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屋根塗装以外のリフォームの種類(カバー、葺き替え)と相場

屋根はお家のなかでも紫外線の影響を大きく受けていたり、雨漏りの心配があったりと定期的に点検・メンテナンスをするのに越したことはありません。

しかし、なかなか見えないこともあって、気が付かないうちに屋根が傷んでいることもあります。傷んだ屋根の上から塗装工事をしてもいくらよい塗装をしても長持ちしません。

塗装専門店といっても、お家を長持ちできない塗装工事は決してお勧めしません。劣化状況に合わせて、塗装、カバー工法、葺き替えを選ぶことがお家を長持ちさせるために重要です。そこで今回は塗装以外のリフォーム方法についてご紹介します。

 

■屋根塗装以外のリフォーム方法

屋根のリフォームには塗装以外に「カバー工法」と「葺き替え」という2種類の方法があります。

カバー工法は古い屋根の上に新しく屋根を被せる工事方法で、葺き替えは既存の屋根を解体・撤去して新しい屋根に葺き替える方法です。

 

■カバー工法の特徴

カバー工法には直接既存の屋根に下葺き材を置いた後で屋根材を置く方法と、既存の屋根の上に野地板、下葺き材を置いてから屋根材を置く方法の2種類があります。この2種類の方法で違いがある場合は、違いも書く。→【追記】この工法の違いは既存の屋根材の劣化状況です。劣化が進んでいなければ、既存の屋根の上に直接下葺き材をおきます。雨漏りなどによって強度が保てない場合には野地板などを再施工します。

カバー工法に適した既存の屋根材は、スレート・トタン・ガルバリウム鋼板・アスファルトシングルです。新しく被せる屋根材は、ガルバリウム鋼板かアスファルトシングルが主に用いられます。

屋根下地の野地板は雨漏りや結露の影響で傷んでいる場合があります。もし傷んでいるようなら、新たに野地板を張り直してからカバー工法を行わなくてはいけません。

工事後のメンテナンスは25年前後です。なお、屋根を変えると原状回復に認められないこともあり、火災保険が使えなくなる可能性があります。

 

  • 施工料金の相場

足場の工事を含め、約100万円~です。金属の屋根材本体に断熱材があるもの・ないものがあります。せっかくのカバー工事ですから、使用する屋根材がどのようなものかも確認しましょう。

 

■葺き替えの特徴

葺き替えは既存の屋根材を撤去して処分するので、カバー工法とは違い既存の屋根材は関係ありません。既存の屋根が瓦屋根だと、瓦やストレート屋根、アスファルトシングル、金属に葺き替え可能です。

ただし、スレートの場合は瓦、アスファルトシングルの場合は瓦とスレート屋根への葺き替えができず、金属屋根だと金属屋根にしか葺き替えできません。下地の野地板は、日本瓦からガンバリウム鋼板への葺き替えを行う際に張り増しする必要があります。

葺き替え後のメンテナンスは、施工した屋根材の耐久年数によりますが、塗装が必要な場合10年前後を目安に塗装が必要です。

  • 施工料金の相場

1㎡当たりの相場は、下記の通りです。

ガルバリウム鋼板…7,000円前後

アスファルトシングル…6,000円前後

日本瓦…4,800円前後

コロニアル…5,500円前後

 

■塗装・カバー工法・葺き替えを比較
  • 他の工法と比べたときの塗装のメリット・デメリット

・費用

1回の工事費用はカバー工法、葺き替えと比べると費用が抑えられます。屋根塗装単体工事の場合、20万円前後です(足場代金は含みません)。

・工期

工事期間は5日ほどかかりますので、カバー工法と大差はありません。

・断熱、防音効果

遮熱塗料・断熱塗料を使用することで効果を発揮しますがカバー工法ほどの効果は期待できないでしょう。

・耐震性

屋根の重さにほとんど影響がないため、耐震性への影響もありません。

・耐久年数

使用する塗料によって耐久年数は変わりますが、10~15年が目安です。

 

  • 他の工法と比べたときのカバー工法のメリット・デメリット

・費用

葺き替え工事と比べると費用は抑えられます。カバー工事の場合、70万円前後かかります(足場代金は含みません)。

・工期

カバー工法は塗装のような乾燥期間がないため3日ほどと短い工期です。

・断熱、防音効果

二重屋根になるので断熱・防音性とも向上します。

・耐震性

屋根の重量が増すので、耐震性は下がるので注意が必要です。

・耐久年数

カバー工法の場合、30年以上の耐久年数が期待できます。

  • 他の工法と比べたときの張替えのメリット・デメリット

・費用

塗装工事、カバー工法よりも下地処理や処分費が増えるため費用が高くなります。状況により異なりますが150万円前後です。(足場代金は含みません)

・工期

解体を含む大規模な工事なので工期は2週間ほどと長くなります。

・断熱、防音効果

使う屋根材に左右されますが、カバー工法ほどの効果は期待できません。

・耐震性

軽い屋根材を使うことで耐震性を向上できます。

・耐久年数

使う屋根材に左右されますが、適切なメンテナンスを行った場合ガルバリウム鋼板なら10~15年、瓦の場合は最長で60年です。

  • 比較表

 

塗装

カバー工法

葺き替え

費用

20万円前後

70万円前後

150万円前後

耐久性

約10~15年

約30年

使用する屋根材による

工期

5日前後

3日前後

14日間前後

断熱、防音効果

塗料による

高くなる

使用する屋根材による

耐震性

変化なし

低くなる

軽い屋根材を使うことで向上する

 

■カバー工法と葺き替えのタイミングは屋根材別の耐用年数で決める

カバー工法と葺き替えのタイミングは屋根材によって異なるため、それぞれの屋根材の寿命を知っておくことが大切です。

 

スレート屋根…15~20年

アスファルトシングル…20~30年

トタン屋根…10~20年

ガルバリウム鋼板…20~30年

セメント系瓦…30~40年

粘度系瓦…50~100年

 

■屋根が原因の雨漏りはカバー工法と葺き替えで止まる

葺き替え工事だとこれまでの屋根を撤去し、新たに屋根が取り付けられるため雨漏りは止まります。

また、カバー工法も新しい屋根で既存の屋根を覆うので、雨漏りしていた部分も覆われて雨漏りを止めることが可能です。

もしもカバー工法で施工したにも関わらず雨漏りが発生した場合、防水紙がしっかりと入り込んでいなかった可能性があります。原因を特定するためにはプロに頼む必要がありますが、一度屋根を剥がさないと原因は特定できません。

 

■アスベストを含んだ屋根材のリフォーム

アスベストとは「石綿」とも呼ばれる発がん性物質です。日本ではスレート屋根材にアスベストが混ぜられており、2002年より前の屋根材にはアスベストが使われている可能性があります。

アスベストを含んだ屋根材であれば、葺き替えよりもカバー工法がおすすめです。屋根材に含まれる石綿は撤去や切断するとき以外は、しっかり固まっているため飛散することはありません。日常生活では問題なく使用できるのです。

また、カバー工法であれば、高額なアスベストの処分費を軽減することができます。

 

■今の屋根材や予算によって適切な工事が必要

 

屋根のリフォームと言っても塗装工事やカバー工法、葺き替え工事など予算や現状のお悩みによってやり方はさまざまです。工事の期間や費用、耐久年数を比較検討し、ご家族にあったリフォームをしましょう。

また、アスベストを使用した屋根材のリフォームではアスベストの処分など費用が大きなウエイトになります。特に「アスベスト」と聞くと恐ろしいものと考えがちですが、屋根材として人体への影響はありません。雨漏りや葺き替えを検討の時には専門業者に見積りを依頼するようにしましょう。

ミヤケンでは、塗装で対応できる場合は塗装で、対応できない場合はカバー工法や葺き替えで対応できます。建物の状況に一番適した補修が得意なので、診断を希望される方はお問い合わせください!

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