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コーキングとシーリングの違いって?どこに使われているの?種類や劣化症状についてもご紹介!

外壁にはもちろん、建物の内装にも欠かせないコーキングですが、細かい役割や劣化症状などについて知らない人は多いのではないでしょうか。
今回は、コーキングとシーリングの違いに加えて、使われている箇所や種類、劣化症状についてご紹介します。
コーキングの費用相場について知りたい方も、ぜひ最後までご覧くださいね。

コーキングとシーリングは同じ意味

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コーキングとシーリングの意味には違いがありません。
コーキングについて調べているのにシーリングという言葉が出てくるため、ややこしく感じている人は多いでしょう。
シーリングやコーキングは、建築や外壁塗装だけでなく様々な業種で用いられていることから、同じ意味の言葉が複数誕生してしまったと言われています。
メーカーや商品、工事を行う会社によって呼び方が異なることもありますので、混乱してしまうかもしれません。
どうしても不安に感じる場合は、メーカーに問い合わせたり工事を依頼する会社に質問したりすると安心です。

 

コーキングにはどんな役割があるの?

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コーキングは主に3つの役割を担っており、建物の合わせ目や壁同士の隙間を埋める作業のことを言います。
建物内への水の侵入を防ぎ、外壁や建物への負担を減らすという役割、2つ目は、地震などで揺れた時に外壁材のズレや擦れを防いでくれるという役割です。
最後の1つは、空気の出入りを防止するという役割で、機密性を高めるために使われます。
どれも建物の劣化を防ぐために欠かせない要素になってくるため、劣化や破損が見られる場合は、早急な補修が必要になります。
実際にコーキングが使われている場所は、以下の通りです。

  • サイディング(外壁材)
  • ALC(外壁材)
  • 窓やドアの周り
  • 玄関のタイル
  • ベランダのつなぎ目
  • 洗面台のつなぎ目
  • ガス台のつなぎ目
  • 壁紙のつなぎ目

ご覧いただくと分かる通り、コーキングは外壁などの外部だけでなく、水周りや壁紙など、部屋の内部でも使われています。
その他にも、外壁のひび割れを補修したり、雨漏りの補修に使われたりするため、意外と目にする機会が多いのです。

 

コーキング材には種類が5つ

コーキング材には主に5つの種類があり、使用する箇所に合ったコーキング材を使用していきます。
コーキング材の種類について詳しく見ていきましょう。

  • シリコン
    ホームセンターなどの身近なお店で購入できるのが、シリコンのコーキング材です。
    コスパが良いコーキング材の1つで、初心者でも扱いやすい速乾性や耐久性、密着性を兼ね備えており、下塗り塗装が必要ないという点も特徴です。
    シリコンのコーキング材の上からは塗装が行えないため、塗装する場合は撤去しなければなりません。
    余計な手間がかかってしまうのはもちろん、撤去費用がかさんでしまうこともあるため、塗装する部分への利用は避けるのが無難でしょう。
    キッチンや浴槽などの水回り、ガラス周りなどの塗装が必要ない箇所に利用されるのが一般的です。
  • 変性シリコン
    外壁向けのコーキング材で知られているのが変性シリコンです。
    コーキング材の上から塗装することが可能で、硬化するまでの時間も短いため、外壁のコーキングは変性シリコンを使用することが多いのです。
    塗装できるまでに1時間ほど、完全硬化までは3日ほどしかかからないため、非常に扱いやすいコーキング材と言えます。
    デメリットを挙げるとすれば、耐久性や密着性が他のコーキング材よりも劣ってしまうという点です。
    また、下塗りという作業が必要になる・価格が少し高いというのも変性シリコンの特徴です。
  • アクリル
    湿気の多い箇所にも使用できるのが特徴のアクリルは、扱いやすさはあるものの、ニーズが少ないコーキング材となっています。
    上から塗装できるコーキング材ですが、耐久性が低く、厚みがなくなりやすいというデメリットがあるのです。
    コンクリートやモルタル、タイルなどの継ぎ目に加え、ALCパネルの継ぎ目など、幅広い箇所に使用できます。
  • ウレタン
    外壁向けのコーキング材としては、ウレタンのコーキング材も挙げられます。
    耐久性が高く、弾力性があるため、外壁のひび割れや継ぎ目に使用することが多いです。
    密封効果は高いですが、紫外線の影響を受けやすいため、上からの塗装が必須になるというのもウレタンのコーキング材の特徴です。
    硬化するまでの間も紫外線から守る必要があるため、日が当たる箇所への使用は手間がかかることもあります。
    完全硬化までは3~7日ほどかかります。
    ミヤケンでは主にこちらを使用しております。
  • ポリサルファイド
    耐久性に加えて、べたつきがあまり気にならないのが特徴のポリサルファイドは、サッシ周りなどに使用されることが多いです。
    上から塗装を行う場合は、汚染防止処理が必要になるコーキング材なので、変性シリコンにくらべると手間がかかってくるでしょう。
    柔軟性が低いことやニオイが独特という点はデメリットだと言えます。
コーキングの寿命はどれくらい?

コーキングの寿命は、コーキング箇所やコーキング材の種類によって変わってくると言われています。
外壁に使われている場合の目安としては、長くて10年、早ければ5年程度でのメンテナンスがおすすめです。
気付かないうちに劣化が進んでしまうコーキングは、定期的にメンテナンスを行うことで建物自体の劣化も防ぐことができます。
特に日当たりの良い箇所、雨風にあたりやすい箇所などは劣化しやすく、ひび割れや破損が見られることも多いです。
10年以上メンテナンスを行っていない時は、なるべく早めに点検を行うようにするのがおすすめです。
また、次の症状が見られた場合は、劣化が進んでいる可能性があるため、専門の業者に補修を依頼しましょう。

  • ひび割れ
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    ひび割れは、コーキング材の柔軟性が低くなることによって起きてしまう症状です。
    放置するとコーキング材の真ん中が切れ、破断という状態になり、
    外壁材の裏面に浸水後、凍害等の劣化症状につながる可能性がある為、緊急で補修を行わなければならなくなってしまいます。
    早めの補修が望ましいですが、数年以内には補修が必要になると考えておくのがおすすめです。
  • 厚みがない
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    肉やせは、経年劣化によってコーキングに含まれている可塑剤(かそざい)が表面に溶け出し、コーキングの厚み自体が減少してしまうことです。
    放置しておくとひび割れや破断が生じ、雨漏りの原因になってしまいます。
    そのため緊急度は高いとは言えませんが様子観察が必要で、さらに劣化が生じるような場合には、すぐに対処することが大切です。
  • はがれている
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    肉やせを放置すると、最終的にはコーキング材がはがれ、建物自体の劣化を早めてしまいます。
    雨漏りはもちろん、白アリの侵入口となり、建物の内部から劣化が進んで行ってしまうのです。
    大きなトラブルを避けるためにも、はがれが見られたらすぐに補修を依頼するのがおすすめです。
補修の費用はどれくらい必要?

コーキングの補修には、「打ち替え」と「増し打ち」という2つの方法があり、どちらにもメリット・デメリットがあります。

  • 打ち替え
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    打ち替えは、劣化したコーキング材を取り除き、新しいコーキング材を充填する方法のことを言います。
    打ち替えの費用相場は、1mあたり約1,200円です。
    増し打ちと比べると少し費用が高くなりますが、コーキング材の部分を全て新しくできるため、耐久性もかなり回復します。
  • 増し打ち
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    増し打ちは、劣化したコーキング材の上から新しいコーキング材を充填する方法を言います。
    費用相場は、1mあたり約900円です。
    コーキングを撤去する費用がかからないため、打ち替えより安く済ませることが可能です。
コーキングのメンテナンスはしっかり行おう

外壁コーキングは普段から外壁に注意をしておかないと、なかなか気づきにくいと箇所ですよね。
しかし外壁コーキングは、大切なお家を守るためにとても重要な役割を果たしています。
劣化したコーキング材を放置していると、そこから雨水が侵入をし、雨漏りの原因になったり、外壁までもひびが入ったりします。
そうなると、簡単に修繕をするだけでは済まず、雨漏りの工事や、外壁の張り替えなどもおこなわなければなりません。
ですが、専門業者にきちんと建物を見てもらい、正しくメンテナンスをおこなっていれば、大きな工事が必要になってくることはありません。
少しでもコーキング材のひび割れが気になるようであれば、気軽に専門業者に相談をしてみることをおすすめします!

「どこに相談したらいいのかわからない」という方はミヤケンにご相談ください!

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