雨漏りの応急処置や修理は自力でできる？業者に依頼した方が良い理由とは
雨漏りが起きた時、業者に依頼するとお金がかかるからと、自分で直そうと考える人は多いです。
自分で雨漏りを修理するにはどのような方法があるのでしょうか？
今回は、雨漏りを見つけた時にやるべきことや、放置するデメリット、応急処置の方法などについてご紹介します。
雨漏り修理を業者に依頼するメリットを知りたい方も、ぜひ参考にご覧ください。
雨漏りを見つけたらどうすれば良い？
雨漏りが起きた時、一体どうすれば良いのでしょうか？
まずは雨漏り発生時にどのような対応をとるべきかご紹介します。
- 二次被害が起きないようにする
雨漏りに気付いたら、まずは雨水が床に落ちないように対策をする必要があります。
床に水が直接落ち続けると、床に使われている材質によってカビが生えやすくなったり、建物自体の劣化が早まったりするなどの二次被害が起きてしまいます。
天井からの雨水が落ちてくる場合は、バケツや洗面器などで受け止められるように設置します。
他にも、移動させられる家具などがあれば、早めに移動させることが大切です。
移動させても家具などへの被害が心配な場合は、レジャーシートやビニールなどを被せるとより安心です。
- 自分で修理できるか判断する
雨漏りが起きた場合、自分で修理するのか、それとも業者に依頼するのかを決めます。
原因が特定できた場合や比較的簡単に修理ができそうな場合は、自分で修理することも可能です。
しかし、雨漏りは原因の特定が非常に難しく、プロでも慎重に調査を行うほど難易度が高いと言われています。
特に屋根裏や壁の中の被害は素人にはわかりづらいため、業者に依頼するのがおすすめです。
- 火災保険が使えるか確認する
雨漏りは、火災保険が適用されるケースもあります。
雨漏りの修理は範囲や被害によって費用が高くなるため、なるべく費用を抑えるためにも、火災保険が使えるかどうかの確認はしっかりとしておきましょう。
火災保険が適用されるケースは、風災や雪災、雹災などの自然災害によるものが多いです。
ただし、ひび割れなどがある場合は、経年劣化による雨漏りと認定される可能性があるため注意が必要です。
日頃から建物のメンテナンスをしっかりと行っておくことが大切と言えます。
雨漏りを放置するとどうなる？
雨が降らなければ水滴が落ちてこないからと雨漏り修理を行わない人もいるでしょう。
しかし、雨漏りを放置すると建物自体の劣化を早めてしまうこともあるため、早急に修理を行うのが必要です。
ここでは、雨漏りを放置するとどんなことが起こるのかをご紹介します。
- シミができてしまう
雨水によって、内壁や天井にシミができてしまいます。
雨漏りによるシミはこすっても消えてくれないため、クロスなどの交換工事が必要になってしまうのです。
なるべく早く修理を行うことで、雨漏りによるシミを回避できるでしょう。
- カビが繁殖してしまう
雨漏りしている場合は、屋根裏や壁の中にも雨水が浸入しています。
屋根裏や壁の中は特に日差しや風が入らないため、カビが大好きな場所なのです。
雨漏りを放置すると、やがて部屋の中にもカビの影響が出始め、最終的には健康にも関わってくる可能性があります。
カビの繁殖はもちろん、健康被害を避けるためにも雨漏りを放置しないようにしましょう。
- 害虫や害獣による被害
シロアリやネズミもジメジメした空間が大好物の生き物です。
湿気の多い木材を好むシロアリによる食害は、知らない間に建物をボロボロにしてしまう恐ろしいものです。
木材だけでなく、ありとあらゆるものをかじってしまうため、電気などの設備面にも影響が出てくるでしょう。
どこからでも侵入されてしまうこともあり、完全にブロックすることは困難です。
- 最悪の場合家が倒壊してしまうことも
木材は雨水にさらされ続けると、腐ってしまいます。
木材が腐ると建物を支えきれなくなり、建物が傾いたり天井が抜け落ちてしまったりします。
最悪の場合、地震が起こった時に倒壊してしまう恐れもあるのです。
建物の強度を保つには、迅速な雨漏り修理が欠かせません。
雨漏りは自分で修理できる？
雨漏り修理を自分で行おうと考える人もいますが、実は雨漏りの修理はとても難しいと言われています。
素人であると正確に原因を特定できないことが多く、完全に雨漏りを止められない可能性があります。
雨漏りが止められたとしてもすぐに劣化してしまい、再発してしまうことも少なくありません。
そこで、雨漏りの応急処置方法をご紹介します。
- コーキング材
雨漏り応急処置で代表的なものは、コーキング材を使用する方法です。
コーキング材はDIYでもよく使われるほど扱いやすく、雨漏りの応急処置にもピッタリです。
しかし市販で売っているコーキングには種類があります。・外壁の補修にはウレタン系コーキングを使用しましょう。
弾性を持ち、クラックの補修や目地の補修に適しています。
変形シリコンより安いため、DIYなどで使用されることが多いです。・キッチンや浴室などの水回りにはシリコン系コーキングを使用しましょう。
耐水性が高く、内装の常に水に濡れる箇所に適しています。
油分が多く、シリコン系のコーキングの上に塗装は出来ないので外壁などにはオススメしません。使用する箇所によって適切なコーキング材も異なるのでご自分で用意される方は注意が必要です！
適切な材料を使って、雨漏りの原因である箇所をコーキング材で埋めましょう。
見栄えが悪くなってしまう可能性があるため、コーキング材がついてほしくないところにマスキングテープを貼るのがおすすめです。
- 補修スプレー
女性や子どもでも簡単に使える補修スプレーは、手軽に応急処置ができるアイテムとして人気です。
補修したい部分にスプレーを吹きかけるだけでコーティングをしてくれます。
防水効果が期待できる上、色なども付かないため、見栄えについての心配も必要ありません。
忙しくて補修作業ができない場合や、なるべく簡単な方法で処置したい場合は、補修スプレーがおすすめです。
ただし、あくまでも応急処置になります。
形成される防水層が薄く、一定の期間しか効果を期待できませんので注意が必要です。
- 防水テープ
素人でも簡単に扱えるものとして、防水テープが挙げられます。
雨の浸入口を塞ぐことで一時的に雨水の浸入を防げます。
浸入口とその周辺の汚れを十分に落としてから貼り付けることで粘着力を持続させられるため、しっかりと掃除をしてから貼り付けましょう。
- ブルーシート
雨水が屋根から入ってきている場合は、屋根に直接ブルーシートをかける方法があります。
大きなブルーシートで屋根を覆うことで、雨水の浸入を防いでくれます。
この方法は見栄えが悪くなりますが、一時的に雨漏りを防ぎたい時に効果が高く、細かい作業も必要ないため高所での作業短縮も可能です。
ただ、応急処置とは言え、屋根に登るのは非常に危険です。
高所作業による落下リスクに注意する必要がありますので以下に注意してください。・天候に配慮する：雨の中作業は視界が悪く、滑って転落事故に繋がってしまいます。
・2人以上で行う：雨漏り防止の際、二人で作業すると事故の確率を低くすることができます。
・服装に配慮する：すぐに脱げてしまう靴や、裾を引きずってしまうズボンで作業すると躓いて転倒する恐れがあります。
雨漏り修理は業者に任せるのが安心
雨漏り修理は原因特定が難しいだけでなく、高所での作業も多いです。
確実に修理するためには、やはり業者に依頼する方法が良いと言えるでしょう。
雨漏り修理を業者に任せるメリットを詳しくご紹介します。
- 原因をしっかり特定してくれる
ひび割れや破損を直すだけでは、根本的な解決にならないのが雨漏りの難しいところです。
プロは、赤外線サーモグラフィー・注水量測定・画像解析などを駆使して雨漏りを完全に止める修理を行ってくれます。
また、進行度も調査してくれるため、屋根裏や壁の中、建物の柱などの修理も併せて行えます。
結果的に施工時間の短縮やコスト削減につながるでしょう。
- 安心・安全
雨漏りの修理とはいえ、業者はしっかりと足場を組んでから作業にあたってくれます。
足場があることで、修理に専念できるのはもちろん、怪我などの心配も軽減されるなど多くのメリットが得られます。
高所での作業は必ず危険が伴うため、プロに任せるのがおすすめです。
- 短期間で修理してくれる
素人が修理を行うと、余計に時間がかかってしまうことが多い上、雨漏りが再発してしまう可能性も高いです。
業者に依頼する場合は原因の調査を行ってから修理を始めるため、直すべき場所がはっきりしており、作業自体がスムーズに行われます。
また、雨漏り修理のプロなので、手際よく作業が進むのもメリットです。
雨漏りの応急処置は業者に相談しましょう
今回は、雨漏りは自分で修理できるのか、応急処置の方法などをご紹介しました。
雨漏りの応急処置方法はいくつかありますが、完全に雨漏りを修理するのは難しいでしょう。
雨漏りは原因の特定が非常に困難で、高所での作業になるため、危険が伴います。
なるべく早く業者に相談し、根本的な解決に向けてしっかりと話し合いましょう。
弊社には雨漏り診断士の資格を持ったスタッフが在職しています。雨漏りでお困りのことがありましたら一度、ミヤケンまでご相談ください！
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