外壁塗装の見積もりで注意すべきポイント
外壁塗装をお願いしたくても、何度も経験するものではないので、作業内容や相場を知らない方も多いでしょう。
外壁塗装はリフォームの中で最もトラブルになりやすいと言われています。
よくわからない状態で依頼した業者を信じ、すべてを任せきってしまうと後悔することになりかねません。
また、費用を抑えることは重要ですが、外壁塗装においては価格だけを判断基準にすることは手抜き作業にもつながりかねないので非常に危険です。
外壁塗装で失敗しないためにも、見積もりを依頼する前に正しい見積もりの取り方についてご紹介します。
塗装工事をご検討の方は、是非最後までご覧いただけますと幸いです。
外壁塗装の見積もりで確認しておきたいポイント
悪徳業者に騙されないための判断基準は、見積書が具体的に記載されているかどうかです。
見積もりを具体的に書けば書くほど、作業や料金においてごまかしにくくなっていくからです。
その点を踏まえて、5つのポイントをご紹介します。
- 相見積もりをする
外壁塗装の相場は会社によって提示する金額が異なります。
「この価格は一般的なのか」「割高ではないか」など見積もりの失敗を避ける、適正な価格であると判断するためには相見積もりはオススメです。
相見積もりとは、同じ条件で複数の業者に見積もりを取ることを指します。
前述の通り、複数の業者から見積もりを取ることで工事の内容や価格が比較できるため、悪質な業者を見極めやすくなります。
面倒でもお願いしたい業者が決まっていない場合は、3社以上相見積もりを取ることをおすすめします。 - 工程の内容が具体的に記載されている
悪徳業者では、必要工程を省いた手抜き工事を行います。
手抜き工事を避けるためには、見積書に必要工程が細かく記載されていることが重要となってきます。
「塗装作業一式」のように、工程を一式でまとめて記載されている場合は特に注意が必要です。
「一式」の中に何がどれくらい含まれているか確認しましょう。
また、作業の確認が困難で、作業が省略されていることを指摘しても、「元々見積もりに入っていなかった」と言われたらそれまでです。
業者によって記載方法は異なりますが、自分でも基本的な塗装の知識をつけて必要な工程がきちんと記載されているか確認してください。
特に下記の工程は必須になるので、記載がない業者には注意しましょう。・足場設置
・下地処理
・下塗り
・中塗り、上塗り（2回塗り） - 面積が数値で記載されている
塗装面積というのは、知識がない依頼者にとってはわかりにくいものです。
そのため、塗装面積を増やして、工事代金を上げる業者も存在します。
見積書で足場設置、塗装の面積が一式などと数値で記載されていない業者には特に注意してください。
騙されないためにも、家の大きさに対して塗装面積が大きくないかはチェックしておきましょう。 - 塗装が3回塗りになっている
前述の必須項目でもあるように、外壁塗装は一度全体を塗ってしまえば終わりではなく、3回塗りが必要とされています。
3回塗ることで塗膜に厚みが出て耐久性も上がり、紫外線や雨に耐えられる塗装となるのです。
何度塗ったかどうかは仕上がり後だとプロでも見分けにくいため、見積もりの段階で3回塗りが工程に含まれているかをチェックしてください。 - 商品・メーカー名が記載されている
見積もり書の塗料の項目が具体的に記載されているかも確認しましょう。
「シリコン塗料」と塗料の種類のみが記載されている場合、どのメーカーの塗料を使うのかが分かりません。
同じシリコン塗料でもメーカーによってグレードや商品が変わってくるので、具体的に記載してもらいましょう。
見積もり書の内容を分析・内訳
見積もりのポイントを押さえたところで、見積書の具体的な内容について分析していきます。
- 内訳にある項目
内訳にある項目としては、以下が挙げられます。
・足場・飛散防止ネット
・高圧洗
・養生
・塗料代
・塗装施工費（下塗り・中塗り（上塗り1回）上塗り（上塗り2回））
・付帯塗装工事（付帯塗装工事とは軒天や雨樋などの付帯部分）
・諸経費
塗装施工費とは、人件費や手間賃を指しています。
また、付帯塗装工事とは軒天や雨樋などの付帯部分を塗装する作業です。
見積もりで失敗しないためのコツ
見積もりを取る上で大切なことは何でしょうか？
ただ見積もりを依頼して価格だけを比較するのではなく、正しい見積もりの取り方を知っておきましょう。
安心して適正価格の見積もりを依頼できるようポイントをご紹介します。
- 予算も大事だが目的を伝える
予算を伝えるのは大切なことです。
しかし、塗装費を安く抑えたかったとしても、安すぎる予算を提示するのは止めましょう。
予算をあまりにも低く伝えると、満足のいく塗装がされず、必要な工程が飛ばされるリスクが出てきます。
まずは、自分がどういう目的で塗装を依頼するのかを明確に伝えましょう。
きちんと伝えることによって、塗装業者もプランと予算を組んでくれます。 - 他社の見積もりは見せない
施工費を少しでも抑えるために、他社の見積もりを見せて値引きすることはおすすめできません。
塗装業者は契約につなげたいので他社の見積書を確認すれば、無理をしてでもより安い費用で見積もりを出してきます。
そうなると本当に必要な塗装工事が抜ける可能性が出てきます。
相見積もりをする際は、公正な形で見積もりを出してもらい検討することが大切です。 - 値引きをしすぎない
強引な値引きをお願いすることも、本来すべきであった塗装が抜け漏れる可能性が出てきます。
値引きをお願いするタイミングは、自分の希望の塗装を伝え、プランがある程度決まった後にしましょう。
最終的に業者と細かい塗装内容を詰めていく段階で、塗装が不要な箇所を削減したり、内容を変更したりするなどで費用を抑えると良いでしょう。
良い業者の見分け方
見積もりで騙されないことも重要ですが、外壁塗装で失敗しない一番重要なポイントは良い塗装業者に依頼できるかどうかです。
優良業者を選ぶために業者の見分け方についても押さえておきましょう。
- 丁寧にヒアリングを行ってくれる
業者の話し方や説明の仕方からでも、その業者がある程度誠実かどうかは読み取れるものです。
また、外壁はその土地の気候条件などに大きな影響を受けるものなので、その土地に詳しい地元密着型の業者へ調査を依頼してみてください。
私たちミヤケンは地域密着型塗装専門店です！お気軽にご相談下さい。 - 細かい部分まで現地調査を行ってくれる
現地調査時の対応は優良業者か見極めやすいポイントとなります。
調査時間は大体1～2時間程度かかってしまうものです。
外壁塗装を正しく行うためには、安心できるプロの診断が必要です。
業者によってはさらっとチェックして診断することもあります。
また、専門知識がない営業や塗装の職人が現地調査をしている場合もあります。
プロの診断かどうか見極め、外壁の状態に合ったプランを提案してくれているかなど確認することが大切です。 - 調査結果を分かりやすく解説してくれる
現地調査について口頭で伝えられても理解するまでに至らないことも多いでしょう。
場合によっては診断結果に疑問を持つこともあります。
調査内容を動画や写真で説明してくれる業者があります。
現地調査は、口頭ではなく書面で確実にもらいましょう。
現地調査の報告の仕方によっても優良業者かどうかの判断基準になります。
外壁塗装の見積もりで良い塗装業者を見極めましょう！
今回、見積もりのポイントや各項目の相場など、外壁塗装をするにあたって必要な基本的な知識をご紹介しました。
正しく見積もりを取ることで、悪徳業者へ安易に外壁塗装を依頼するリスクは減らすことができます。
よくわからないからといって業者を信じて丸投げにすると、いいように手を抜かれたり、相場より高い見積もりに気付けなかったりします。
業者の言うことを鵜吞みにするのではなく、見積もりを詳細まで書いてもらうなど、自分自身でも知識をつけて対応してきましょう。
なかなか判断が難しいと思うときは、私たちミヤケンまでお気軽にご相談下さい。
ご相談・現場調査・お見積もりは全て無料です。
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