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外壁材によって劣化症状や補修方法は様々!外壁材の種類と特徴

外壁材によって劣化症状や補修方法は様々!外壁材の種類と特徴 | 外壁材

お家は同じ立地・同じ大きさの建物を建てても外壁材の種類によって劣化の状況やスピード、補修方法は異なります。

今回は外壁材それぞれの種類と特徴についてご紹介していきます。

外壁材の役割

まずは、外壁材の役割をご紹介していきます。

  • 美観を整える役割

美観とは、外面の美しい様子を指します。家を見る時、まずは外観が目に入るでしょう。その外観に汚れや傷が多ければ、いくら住み心地の良い家でも残念に感じてしまいます。

デザイン性が優れ、汚れのない外壁であると見ているだけでも気持ちが良いでしょう。

  • 建物の内部を保護する役割

外壁なので、家の内部とは関係ないと思われがちですが、実は風や雨、紫外線などから建物内部を守る役割を持っています。よって、快適に過ごすためにも外壁材には防水性や防風性、耐震性や耐火性などの性能が求められます。

  • 室内環境を整える役割

外壁によって室内環境にも差異が生じます。例えば、寒い冬には温かな暮らしを守るために必要な断熱性は外壁材に求められます。一方、夏の暑さによる室内温度の上昇を防ぐためには、遮熱性も欠かせません。

さらに外のうるさい騒音が室内に響かないようにするのには、遮音性も欠かせないでしょう。

新築戸建に採用される外壁材の割合

外壁といっても種類は1つだけではありません。窯業系サイディング、モルタル、金属系サイディングなどがありますが、日本の新築一戸建てに使われている外壁の種類の割合は以下のようになっています。

・窯業系サイディング:8割

・モルタル:0.6割

・金属サイディング:0.3割

窯業系サイディングが大部分を占めていることが分かります。これは窯業系サイディングのデザイン性の高さと施工のしやすさ、低価格が理由に挙げられます。

 

外壁材の種類

次に様々な種類のある外壁材の特徴についてみていきましょう。

サイディング

サイディングにも種類があります。

・窯業系サイディング

窯業系サイディングは、セメント質と繊維質といった原料からなる外壁材です。板状の外壁材を外壁の表面に固定することで美しい外観が生まれます。

発生しやすい劣化は、ボードの反りやコーキングの剥がれのほか、壁に触れると白い粉のようなものが付着するチョーキング現象などがあります。

この他にも、カビや藻の発生、ひび割れなどがあるので、これらの劣化が現れたらメンテナンスのサインだと受け取りましょう。

・金属系サイディング

ガルバリウムやアルミなどの金属が使われている外壁材です。メンテナンスまでの周期が長い魅力を持っていますが、水が浸み込むほか、ひび割れや塩害、白錆びといった劣化現象が起こります。

・木質系サイディング

天然木を加工した外壁材で、優しい風合いでナチュラルな見た目が魅力的です。対候性や耐久性に強い性質も持っています。考えられる劣化現象としては、返照や腐食、色褪せやカビなどです。

  • モルタル

砂とセメントと水を合わせた外壁材をモルタルと言います。デザイン性に優れている点が一番の魅力で塗り壁ならではの風合いを演出することができます。仕上げ方法は以下の4つです。

・吹き付けタイル

タイルガンでけい砂や軽量骨材、樹脂などを混ぜ合わせたものを吹き付けることで外壁が完成します。

吹き付け方で違った見た目になるでしょう。カビやコケの発生、クラックやチョーキング現象が表れ現れたらメンテナンスを検討しましょう。

・リシン仕上げ

表面がツブツブしている粗い質感です。自然石の風合いに近くシンプルな仕上がりとなります。

考えられる劣化現象としては、クラックや汚れです。

・スタッコ仕上げ

大理石やセメント、砂などを混ぜた原料を吹き付けやコテなどを使用して塗装していく工法です。重厚感や高級感のある外壁になるでしょう。

ただし、凹凸があるので汚れが溜まりやすいです。劣化が早まる原因にもなるので、早めにメンテナンスを実行しましょう。

・左官仕上げ

漆喰や珪藻土、火山灰などを主原料とした材料をコテで左官職人が仕上げる工法です。コテの使い方によって仕上がりに違いが出ます。亀裂やチョーキング現象といった劣化が現れやすいです。


ケイ酸質、石灰質、アルミニウム粉末を主原料とした外壁で、軽いので建物に負担を与えない点が魅力です。細かな気泡があるため断熱性・遮音性に優れていることも特徴です。色あせやコーキングの劣化がメンテナンスのサインと言えます。

  • コンクリート

コンクリート打ちっ放しの家はデザイン性の高さが魅力です。頑丈な見た目からメンテナンスの必要がないと判断されがちですが、ひび割れやカビ、表面の剥げなどが劣化症状として挙げられます。

  • レンガ

温かみがあり自然な風合いが魅力のレンガ造りの外壁は、耐熱性や蓄熱性といった性能を持っています。カビや汚れといった劣化が起きにくい利点がありますが、物が当たって破損したときに修繕費用が高額になります。

  • 珪藻土

植物プランクトンが積み重なってできた土で近年ではバスマットにも利用されています。耐火性が高く、調湿機能があるなどのメリットを持っています。劣化としてはひび割れや剥がれが考えられるので、定期的に確認しましょう。

  • タイル

丈夫で長持ちすると言われているタイルの外壁は、高級感のある見た目になり傷にも強い特徴を持っています。浮きや剥がれといった劣化があるので、タイルが落下する前にメンテナンスをしましょう。

  • 漆喰

有害物質を吸着し、調湿効果のある漆喰の外壁は、耐用年数が長い特徴を持っており、メンテナンスをすることでさらに長い間快適に暮らすことができます。傷が付きやすい欠点があるので、ひび割れが目立つようになればメンテナンスを検討しましょう。

 

塗装ができない外壁材はあるか?

メンテナンスのためにも、外壁塗装を検討している人はいるでしょう。しかし、通常の塗装ができない外壁材も存在します。

外壁に付着した汚れを分解する光触媒コーティングや雨で汚れを落とす親水性コーティング、汚れにくさのあるフッ素系コーティングがされたサイディングは、外壁の美しさを保つことに有効ですが、一方で塗料が付着しにくい欠点を持っています。

そのため、通常のサイディングと同じ方法で塗装を施してもすぐに剥がれてしまうことがあるのです。このような外壁は難付着サイディングと呼ばれるので、よく確認する必要があるでしょう。

メンテナンスの際は、下塗りなどを専用塗料にすることで塗装は可能です。外壁材を見極めることのできる専門業者に相談しましょう。

 

■まとめ

外壁といっても様々な種類があります。

外壁材によって劣化の症状や修繕方法はさまざまです。自身の家の外壁の種類を確認し、適切な修繕を行いましょう。

まずは定期的に外観を確認し、劣化が起きていないか調べることがお家を傷めない近道です。お家のことで気になることは専門店へ相談がおすすめです。

 

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