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契約は慎重に!悪徳業者が良く使う手口や手抜き工事の例

金額問わず何かを購入するときに「失敗したくない」と考えるのは消費者として当然のことです。とくに高額になるリフォーム工事は慎重になります。

外壁塗装工事の業界に一定数いるといわれる悪徳業者に騙されてしまうと、せっかくのお家のリフォーム工事が納得のいくものになりません。今回は悪徳業者がよく使う手口や手抜き工事の事例についてご紹介します。騙されないためには、この記事を読んで対策や方法を検討してみましょう。

 

外壁塗装は悪徳業者が多い?

様々なジャンルの悪徳業者がいますが、特に外壁塗装に関しては悪徳業者に騙されたという声が多く上がっています。

なぜ、外壁塗装は悪徳業者が多いのか疑問に感じる人もいるでしょう。

  • 工事内容が分かりにくいから手抜きしやすい

外壁塗装で悪徳業者が多い理由は、一般人に分かりにくい工事なので手抜き工事をしてもバレにくいからでしょう。専門家でない限り、外壁塗装の工事に関しては見た目できちんと塗れているか、塗り残しがないかなどでしか判断することができません。

外壁塗装は下地処理をきちんと行い、塗料を適度に薄めて一定の回数を塗るという作業により、塗料のもちが変わってきます。目に見えない作業をきちんと行うことが耐久性の高さとなりますが、簡単に分からないので悪徳業者は手抜き工事をしてしまうのです。

  • 定価がないから適正価格が判断しにくい

外壁塗装は定価のない工事と呼ばれている部分も、悪徳業者が増えている理由でしょう。料金は使用する塗料や塗る面積によって決まるため、適正な価格が判断しにくくなっています。

そのため、相場と同じ金額に合わせて見積もりを出したにも関わらず、実際には少ない人数で質の悪い工事を行う場合もあります。

また、これらの悪徳業者はいきなり訪問してきて、不安を煽るようなことを言い、契約を迫るパターンが多いです。特に外壁塗装の訪問販売には注意しましょう

悪徳業者のよくある営業トーク

悪徳業者によくある営業トークをご紹介します。このような言葉を使ってきた場合は注意しましょう。

  • 30年以上持つオリジナル塗料を勧めてくる

外壁塗装は、少しでも長持ちするものを使いたいと誰もが思うでしょう。そこに付け込んで、1回の塗装で30年以上長持ちするというオリジナル塗料を勧めてくる場合は注意しましょう。

これらの塗料は自社で開発したオリジナル塗料であったり、メーカーとの共同開発だったりということが多くありますが、大手塗料会社が開発できていないものを他が簡単に作ることはできません。

どんなに長持ちする塗料でも、サイディングに使用するコーキングは15年~20年で補修が必要になるので、全くメンテナンス要らずということはないのです。

 

  • 大幅な値引き

塗料の提案内容がとても高く、そこから大幅に値下げするという営業トークは、外壁塗装の面積が大きめであったり、単価が高めに設定されていたりする場合がほとんどです。

最初から高い金額にしていれば、大幅な値引きをしてもらったと勘違いしやすいからです。このような提案をする会社は、そもそも信用できないでしょう。

 

  • モニター価格で値引きする

「周辺の地域限定でモニター価格にさせてもらう」、「養生シートに社名を入れさせてもらうと宣伝になるから割引にする」などモニター価格で値引きをするというのも要注意です。

このような理由の値下げは、粗悪な工事が行われることが予想でき、使用する塗料に関してもグレードが低い可能性があります。

 

  • 契約を急かしてくる

急に訪問してきて、「今すぐ塗装しないと雨漏りの被害が出る」、「今契約してくれたら値引きします」など早急に契約を急かしてくる場合、悪徳業者の可能性が高いでしょう。

外壁塗装は数日で劣化するものではなく、また外壁の状況をきちんと判断しなければ価格も決まらないため、このような業者は信用できません。

不安な言葉で契約を済ませてしまうかもしれませんが、早急に塗装しなければならないような状態なら住んでいる人は既に気が付いているはずです。

 

■危険な見積り内容

ここでは、悪徳業者だと分かってしまう見積もり内容についてご紹介します。このような見積もりを提示されたら、その場で判断しないようにしましょう。

  • 屋根塗装が含まれていない

外壁塗装を行う場合、一般的には屋根も同時に塗装していきます。その方が新たに足場を組む必要がなく、工事も1回で済ませられるからです。

しかし、悪徳業者の見積もりには外壁塗装の料金と足場代だけで、屋根塗装に関しての料金が含まれていない場合があるので注意しましょう。

「足場を組んだから追加で屋根工事しよう」と途中で言ってさらに費用を請求してくる場合や、見積もりで安く見せかけるなどの方法を取っている可能性もあります。

 

  • 塗料や数量が曖昧

見積もりを確認した際に、外壁塗装も屋根も一式という言葉でまとめられている場合、悪徳業者の可能性があります。

外壁塗装に慣れているから一式でまとめているだけと思うかもしれませんが、一式で済ませているのはきちんと現場を確認していない、またごまかそうとしている可能性が高いです。

また外壁塗装の塗料はアクリルやフッ素などによって耐用年数が全く違い、金額も異なります。そのため、使用する塗料に関しても明記していないのは、耐久年数の低い塗料にもかかわらず高い金額で提示して、お客様を騙そうとしている場合が考えられます。

そのため、一式で済ませている場合は手抜き工事のリスクが高いということでしょう。

 

  • 塗料の単価が高すぎる

塗料の単価が高すぎる、安すぎるというのも見積もりから悪徳業者を判断できるポイントです。

それぞれの平均単価は、以下の通りです。

・ウレタン:1,000~1,200円/㎡

・シリコン:2,500~3,500円/㎡

・フッ素:3,500~4,500円/㎡

・ラジカル:2000~3000円/㎡

・無機:5,000~5,500円/㎡

これらの価格よりも大幅に金額が違った場合は、危険な見積もりである可能性も高いでしょう。

 

  • 塗り面積が大きすぎる

外壁塗装の見積もりでは、塗り面積で適正な価格を判断します。

一般的な住宅では、外壁と屋根を同時に行っても80万円~120万円程度とされており、この費用は外壁と屋根の塗装面積から計算します。

ざっくりとした外壁塗装の面積は、延坪×3.3(1坪)×係数(1.2~1.7)で求められます。係数とは窓などの塗らない部分のことで、外壁の面積から窓の面積を抜いた㎡数が塗装面積になります。

係数を1.2で計算した場合の外壁の塗装面積は次の通りです。この数量から大幅に外れるような場合は業者に確認しましょう。

 

延べ床面積

外壁の塗装面積

25坪

99㎡

30坪

118.8㎡

35坪

138.6㎡

40坪

158.4㎡

45坪

178.2㎡

50坪

198㎡

 

 

 

手抜き工事の例

悪徳業者が行う手抜き工事の事例をいくつかご紹介します。

  • ケレンなどの下地処理を行わない

外壁塗装において、ケレンなどの下処理は塗装を行う前の重要な作業です。しかし、作業時間も経費もかかってしまうため、悪徳業者は処理を甘くしたり、作業自体をしなかったりなどの手抜き工事をする場合があります。

下地処理が行われなかった場合、塗装から5年以内に塗料の剥がれや色褪せなど不具合が生じることがあります。

  • 見積書通りの塗装回数を塗らない

外壁塗装では、通常下塗り、中塗り、上塗りの3回行う必要があります。しかし人件費削減のために塗装回数を減らす悪徳業者は、通常1週間の工事を5日間で済ませてしまうのです。本来の塗装の効果を発揮できないだけでなく、塗膜も薄くて外壁塗装の意味がなくなってしまいます。

  • 塗料を必要以上に薄める

悪徳業者は、塗料を必要以上に薄めて材料費を浮かせたり、薄めることで塗りやすくなるので作業時間を短縮し人件費を浮かせたりします。薄めた塗料を塗られた場合、本来必要な塗膜の厚さがないため、短期間で塗り直しが必要になるでしょう。

  • 塗料が乾燥する前に重ね塗りする

外壁塗装では、塗料が乾くまでしっかりと乾燥させることが重要です。悪徳業者は乾燥させないまま上に重ねることがあります。これも少しでも早く工事を終わらせたい、人件費を削減したいという理由がほとんどです。

塗装後すぐに気が付くことはなくても、数年後に塗膜の膨れや急激な色褪せなどの不具合としてあらわれることになります。

 

悪徳業者と契約しないために

悪徳業者と契約しないためには、どのようなことに注意するべきでしょうか。

  • すぐに契約しない

悪徳業者は、契約を急かしてきます。また今すぐ契約しないと住宅がどうにかなってしまうかのような言葉をかけるかもしれません。しかし、このような言葉を信じてすぐに契約しないようにしましょう。

 

  • 複数社から見積もりを取る

外壁塗装は、1社だけでなく数社から見積もりを取って比較してから契約しましょう。複数の会社から見積もりを取る理由は、価格だけでなく工事内容などを比較する必要があるからです。

価格が安い所に惹かれがちですが、安すぎるのには何かしらの理由があります。悪徳業者は素人の判断では難しいので、複数から見積もりを取った時に内訳を比較したり、わからない部分の説明を受けたりしてから判断しましょう。

悪徳業者と契約してしまったら

もし悪徳業者と契約してしまった場合は、クーリングオフ制度を利用しましょう。形ある商品に関わらず、契約から8日間であれば対象となっています。業者の言い分に流されてしまいそうであれば、他の家族と一緒に伝えることもできます。

また悪徳業者の契約書で、記載必須内容が抜けている場合は工事が始まってからでもクーリングオフが可能です。

契約日や印鑑、クーリングオフに関しての記載がされていない場合は、すぐに申請するようにしましょう。

 

まとめ

外壁塗装は、残念ながら悪徳業者が多く潜んでいます。

これはそれぞれの住宅において、外壁塗装の条件などが異なるため適正価格が素人では判断しにくいからでしょう。

しかし、悪徳業者を見極めるためのポイントがいくつかあります。これを参考に、悪徳業者と契約しないように気を付けましょう。

 

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