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今は使われない?2種類あるアクリル塗料の特徴と単価


ご自宅の郵便受けや新聞折込に入ってくる屋根外壁塗装のチラシ。塗装業者によってプラン名も金額もバラバラで、何を選んだらよいのかわからなくなりますよね。このページでは、アクリル塗料についてご紹介します。アクリル塗料には、一般的な耐久性の低く安いアクリル塗料と、耐久年数が長いピュアアクリル塗料があります。

弊社ではアクリル塗料全般の取り扱いがございませんが、この2つの違いを理解しないまま、塗料選びで混乱する方がいますので説明させていただきます。

 

アクリル塗料はどんな塗料なのか?

ご自宅の外壁や屋根に使用する塗装のグレードは、耐久年数の低い順から「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッソ」「ムキ」と言われています。この順番は価格の安さの順番でもあります。

グレード
また、どのグレードにも一般的な色を付ける塗料の他にクリア塗料があります。クリア塗料は、透明なので、今の色味やデザインをそのまま残したいときに選ばれます。では、なぜ塗料のグレードで耐久年数などに差が出るのでしょうか?
その違いは塗料に含まれる樹脂の違いです。アクリル樹脂が主成分であれば「アクリル塗料」ですし、シリコン樹脂が主成分であればシリコン塗料になるのです。

※ラジカル制御は樹脂の種類ではありません。

アクリル塗料は塗料の中でも耐久年数・価格ともに低い塗料ではありますが、実はアクリル樹脂は飛行機の窓や水族館に使われているほど、硬質で紫外線に強い耐久性に優れた素材です。

塗料になると耐久性が劣ってしまうのには、アクリルの中に含まれる可塑剤(かそざい)が関係します。可塑剤は、素材に柔軟性を与えることでアクリル特有の硬さ(壊れやすさ)を補うことができ、作業しやすくなるものの、耐久年数が低くなってしまうのです。

しかし、一概に「アクリル塗料」=耐久年数が低いというわけではありません。

 

ピュアアクリル樹脂は一般的なアクリル樹脂とは別

例えば、アステックペイントジャパンのピュアアクリル樹脂を使用した塗料は、期待耐用年数15年以上のデータが出ています。耐用年数が大きく伸びているのはアクリル樹脂の成分の違いです。

一般的なアクリル樹脂と異なり、可塑剤などの不純物を一切排除したアクリル樹脂をしようするため、紫外線に強く、耐久性にも優れた塗料なのです。

さらにこの塗料の嬉しいところが水性塗料ということです。外壁塗装工事は窓や換気扇の近くで作業をするため、窓を閉め切っていても塗料のにおいが室内に入ってしまうことがあります。特に油性(溶剤)塗料はシンナーで塗料を薄めるためどうしてもにおいがきつくなってしまいます。

水性塗料なら水で塗料を薄めるのでにおいを軽減することができます。

一方で、可塑剤が入っていないことから粘度が高く、作業のしやすい塗料とは言えません。塗料を正しく扱うことが難しいことから、施工認定のない業者は塗料を購入できないなどの制限があります。これも高耐久を実現するためには必要不可欠なのです。

 

アクリル塗料はDIYには最適

ご家族で塗装を楽しむDIYにはとても適した塗料です。塗料も扱いやすく色のバリエーションも豊富です。ホームセンターなどでカンタンに手に入ります。

 

アクリル塗料の施工単価(㎡)はいくらくらいか?

弊社では、アクリル塗料は使いません。もし使うとすれば、1400~/m2くらいにです。

 

アクリルとピュアアクリルは全くの別物

アクリル塗料には大きく分けて2つのグレードがあります。耐久年数が3年から5年の一般的なアクリル塗料と、15年以上のピュアアクリル塗料です。

屋根外壁塗装工事をする目的は、美観性の維持とお家を雨などのお水から守る防水性の向上です。この2つの目的が果たすことができる塗料であれば、どんなものを使用してもいいのです。

しかし、耐久性の低い塗料、特にアクリル塗料を使うことはオススメしません。

塗装工事を業者に頼むと、足場の費用や塗装職人の作業手間代、管理費など費用がかかります。各メーカーの塗料の乾燥期間や塗布量などのルールにバラツキがあるものの、基本的な作業工程はグレードによって変わることはほとんどありません。

そのため、塗料の材料代が安くても、一定の作業代はかかります。耐久年数が3年から5年の一般的なアクリルで塗装すると、次の塗替えがすぐに来てしまい、長い目で見ると塗装する回数が多く割高になります。

屋根外壁塗装をご検討なら、紫外線の影響を受けにくい高耐久なアクリル塗料やシリコン以上の他のグレードを選ぶようにしましょう。

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