外壁塗装で使われる塗料の種類と特徴は?塗料の選び方
2023.05.13公開 2026.08.07更新 塗装の基礎知識
外壁は、風雨や日差しから守ってくれるだけではなく様々な役割を持っています。
また、色や質感により家のイメージを大きく左右します。
そんな外壁の塗装に使われる塗料には多くの種類があり、どれを選んだら良いか迷われている方もいるでしょう。
今回は、それぞれの塗料の特性や失敗しない塗料の選び方をご紹介していきます。
塗料の種類・特徴
塗料には、その用途や目的によって豊富な種類があります。
まずは、外壁塗装に使われている主な塗料と、その特徴をみていきましょう。
- アクリル塗料
アクリル樹脂を混ぜた塗料で、プラモデルの塗装によく使われます。
安価ではあるものの、耐久性が低く紫外線に弱いなどの特徴があるため、外壁の塗装には不向きです。
他の塗料が高価だった頃によく使われていましたが、現在ではさらに耐久性の高いウレタン塗料やシリコン塗料の価格も下がってきているため、ほとんど使われていません。
しかし、新築の場合には外壁塗装として使われるケースがあります。
新築だと木材に含まれている湿気が多いため、どのような塗料を使用しても木材の伸縮によりひび割れを起こす可能性があるためです。
短期間での塗り替えを前提として、アクリル樹脂を使用するという選択もあります。 - ウレタン塗料
主成分はウレタン樹脂で柔らかい素材のため、密着性が高いことが特徴の塗料です。
まだシリコン塗料が高価だった一昔前に、よく使われていました。
木材の伸縮にあわせて塗料が動くので、ひび割れに強くなっています。
また、凹凸が多く塗りにくい雨どいなどの細部の塗装にも適しています。
アクリル塗装に比べれば若干紫外線に強く、耐久性もあるのが特徴的です。 - シリコン塗料
現在の外壁塗装で、よく使われている一般的な塗料です。
価格も以前より大幅に下がってきています。
湿気を通しやすい特性があり、カビが生えにくく結露防止にも効果的です。
また、多くの場合セラミック成分が配合されていて汚れが付きにくい、断熱性が高いという効果も期待できます。
耐久性にも優れており、耐用年数は10~15年なのでメンテナンス費用を抑えることにも役立ちます。 - ラジカル塗料
2012年に初めて販売された比較的新しい塗料で、紫外線による劣化に強いのが特徴です。
シリコン塗料よりもさらに耐久性に優れていて、塗りたての光沢が長期間持続し、汚れやカビも付着しにくくなります。
まだ知名度が低く取り扱っている業者も少ないですが、今後シリコン塗料に並び普及が期待されている塗料です。 - フッ素塗料
外壁塗料の中ではグレードが高く、耐久性に優れていて価格も高価な塗料です。
耐用年数は15~20年で、高層ビルの塗装にも使われています。
しかし、塗料が高性能でも施工が良くないとすぐに剥がれてしまうため、フッ素塗料を選ぶ場合は業者選びも慎重に行った方が良いでしょう。 - セラミック(無機塗料)塗料
砂や石、セラミックビーズなどの微粒子が配合された塗料です。
上記でご紹介した塗料のいずれかに配合することで、セラミック塗料となります。
見た目が石材調の仕上がりになるものや、断熱効果が期待できるものもあります。
しかし、性能はベースとなる樹脂で決まるため、セラミックを配合したからといって耐用年数が長くなるわけではありません。
また、メーカーによって効果も異なります。
悪徳業者が「セラミック配合で長寿命」などと詐欺の手口として利用することも多いため、注意が必要です。 - 光触媒塗料
光触媒塗料最大の特徴は、付着した汚れを分解する「セルフクリーニング効果」です。
光触媒塗料で塗装すると、二酸化チタンという物質が表面を覆います。
二酸化チタンは紫外線を浴びると活性酸素を発生させる働きがあり、空気中の汚染物質を分解してくれるのです。
そのため、光触媒塗料で塗装すると排気ガスなどの汚れが外壁に蓄積されにくくなります。
また、雨水を吸着しやすい特性があるので、雨が降ると分解された汚れが洗い流されます。
さらに静電気を帯びにくくする効果も期待でき、静電気による空気中の汚れや臭いの付着を防ぐことも可能です。
耐用年数は16~22年ですが、メーカーによっては短い場合もあるためよく確認しておきましょう。 - ナノテク塗料
アクリルシリコン塗料の一つで、非常に小さな粒子の中にガラスの微粒子が配合されています。
塗料の粒子は小さいほど汚れが入り込みにくく、乾燥するまでの時間も短いです。
そこにガラスの粒子を配合することによって、以下の効果も発揮されます。
・燃えにくい
・紫外線で劣化しにくい
まだ取り扱っているメーカーが少なく、施工も難しい塗料で価格も高めです。
塗料のグレード別に見る耐用年数と価格の目安
外壁塗装の計画を立てるうえで、塗料の耐用年数と価格は重要な判断基準です。 塗料はグレードが上がるほど寿命が長くなり、1平米あたりの単価も高くなります。 ここでは、比較検討のために以下の2つを解説します。
- グレード別の耐用年数と単価の一覧
- 耐用年数が環境や施工で変わる理由
それぞれの特徴を把握して、予算に合う塗料を選びましょう。
グレード別の耐用年数と単価の一覧
塗料のグレードごとに、メーカー公表の期待耐用年数と1平米あたりの単価を以下にまとめました。 グレード 期待耐用年数(目安) 単価(1平米あたり) アクリル 約3〜8年 1,200〜1,800円 ウレタン 約5〜10年 1,700〜2,200円 シリコン 約10〜15年 2,200〜2,300円 ラジカル 約12〜16年 シリコンと同程度か、やや高め フッ素 約15〜20年 3,000〜5,000円 無機 20年以上 メーカー・製品により異なる 初期費用を抑えたい場合はシリコンやラジカルが、将来の塗り替え回数を減らして長期的な維持費用を抑えたい場合はフッ素や無機が適しています。
耐用年数が環境や施工で変わる理由
メーカーが公表している期待耐用年数は、あくまで実験に基づく目安であり、実際の寿命は建物の環境に大きく影響されます。 たとえば、日差しが強い南面や海風を受ける沿岸部などでは劣化が早まる傾向です。 塗装前の高圧洗浄やひび割れ補修といった下地処理が不十分だったり、塗料の乾燥時間を守らなかったりすると、わずか数年で塗膜が剥がれてしまうこともあります。 塗料本来の性能を最大限に引き出すには、高い技術力を持つ塗装業者による丁寧な施工が欠かせません。
外壁塗料の水性と油性・1液と2液の違い
塗料を選ぶ際、成分や性質による分類も理解しておくと役立ちます。 塗料は希釈に使う液体の種類で「水性」と「油性」に分かれ、さらに硬化剤の有無で「1液型」と「2液型」に区別されます。 それぞれのメリットや艶の選び方を含め、以下の3つを確認しておきましょう。
- 水性塗料と油性塗料の違い
- 1液型と2液型の違い
- 艶の5段階と選び方
これらの違いを知ることで、ご自宅の環境に最適な塗料を選びやすくなります。
水性塗料と油性塗料の違い
水性塗料は、水で薄めて使用する塗料です。 シンナー特有の強い刺激臭がほとんどなく、環境や人体への影響が少ないため、住宅密集地や小さなお子様がいるご家庭でも安心して使用できます。 近年は技術向上により、油性に劣らない耐久性を持つ製品も増えています。 一方、油性(溶剤)塗料はシンナーで薄めて使用するものです。 水性に比べて密着性が高く、金属部分やツルツルした材質への塗装、高い耐久性が求められる屋根の施工などに適しています。 ただし、臭いが強く引火性があるため、取り扱いや周辺環境への配慮が必要です。
1液型と2液型の違い
1液型塗料は、缶を開けて水やシンナーで薄めれば、すぐに塗装できるタイプです。 現場での作業効率がよく、職人の技量に左右されにくいため、安定した品質で仕上がりやすいのが特徴です。 余った塗料は翌日以降も使用できます。 2液型塗料は、塗料の「主剤」に「硬化剤」を混ぜ合わせて使用するタイプです。 化学反応によって硬化するため、1液型よりも強靭な塗膜を形成し、高い耐久性と密着性を発揮します。 ただし、一度混ぜ合わせた塗料は時間が経つと固まって使えなくなるため、取り扱いに高度な技術が求められます。
艶の5段階と選び方
外壁塗料の仕上がりは、光の反射具合によって「艶あり」「7分艶」「5分艶」「3分艶」「艶消し」の5段階に分けられます。 一般的に、艶があるほど汚れが付着しにくく、塗料本来の高い耐久性を発揮しやすいといわれています。 一方で、落ち着いた高級感のある雰囲気に仕上げたい場合は、艶消しや3分艶が選ばれることが多いです。 ただし、塗料の種類によっては艶の調整ができない製品もあります。 選ぶ艶の度合いによって汚れにくさや耐用年数(期待耐久年数)が変わることもあるため、好みの外観と機能性のバランスは業者と相談して決めましょう。
適した塗料を選ぶ方法
様々な種類の塗料をご紹介してきましたが、実際どれを選べば良いのでしょうか?
ここからは、自宅に合う塗料を選ぶ際のポイントをご紹介していきます。
- スタンダードな塗料ならシリコン塗料

現在、外壁塗装で一般的な塗料はシリコン塗料です。
「どれを選んだらいいかわからない」「特にこだわりがない」という方は、シリコン塗料にしておけば間違いないでしょう。
シリコン塗料の中にもメーカーによって様々な製品があるので、その中から価格や重視するポイントを押さえたものを選ぶとスムーズです。 - 総額費用を比較する

塗料を選ぶ際に、気になるのが費用です。
最も安価なのはアクリル塗料ですが、耐用年数は3~5年と短めです。
1回の塗装費用は安くても耐用年数が短ければ、頻繁に塗り直しすることになり長期的に見るとかえって費用がかかってしまいます。
耐久性の高い塗料の方が、価格も高い傾向にありますが、塗り替え回数も含めて費用を検討すると、結果的に費用を抑えられます。 - 性能面も考慮しよう
どの性能を重要視するのかも選ぶ際のポイントです。
断熱性が高ければ、夏場の室内の温度上昇や、熱による建物の劣化を防ぐことができます。汚れの吸着や、カビの発生を抑える効果が期待できる塗料もあります。
また、外壁塗装が劣化する原因として雨水も影響することから、塗料の性能で迷った場合は防水性に優れたものを選ぶのもおすすめです。
外壁材に合わせた塗料の選び方
塗料本来の性能を発揮させるには、外壁材の種類との相性を見極めることが大切です。 建物の素材によって劣化の症状や求められる機能が異なるため、以下3つの外壁材ごとに解説します。
- 窯業系サイディングに合う塗料
- モルタルに合う塗料
- 金属サイディングとALCパネルに合う塗料
外壁材ごとの弱点を補う塗料を選ぶことが、家を長持ちさせるうえで重要です。
窯業系サイディングに合う塗料
窯業系サイディングは、セメントと繊維質を混ぜて板状にした外壁材で、日本の住宅の多くを占めています。 主成分がセメントのため水を吸いやすく、防水性が切れると反りやひび割れの原因になります。 そのため、防水性の高いシリコン塗料やフッ素塗料による表面の保護が不可欠です。 レンガ調や木目調など、意匠性の高い柄が施されている場合は、その柄を塗り潰さずに活かせるクリヤー塗料がおすすめです。 ただし、すでに色あせや白粉化が進行している場合はクリヤー塗装ができないため、早めに手入れしましょう。
モルタルに合う塗料
モルタル外壁は、水と砂とセメントを混ぜ合わせた素材で、職人が手作業で仕上げる温かみのある風合いが特徴です。 しかし、乾燥収縮や建物の揺れによって、表面にひび割れが発生しやすいという弱点を持っています。 そのためモルタル外壁には、塗膜がゴムのように伸び縮みしてひび割れに追従する弾性塗料が適しています。 弾性塗料を選ぶと、表面にひびが入っても塗膜が破れにくく、雨水の内部への侵入を防ぎやすいです。 汚れが目立ちやすいため、汚れを弾く低汚染性を備えた塗料を選ぶとなおよいでしょう。
金属サイディングとALCパネルに合う塗料
金属サイディングは、軽量で耐久性が高い反面、サビが発生する危険性があります。 そのため、塗装の際は必ずサビ止め効果のある下塗り材を使用し、密着性の高い塗料を選ぶことが肝心です。 サビに強いウレタン塗料やシリコン塗料がよく用いられます。 ALCパネルは、断熱性や耐火性に優れていますが、内部に無数の気泡があるため水に弱い素材です。 雨水を吸い込むと急速に劣化が進むため、高い防水性に加え、気泡内の湿気を外に逃がす透湿性を備えた塗料が必須です。 目地の接合部分が多いため、柔軟性のある塗料で保護する必要があります。
外観の印象を大きく左右する色にも注目
塗料の色は製品によってラインナップが違います。
性能や価格で選んだ塗料の中にイメージしていた色がなかったという場合もあるでしょう。
そこで、契約前にイメージと近い色があるか確認しておくと安心です。
実際の細かな色合いについては、契約後に決めることもできます。
- カラーバリエーションが豊富な塗料を選ぼう

塗料の種類によってはカラーバリエーションが少ないものもあります。
外観にこだわりたい場合は色の豊富さで選び、後からイメージの色に絞っていくと希望する外観に近づけやすくなります。 - デザイン性のある塗料も
多彩模様塗料といって塗料自体にデザイン性のある製品もあります。
塗るだけで高級石材のような模様や柄を付けることができます。
また、艶のないマットな質感に仕上がる艶消し塗装や、外壁のデザインを残したまま塗装できる無色透明なクリア塗料などもあります。
自社開発塗料「極(きわみ)塗料シリーズ」について
外壁塗装を検討する中で、長期間の美観維持と耐久性を求める方に向けて、ミヤケンでは独自の塗料をご用意しています。 アステックペイントとの共同開発で誕生した「極(きわみ)塗料シリーズ」について、4つの観点から紹介します。
- 極(きわみ)塗料シリーズとは
- 極コート無機の特徴と性能
- 極コート無機の費用相場
- 極コート無機を使用した外壁塗装の施工事例
妥協のない品質を求める方は、ぜひ参考にしてください。 ▶ミヤケンオリジナル塗料【極コート】紹介動画はこちら
極(きわみ)塗料シリーズとは
極(きわみ)塗料シリーズは、ミヤケンと塗料メーカーのアステックペイントが共同開発して誕生した唯一無二のオリジナル塗料です。 全国に3,600社以上あるアステックペイント加盟店の中で、年間施工実績No.1を通算6回獲得したミヤケンの確かな施工技術と、高品質な塗料の力を融合させました。 お客様へ長く安心できる塗装を届けたいという想いから「極」と名付けました。 経済性と耐久性のバランスがよい極コートシリコンや、耐久性を重視した極コート無機など、要望に合わせた製品を展開しています。
極コート無機の特徴と性能
極コート無機は、無機成分と次世代のフッ素樹脂を組み合わせたハイグレード塗料です。 耐久年数は26〜30年と長く、紫外線による劣化を強力に防ぎます。 最大の特徴は、優れた低汚染性です。 外壁に付着した汚れを雨水と一緒に洗い流す性質があり、壁面のカビや藻の発生も抑制します。 そのため、汚れが目立ちやすい白い外壁でも、施工から数年、さらには10年が経過しても、塗りたてのような白さを保ちやすいです。
極コート無機の費用相場
極コート無機プランは、その驚異的な耐久年数により、長期間お家を守りたい方に選ばれています。 ミヤケンの極コート無機プランは、25坪で73万4,800円(税込の概算)〜です。 15年の工事保証も付いています。 初期費用は一般的なシリコンプランよりも高くなりますが、次の塗り替え時期を遅らせられるため、30年単位の維持費用で見ると抑えやすくなります。
極コート無機を使用した外壁塗装の施工事例
太田市米沢町M様邸では、ミヤケンのイベントへのご来場をきっかけに塗り替えを決められました。 建物診断では外壁のコケや屋根の色あせ、雨樋のチョーキング現象などが見つかり、外壁には極コート無機(クールホワイト)、屋根には遮熱無機プランを採用しています。 工事は2025年2月11日から3月4日まで行い、明るい白い住まいに仕上がりました。 邑楽郡大泉町T様邸でも、チラシをご覧になったことがきっかけでご依頼いただきました。 外壁には極コート無機(ライトラテ)を採用し、チョーキングやひび割れを補修したうえで塗り替えています。 また、塗装から7年・10年が経過しても白い外壁の美観を保っている別事例もあり、汚れが気になりやすい白色でも選びやすい塗料です。 色選びに迷っている方は、ほかの施工写真もあわせて参考にしてみてください。 ▶ミヤケンの施工事例はコチラ
群馬・埼玉の気候に合う塗料の選び方
外壁塗装を成功させるには、建物の立地や地域特有の気候条件を考慮することも欠かせません。 関東内陸部に位置する群馬県や埼玉県は、夏と冬の寒暖差が激しいという特徴があります。 ここでは、地域の気候に対応した塗料の選び方を、3つの視点から解説します。
- 夏の高温と紫外線から外壁を守る
- 冬の寒暖差と乾燥に備える
- 塗装に適した時期を知る
詳しく見ていきましょう。
夏の高温と紫外線から外壁を守る
群馬県や埼玉県は、夏季に全国有数の猛暑日を記録することが多く、強烈な日差しと紫外線が外壁に降り注ぎます。 紫外線は塗料の樹脂を破壊し、色あせや劣化を引き起こす原因です。 そのため、紫外線による劣化を防ぐラジカル塗料や、より強力な耐久性を持つフッ素塗料や無機塗料を選ぶことで、長期間外壁を守れます。 室内の温度上昇を和らげたい場合は、太陽光の熱を反射する遮熱塗料や、熱の伝わりを抑えるガイナ断熱塗装プランを採用するのも効果的です。
冬の寒暖差と乾燥に備える
冬場になると、群馬県では冷たい風が吹き荒れ、埼玉県でも朝晩の冷え込みが厳しくなります。 空気が極度に乾燥し、昼夜の寒暖差が大きくなることで、外壁材や塗膜は膨張と収縮を繰り返します。 これが進行すると、塗膜にひび割れが生じやすいです。 モルタル外壁などのひび割れが起きやすい素材には、建物の動きや寒暖差による伸縮に追従する弾性塗料を選ぶことで、表面の割れを防ぎ雨水の侵入を阻止できます。 結露が発生しやすい環境では、防カビ・防藻性能が高い塗料を選ぶと衛生的な状態を保てます。
塗装に適した時期を知る
群馬・埼玉エリアで外壁塗装を依頼する際、施工のタイミングも仕上がりに影響します。 塗料は原則として気温5度以上、湿度85%未満の環境でなければ正しく乾燥・硬化しません。 春や秋は気候が安定しており、塗料が乾きやすいため塗装の適期といわれています。 一方、夏場の猛暑や冬場の凍結のおそれがある時期、雨天が続く時期は、工事期間が延びる可能性があります。 ただし、経験豊富な業者であれば季節ごとの温度や湿度管理を適切に行うため、年間を通して品質の高い施工が可能です。
外壁塗装の費用相場と内訳
見積もりを取る前に、大まかな金額感を把握しておくことは、適正価格で工事を依頼するために重要です。 以下3つの観点から費用の目安を確認していきましょう。
- 30坪の戸建てにかかる費用の相場
- 費用の内訳と塗料代が占める割合
- 見積書で確認したい項目
適正価格を知ることで、費用に関するトラブルを未然に防げます。
30坪の戸建てにかかる費用の相場
一般的な30坪の外壁塗装の費用相場は、約60万円〜100万円です。 この金額には、足場代や洗浄費、塗料代などの基本的な工事費用が含まれています。 ただし、これはあくまで目安であり、選ぶ塗料のグレードによって金額は上下するのが一般的です。 屋根の塗装も同時に行う場合は、約20万〜40万円の上乗せが必要になりますが、足場代を一度で済ませられるため、長期的な合計費用の節約につながります。
費用の内訳と塗料代が占める割合
外壁塗装の総費用の内訳は、大きく分けて塗料代などの材料費、足場代、職人の人件費などで構成されています。 実際の見積もりでは、塗料・材料費が約20〜30%、足場代が約15〜20%、高圧洗浄・養生が約5〜10%、諸経費が約10〜30%を占めることが一般的です。 実際に塗料そのものにかかる費用は、全体の約20〜30%が目安です。 そのため、少しでも長持ちさせたいと考えるなら、塗料のグレードを一段階上げたとしても、総額に対する影響は意外と小さく済みます。
見積書で確認したい項目
業者から見積書を受け取った際は、単に合計金額だけを見るのではなく、内訳の記載方法を確認することが大切です。 外壁塗装一式のように大雑把にまとめられている見積書を出す業者は、後から追加費用を請求される可能性があるため避けるべきです。 優良な業者であれば、足場面積や外壁の塗装面積、使用する塗料のメーカー名と商品名、そして下塗り・中塗り・上塗りの計3回塗りが明記されています。 雨どいや破風板などの付帯部塗装が含まれているかどうかも、比較する際の重要な確認項目となります。
外壁塗装の塗料に関するよくある質問
外壁塗装の塗料選びでは、疑問や不安を感じる方も多いのではないでしょうか。 ここでは、よく寄せられる3つの質問にお答えします。
- 外壁塗装で一番よい塗料はどれですか?
- シリコンとフッ素はどちらを選ぶべきですか?
- ホームセンターの塗料で自分で塗れますか?
気になる点がある場合は、遠慮なく無料相談や現地診断をご利用ください。
外壁塗装で一番よい塗料はどれですか?
一番よい塗料は、お客様が何を最優先にするかによって異なります。 とにかく長持ちさせて将来の塗り替え回数を減らしたい場合は、最高クラスの耐久性を誇る無機塗料が最適です。 一方で、初期費用を抑えつつ一定の耐久性も確保したいという費用対効果を重視する方にはシリコン塗料やラジカル塗料をおすすめします。 夏の暑さ対策をしたいなら遮熱塗料、ひび割れを防ぎたいなら弾性塗料というように、建物の状態や生活の悩みに合わせて選ぶことが正解です。
シリコンとフッ素はどちらを選ぶべきですか?
シリコン塗料の耐用年数が約10〜15年であるのに対し、フッ素塗料は約15〜20年と長持ちします。 今後その家に何年住み続けるかを基準にして選ぶのがおすすめです。 たとえば、あと10年程度で家を手放す、あるいは建て替えを予定している場合は、費用を抑えられるシリコン塗料で十分です。 しかし、20年や30年と長く住む予定なら、塗り替え周期を延ばせるフッ素塗料のほうが維持費用を抑えやすいといえます。
ホームセンターの塗料で自分で塗れますか?
ホームセンターで販売されている水性塗料などを使って、自分で外壁を塗ること自体は可能です。 しかし、プロが使用する塗料に比べて耐久性が劣る場合が多く、高所作業には転落の危険が伴います。 外壁塗装はただ塗るだけでなく、高圧洗浄による汚れ落としや、ひび割れの補修、塗料の適切な希釈と乾燥時間の管理など、専門的な知識と技術が必要です。 下地処理が不十分なまま塗装すると、すぐに塗膜が剥がれ、業者へのやり直しでかえって高くつくこともあります。 そのため、最初から業者へ依頼するほうが安心です。
群馬・埼玉で外壁塗装をお考えならミヤケンへご相談を
塗料の性能を引き出し、お家を長持ちさせるには、建物の状態を正確に見極める業者選びが不可欠です。 ミヤケンは、群馬県・埼玉県を中心とした地域密着の塗装専門店です。 大手ハウスメーカーの建物塗り替えを4,500棟以上手がけ、アステックペイント加盟店で年間施工実績No.1を通算6回獲得しています。 工事完了後は塗料の耐久年数に応じて5年・8年・10年・12年・15年の塗膜保証書を発行(最長15年)。 さらに塗装後1年・3年・5年・7年・8年・10年・12年・15年のタイミングで、専任スタッフが無料点検にお伺いします。 「どの塗料が合うか知りたい」「費用感だけ聞きたい」というご相談も大歓迎です。 外壁の色あせやひび割れが気になったら、お気軽にお問い合わせください。
特徴を把握して最適な塗料を選ぼう!

外観は、できるだけ塗装したての綺麗な状態を保ちたいものですが、年数が経過すると共に起こり得る劣化は避けられません。
外壁の耐久性は、塗装に使われる塗料によっても変わってきます。
数ある塗料の中から選ぶには、まずその特徴を把握することが大切です。
後悔しないためにも、専門の業者と相談しながら最適な塗装選びをしていきましょう。
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