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塗装業界で多いトラブルとは?

定期的なメンテナンスが必要な外壁・屋根塗装。

陥りがちなトラブルを事前に知っておくことで、トラブルを回避してメンテナンスを成功に導きやすくなります。

このページでは、外壁・屋根塗装での施工前・施工中・施工後のトラブル事例と、もしもトラブルに遭ってしまった時の対処法について紹介しています。

 

■施工前に多いトラブル

 

外壁・屋根塗装の施工前に起きてしまうトラブルは次のようなものがあります。

  • 工事が始まらない

契約したあと、担当スタッフと連絡が途絶えてしまって、いつから工事が始まるのかわからない場合があります。足場を立てるにあたり、お家の周りのお掃除や植栽をまとめるなどお客様も準備期間が必要です。

このような時は、業者に状況の確認・工程表の提出を依頼しましょう。施主側の意向をしっかり伝えることも工事を円滑にすすめるうえで大切です。

■施工中に多いトラブル

 

施工中によく起きるトラブルは次のようなものがあります。

 

  • ご近所からのクレーム

ペンキや高圧洗浄の汚れが隣家の敷地に飛んでしまったり、足場設置の騒音や塗料の臭いでご近所に迷惑をかけてクレームにまで発展してしまう場合があります。クレームが発生したら、真摯に謝罪することが唯一の解決策です。施工業者に内容を伝えて、再発を防止することもとても大切ですね。

また、ご近隣様からのクレームを未然に防ぐために大事なことは、事前にご近隣様への挨拶をすることです。ご挨拶はお客様・業者の方、どちらが行っても良いでしょう。

弊社ではスタッフが工事期間を明記した資料と粗品をもってご挨拶に回っています。ご近隣の方も施工している業者が分かると、もしもの時に問い合わせができるので安心です。

近隣様への挨拶

  • 車や植木などに塗料がつく

外壁・屋根塗装の場合、足場に飛散防止のメッシュシートを設置しますが、稀に塗料が周辺のものに付着してしまう場合があります。

周辺のものに塗料が付いてしまうのは、器物破損の扱いになるため、塗装業者に弁償してもらうよう伝えましょう。それでも弁償に応じてもらえない場合は、弁護士などの専門家へ相談が必要です。

このようなことを未然に防ぐためには、塗装前の養生作業時に、植木などの細かいところまで養生してもらい、塗装中には周辺の物は撤去しておく方が安全です。

  • 期間内で工事が終わらない

外壁・屋根の塗装は、雨や強風などの天候によって工期が延長されることがよくあります。よほどの過失があって工期が延長される場合でなければ損害賠償などは難しいです。塗装業者に再度日程の確認などを行って、見通しを立ててもらいましょう。

 

  • 言った言わないのトラブル

施工前に伝えたことが守られていない、この「言った言わない」のトラブルは外壁・屋根塗装を含むリフォームではよく起こります。この問題はどちらも証拠になるものがない場合どちらかが折れない限り、解決は難しいです。

「言った言わない」を防ぐためにも、打ち合わせの時にはメモを取って、書面に残しましょう。また、見積書をみれば工事内容がわかるまで詳細に記載してもらうこともおすすめです。

 

■施工後に多いトラブル

 

施工後によく起きるトラブルは次のようなものがあります。

 

  • 追加費用を請求された

施工中に見積書や契約書には記載していない工事を、追加工事としてすすめられて了承したら追加費用を請求される、ということがあります。雨樋や雨戸などの付帯部分の塗装を、見積書には含めずに後からすすめられるというのも一つの例です。

施主側が追加工事を了承したなら、解決する方法は残念ながらありません。こうならないためにも、見積りの段階で塗装したい箇所を細かく伝えておきましょう。

 

  • 足場が撤去されない

塗装工事自体は終了しているのに、中々足場が撤去されない場合があります。足場の組み立てや解体は塗装業者ではなく、足場専門の業者が行っていることも多いため、工程表を確認して業者に状況を聞いてみましょう。

 

  • イメージしていた仕上がりと違う

塗装工事が完了して改めて見てみると、イメージしていた通りの仕上がりになっていないと感じることがあります。色は塗る面積や光の当たり方などによって見え方が違うため、同じ色でも明るく見えたり反対に暗く見えることがあります。

そのため、小さな色見本を室内で確認したものと、屋外の大きな面積を塗装したものとでは、色の感じ方が変わる場合があります。事前に大きな色見本を屋外で確認することをお勧めします。

塗り直しは、塗装業者側のミスがない限り施主負担になってしまいます。

 

  • 塗膜の剥離や浮きなどが発生する

施工後2~3年以内に塗膜の剥離や浮きが発生する場合があります。

それらは、下地処理や洗浄、塗り方などの施工不良が原因であることがほとんどです。施工不良が原因なら、塗り直しを塗装業者に依頼しましょう。保証期間内で対応してもらえる場合もあります。

またアフターメンテナンスの詳細が分かるように保証書の発行をしてもらうなど、後から確認できるようにしておくことも重要です。

 

  • サビが発生する

塗装後にサビが発生する原因は、塗装面を削る下処理のケレンが不十分だった可能性があります。

施工不良が原因なら、塗り直しを塗装業者に依頼しましょう。

 

  • 塗り忘れや色ムラがある

優良業者でも、つい塗り忘れができてしまうことはあります。色むらは下塗りが不十分だったり、塗料の取り扱いに問題があった場合などに発生します。

 

塗り忘れや色ムラは施工完了後すぐにわかる場合と工事から1~3年経過して分かるものもあります。再塗装することで解決できますが、色ムラは主観的な部分もあるので、塗装業者とよく話し合う必要があります。

 

  • 施工業者が倒産する

施工業者の倒産については、予想することが難しく避けられません。倒産してしまうと、保証なども受けられなくなってしまうので、リフォーム瑕疵保険に加入できる業者に施工してもらうなどの対策が必要です。

 

■トラブルになったらどうすればいいの?

 


トラブルになった場合は、まず施工業者と話し合って解決するのが第一です。業者に対応してもらえない場合には、消費生活センターへ相談してみるのも一つの方法です。

 

また、それでも解決につながらない場合は、法律の専門家である弁護士へ相談しましょう。

 

■まとめ

 

今回は、外壁・屋根塗装での施工前・施工中・施工後のトラブルと、もしもトラブルに遭ってしまった時の対処法について紹介しました。

 

万が一トラブルが起きた場合には、まずは施工業者と相談して解決するように努めましょう。

 

トラブルを未然に防ぐためにも、施工業者と十分にコミュニケーションを取って、要望を伝えておくことが大切です。

 

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