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モルタル外壁の模様仕上げの種類とメンテナンス方法

外壁材の種類の一つにモルタルがあります。日本では1980年代位までの建物に多く使用されており、築30年前後の住宅に多い外壁の種類です。
他の外壁材にはできない自由度の高いデザインに仕上げることが出来るため、おしゃれなお家にしたい方にはとても人気の外壁です。
デザイン面だけでなく防火性にも優れており、万が一近隣で火事があっても燃えにくいメリットがあり、モルタル自体の通気性が高いため湿気の多い日本では最適な外壁材なのです。
優れた機能を持ち合わせるモルタルですが、模様仕上げと呼ばれ様々な種類の仕上げ方あることを知っていましたか?

今回はモルタル外壁の模様仕上げと、綺麗に保つためのメンテナンス方法について解説していきます。
モルタル外壁

■モルタル外壁の模様仕上げとは?

モルタルは、セメントを主成分に水と砂を混ぜ合わせた外壁材です。このモルタルを仕上げる段階で、模様を付ける工法を【模様仕上げ】と呼びます。
この模様仕上げ方法は【骨材を吹き付ける工法】と【塗装で仕上げる工法】の2種類に分けられます。

骨材を吹き付ける工法は、砂や石、軽量骨材などを塗料と混ぜた建材を吹き付ける工法です。
代表的な仕上げで例えますと【リシン】や【スタッコ】仕上げなどです。
リシン吹き

塗装仕上げは、壁面をで覆うように仕上げる工法です。
代表的な仕上げ方法は、【吹き付けタイル】や【タイル吹き押さえ】などです。
吹き付けタイル

■模様仕上げの種類と特徴

ここからはさらに細かく分類して模様仕上げの種類とそれぞれの特徴を紹介していきます。

  • リシン仕上げ
    リシン
    骨材を吹き付ける工法で、1970年~80年代に最も良く用いられました。
    1㎡あたり1,800円程度が相場であり、安価に施工できるため現在でも新築の外壁で採用されることが多い仕上げです。
    砂利や砂を混ぜて吹き付けているため、表面がザラザラした砂状の仕上がりでツヤがなく、シンプルな見た目が特徴的です。
    一方、耐久性が低く、クラック(ひび割れ)が入りやすいデメリットがあります。
  • スタッコ仕上げ
    スタッコ仕上げ
    骨材を吹き付ける工法で、リシン仕上げを厚塗りにした工法です。
    5~10mm程度の厚さがあるのでクラック(ひび割れ)が発生しにくく、リシン仕上げよりも立体的で高級・重厚感を作り出すことが出来ます。
    また、スタッコ仕上げの中でも吹き付けてそのまま仕上げる【スタッコ吹き放し仕上げ】と、吹き付けた後にローラーなどで平らに仕上げる【スタッコ凹凸(おうとつ)部処理仕上げ】の2つに分けられます。
    一方、立体的な仕上げになることで凹凸(おうとつ)ができ、汚れやコケがたまりやすい点がデメリットです。
  • 吹き付けタイル
    吹き付けタイル
    吹付タイルは【タイルガン】という専用の機材を使用して、3回塗りで仕上げています。
    骨材が入っていないため、比較的柔らかくひびが入りにくい点が特徴です。
    また、吹き付けタイルは紙粘土のような材料を吹き付けて凹凸(おうとつ)を付けていく【中粒仕上げ】と、紙粘土のような材料を吹き付けた後にコテやローラーで表面を押さえ付けていく【押え仕上げ】の2種類の仕上げに分けられています。
    一方、タイルガンという機材を使用する際は材料が飛散しやすく、混ぜるときの音が気になるという点がデメリットとして挙げられます。
  • リシンかき落とし
    リシンかき落とし
    リシンかき落としは、吹き付けた後に生け花の道具として使われる剣山(けんざん)などで引っかき、ザラザラとした表面にしていく仕上げです。
    落ち着いた風合いが出て重厚感のある仕上がりになり、リシン仕上げよりも表面積が増えるため、通気効率が高まり外壁が長持ちします。
    しかし、通常のリシンよりも手間があり施工費用が高くなる点がデメリットです。
  • 左官仕上げ
    左官仕上げ
    職人がコテで模様を付ける仕上げ方で、おしゃれな雰囲気にしたい方に人気の種類です。
    有名な左官仕上げ材としてはアイカ工業の【ジョリパット】が挙げられ、仕上げの模様の種類は様々ありますので、デザインに合わせてご自宅に合った模様を選ぶことが出来ます。
    一方で、左官作業のため複数の職人が仕上げていくとなると仕上がりに差がでてしまうという点がデメリットです。

このようにモルタルの模様仕上げには様々な種類があります。
上記で紹介した仕上げの他にも、扇形の模様が特徴的で暖かみのある印象を持つ【連波仕上げ】や、細かい模様でモダンな雰囲気を出すことができる【グラディウス仕上げ】、個性的な四角い模様でインパクトが出せる【さざ波仕上げ】などがあります。

 

■モルタル外壁を綺麗に保つメンテナンス方法とは

お家の環境によっても異なりますが、モルタルは築10年を過ぎたあたりからひび割れやコケの付着などの劣化症状が発生します。
これらの症状は美観にも大きく関わってきますので、塗装によるメンテナンスが必要です。
塗装をする事で美観の向上だけでなく、雨からお家を守り長持ちさせる事が出来ます。
しかし、劣化を放置してしまうと補修をしても補修跡が目立ったり、補修で済まない大掛かりな大工・左官工事が必要になり費用が多く発生する場合がありますので注意しましょう。
そのため、築10年を経過した時には外壁塗装を検討すると良いでしょう。

モルタル外壁塗装工事

■モルタルでも仕上げによって特徴や注意点も異なります!

モルタル外壁には大きく分けて5つの種類に分類されており、それぞれ特徴や注意点も異なります。
それぞれの仕上げの特徴や注意点について分かりやすくまとめていきました。

種類 特徴 注意点(劣化症状など)
リシン仕上げ ・シンプルな仕上がりで落ち着いた風合いを出すことが出来る
・マットで暖かみのある雰囲気に仕上がる
・初期費用が安い
・ひび割れが発生しやすい
・汚れやカビ、コケが付着しやすい
スタッコ仕上げ ・高級感ある仕上がりになる
・厚みがあるため、ひびが入りにくい
・汚れやカビ、コケが付着しやすい
吹き付けタイル仕上げ ・専用の機材で吹き付けるため、立体感のある独特な風合いがでる
・ひび割れがしにくく、汚れに強い
・施工時に材料が飛散しやすく音が気になる
リシンかき落とし仕上げ ・重圧感のある仕上がりになる
・通常のリシンよりも表面積が多くなる為通気性が向上する
・手間がかかるためリシン吹きより費用が少し高い
左官仕上げ ・模様が付けられておしゃれな仕上がりになる
・職人の手作業のため味がでる
・左官作業のため、職人によって仕上がりに差が出る

お家の環境によっても異なりますが、どの仕上げでも築10年程でクラックやコケの劣化症状が発生します。
モルタルの素敵な風合いを守り、お家を長持ちさせるために塗装によるメンテナンスを行いましょう。

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