもらえます。
住宅リフォーム・紛争処理支援センター
住宅リフォーム・紛争処理支援センターは、住宅リフォームに関するさまざまな相談を受け付けています。不当な高額請求をされたり施工不良を認めなかったりなど、個人で解決するのが難しい場合は、こちらに相談してみましょう。建築士や弁護士が在籍しているため、専門的な面から対処法を教えてくれます。
弁護士
上記の相談先では解決できなかった場合は、最終手段として弁護士に相談してみましょう。弁護士は法律のプロなので、法的な処置で対応してくれます。費用はかかりますが、確実に手助けしてくれるため心強い存在です。
外壁塗装は信頼できる業者に依頼しよう
外壁塗装を考えている方は、本記事で紹介したトラブルの解決策と予防策をしっかり覚えておきましょう。最低限でもよくあるトラブルや外壁塗装について知識を身につけておくと、実際に見積もりをとる際にスムーズに話が進みます。信頼できる業者を見つけて、外壁塗装をしましょう。
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