家の築年数で外壁の劣化症状は異なる!築年数別の劣化症状&メンテナンス方法
外壁材には、あらかじめ素材に適した塗料で塗装をしてあります。
外壁そのものには防水性能がないので、塗装をして防水性能を持たせる必要があるからです。
しかし、築年数が経つにつれて次第に塗膜が劣化し、防水性能が失われてしまいます。
そのため、適度なタイミングで塗装をし直して、紫外線や雨風・雨漏りなどから家を守らなければなりません。
築年数の経過により、どのような劣化症状が現れるようになるのでしょうか?
そこで、この記事では築年数別の劣化症状とメンテナンスについて詳しく解説していきます。
メンテナンスのタイミングを知りたい人や劣化症状を放置しても大丈夫か気になる人などは、ぜひ参考にしてみてください。
家の築年数によって劣化症状は変化していく
外壁の劣化は、家の築年数によって症状が異なります。
築年数によってどのような劣化症状が現れるのか、見ていきましょう。
- 築3年
初めに訪れる劣化症状は、外壁の変色と色あせです。
築3年ほどで、外壁に使われている塗料のツヤがなくなります。
使用されている塗料の色や性能によっても変わりますが、変色や色あせが見られるようになります。
- 築5年
築5年前後で塗料の防水性能が低下すると、カビ・コケ・藻が繁殖するようになります。
なぜなら、防水性能が低下したことにより外壁が吸水しやすくなってしまうからです。
日当たりが悪い北側の外壁の場合には、5年よりも早く発生するかもしれません。
また、築6年ほどで外壁に触るとチョークの粉のようなものが付着する「チョーキング現象」も現れるようになります。
- 築8年
築8~9年ほどで、外壁の小さなひび割れやコーキングの劣化が現れます。
クラック(細かいひび割れ)を見かけたら、外壁の劣化が進んでいる証拠なので、早めに点検をしてもらって塗装をしましょう。クラックについて詳しく紹介している記事もありますので、ぜひご覧ください!
【外壁にひび割れ(クラック)ができる原因と種類、補修方法・費用】 - 築10年
メンテナンスをせずにそのまま放置して築10年を迎えると、外壁のはがれが目立つようになります。
爆裂が起こっている場合には、防水性能が完全に失われているので、すぐにメンテナンスをしなければなりません。
そのまま放置してしまうと、外壁から雨漏りしてしまう危険があります。
雨漏りしているのに更に放っておいてしまうと、家内部の木材が腐って耐久性が損なわれます。
最悪の場合、崩壊してしまう恐れがあるので築10年を目安に一度点検をしてもらいましょう。
1回目のメンテナンスのタイミングの目安は?
築10年ほどで1回目のメンテナンスの機会が訪れます。
サイディングの目地が劣化しているため、目地の補修や交換を行います。
また、サッシまわりのコーキングも同様です。
メンテナンスのタイミングは、外壁材に使われている素材によって異なります。
外壁に使われている塗料がアクリルやウレタンなら、築10年を迎える前に塗装し直さなければいけない可能性があります。
シリコン塗料の場合は、築10~15年ほどで塗装によるメンテナンスが必要です。
ラジカル塗料も築15年ほどで塗装しなければなりません。
築20年ほどで、フッ素や無機塗料が使われている外壁材の塗装によるメンテナンスが必要となります。
しかし、外壁の塗装工事は屋根の塗装工事と一緒に行われることが多いです。
そのため、外壁と屋根の劣化症状や状態に合わせて適切なタイミングでメンテナンスをしなければなりません。
築10年ほどで一度外壁と屋根の状態を点検してもらってメンテナンスをするべきなのか見てもらうのがベストです。
また、10年経過していなくてもチョーキング現象や外壁のはがれ・爆裂が起こっている場合には早めに点検・メンテナンスをしてもらってください。
新築の戸建てなのにも関わらず10年経たずに雨漏りしてしまった場合には、ハウスメーカーもしくは工務店に連絡をとりましょう。
住宅瑕疵担保保険の期間が10年のため、雨漏りの補修にかかる費用をハウスメーカー・工務店に請求することが可能です。
2回目のメンテナンスのタイミングの目安は?
2回目のメンテナンスのタイミングの目安は、外壁の素材と1回目の塗装工事で使用した塗料のグレードによります。
アクリル・シリコンで塗装をした場合には、1回目の塗装をしてから5~10年ほどで再塗装が必要です。
フッ素・無機塗料で塗装をした場合には、1回目の塗装をしてから15~20年ほどで再塗装をしましょう。
そのタイミングでコーキングの補修や交換も再びしてもらってください。
しかし、この年数はあくまでも目安です。
外壁の状態によってもメンテナンスのタイミングは異なるので、劣化症状が現れたらまずは点検してもらうことをおすすめします。
3回目のメンテナンスのタイミングの目安は?
3回目のメンテナンスでは、塗装工事ではなくカバー工事もしくはサイディングの張り替え交換工事となる可能性が高いです。
既存の外壁の上から新しい外壁材でカバーする工事のことをカバー工事と言い、適切なメンテナンスをしていて外壁の状態が良い場合に施工可能です。
定期的なメンテナンスを怠り、クラックが目立っていたり雨漏りする可能性があったりする場合には、サイディングの張り替え工事となります。
築30~40年ほどで外壁のカバー工事、もしくは張り替え工事を検討することになるでしょう。
また、窯業サイディングで目地がある場合には約10年ごとに目地の補修が必要となるので、忘れずにメンテナンスを行ってください。
家の環境・造りによっても劣化症状が進行するスピードが異なる
実は、家の環境・造りによっても劣化症状が進行するスピードが異なります。
どのような環境・造りによって変わるのかご紹介しましょう。
- 家の立地による劣化スピードの変化
外壁が劣化する進行スピードは、塗料のグレードや外壁材の素材だけでなく、家の立地や日当たりなどの環境によっても変わります。
日当たりが良い家は紫外線が外壁に当たる量が増えるため、劣化スピードが早くなります。
家が高台に建っていると紫外線の量が多く、雨風の影響も強く受けるため、メンテナンスの目安よりも早くメンテナンスをすることになるかもしれません。
また、南側が日当たりの良い角地に家が建っている場合も、2箇所の方角からの日当たりが良くなるため、外壁の塗膜が劣化しやすいです。
自宅の周囲に他の家や木などの障害物がない場合も同様のことが言えます。
- 軒の長さによる劣化スピードの変化
外壁よりも出っ張っている屋根の下部のことを、軒と言います。
この軒先の長さによっても、劣化スピードが変わります。
軒が長い家なら、外壁に雨風や紫外線が強く当たりにくいので劣化しにくいです。
しかし、軒が短い家だと、軒が短いために雨風や紫外線の影響を強く受けやすくなってしまいます。
軒が短い家に住んでいる場合は、メンテナンスのタイミングの目安より早めに点検・メンテナンスをした方が良いでしょう。
築10年を目安にメンテナンスを行いましょう!
家を雨風・紫外線から守るためには、塗装工事が必要です。
塗装工事を行うことで、防水性能を持たせて雨風や紫外線から家を守ることができます。
外壁の劣化症状は、変色・色褪せから始まり、カビ・コケ・藻の繁殖、小さなひび割れやコーキングの劣化と進んでいきます。
チョーキング現象や外壁の剥がれといった劣化症状が現れたら、雨漏りする前に早めに点検と塗装工事をしてもらってください。
メンテナンスのタイミングは、使われている外壁材や塗料のグレードによっても変わるため、メンテナンスをするべきか迷った時には、一度点検してもらうことをおすすめします。
長く大切に住まうために、早めにメンテナンスをしてみてください。
業者選びでお悩みの場合や、ご自宅の外壁について気になる点がございましたら、自宅の現状も無料で診断できる弊社にご相談ください。
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