難易度はドアの種類によって変わる?玄関ドアをDIY塗装!木製ドアの塗装方法もご紹介
玄関ドアは建物の雰囲気を左右するほど目立つ存在です。
劣化が進むと建物全体の雰囲気も暗く見えてしまうため、塗装を考える方がいる中、DIYブームということで玄関ドアの塗装に挑戦する人は増えています。
今回は、玄関ドアをDIY塗装するために必要な道具、手順などについてご紹介します。
玄関ドアの塗装はクオリティを重視したいという方も、ぜひ最後までご覧ください。
玄関ドアを塗装したい!できる?できない?
- 金属製ドア
金属製の玄関ドアのDIY塗装は難しく、失敗してしまう可能性が非常に高いです。
塗装自体をすることは可能ですが、塗装をしてもはがれてしまう場合があるので、オススメは出来ません。
色褪せなどが気になる場合は、交換もしくはダイノックシートでの施工をオススメします。 - 木製ドア
木製の玄関ドアの場合はDIY塗装することも可能です。
ですが、古い塗膜をしっかりとはがしきらないと、上から塗装しても古い塗膜と一緒にはがれてしまいます。
正しく施工しないと様々な不具合が出てくる可能性があるため、やり方や使用する塗料を入念に調べておく必要があります。
詳しくは以下にて説明しますので、是非ご覧ください!
木製の玄関ドアに使う塗料のタイプは2つ!
木製の玄関ドアに使う塗料にはどのようなものがあるのでしょうか?
DIY塗装を考えている人は、どちらのタイプを使用するのか考えながらチェックしてみてください。
- 造膜タイプ
造膜タイプの特徴は、表面に塗膜を造ることで耐水性や耐久性を高められるという点です。
耐久性が高くなるため、メンテナンスのサイクルが長くなるのもメリットとなります。
マットな仕上がりはもちろん、木目を生かすための「着色仕上げ」や、ツヤを再現できる「エナメル仕上げ」などにすることも可能です。
造膜タイプのデメリットとしては、触れた時に木材の質感が感じられないことや、割れ・はがれといった塗膜劣化が起きてしまうことが挙げられます。
塗膜劣化が起きるとそこから水が染み込んでしまい、中の木材が脆くなりやすいです。
割れやはがれが起きた時は、中の木材が劣化する前に早急なメンテナンスが必要となるでしょう。
劣化した時のメンテナンスはかなり難易度の高い作業になるため注意が必要です。 - 浸透タイプ
浸透タイプは塗料が内部に入り込むため、木目がはっきりと見えやすくなる塗料です。
撥水性や防カビ性に優れ、重ね塗りが可能なのでメンテナンスも比較的簡単に行えます。
しかし、塗膜が作られないため、造膜タイプと比べると耐水性や耐久性が低いです。
クリア仕上げといった透明塗料で保護をする方法もありますが、木材の質感を生かすことができなくなってしまいます。
また、耐水性・耐久性が低いことからメンテナンスのサイクルが短いため、定期的に塗装作業ができない方には向かないかもしれません。
ツヤを出すことが難しいため、ツヤ感を出したいという場合にも不向きです。
DIYで玄関ドアを塗装しよう!【必要な道具編】
続いて、DIYで玄関ドアを塗装する時に必要な道具をチェックしましょう。
- 雑巾
ドアの汚れを落とすために使います。 - 養生シート
塗装する時にドア以外の部分をカバーするために使います。
養生シートは丁寧に設置しなければ、外壁やドアノブ、玄関ポーチなどに塗料が飛び散り、見栄えが悪くなってしまいます。 - マスキングテープ
マスキングテープは養生シートを設置する時に使います。
「マスカー」というアイテムは、マスキングテープと養生シートが一体になっているもので、簡単に養生できるのでおすすめです。 - 電動サンダーと紙やすり
電動サンダーは、紙やすりを装着して電動で研磨する工具です。 - 木部パテ
木部を補修するためのパテです。
傷や割れ、穴などを埋めて平らにすることができます。 - 塗料と薄め液
お好みの塗料とそれを希釈するための薄め液を用意します。
薄め液は、塗料がはみ出してしまって拭き取りたいという時にも使います。 - ハケとローラー
塗料を塗る時に使います。
2つとも用意しておくと使い分けができて便利です。 - ワックス
ツヤを出したり、保護膜を作ったりするために必要です。
仕上げ作業に欠かせないものになるため、必ず用意しましょう。
DIYで玄関ドアを塗装しよう!【手順編】
DIYで玄関ドアを塗装する時に必要な道具が揃ったら、早速塗装を始めていきましょう。
ここからはDIYで玄関ドアを塗装する手順についてご紹介します。
- ドアの汚れを落とす
まずは雑巾を使って汚れやホコリを落としていきます。
取れない汚れは後で研磨するため、ここでは乾拭きのみで問題ありません。 - ドアに付着した古い塗料を落とす
塗装を始める前に、拭いても取れない汚れや古くなった塗料を落とします。
電動サンダーを使って隅々まで研磨していきましょう。
ここでしっかりと汚れや塗装が落ちていないと、新しく塗った塗料がしっかりと付着してくれません。
この下地処理は、見栄えだけでなく耐久性を上げることにもつながるため、入念に行うことが大切です。
また、傷や割れが見られる場合は木部パテを使って凹みを埋めていきます。 - 養生する
マスキングテープと養生シートを設置していきます。
養生は外壁や玄関ポーチだけでなく、ドアノブや鍵穴、のぞき穴にも必要です。
鍵穴やのぞき穴などはマスキングテープで行うと細かい部分もしっかり養生できるのでおすすめです。
養生シートに滑りやすさを感じる場合は、床のみ新聞紙で養生を行うと滑りにくくなります。 - 下塗り
塗装作業で最も重要と言えるのが塗料の下塗りです。
一気に塗装してしまおうと考える方は少なくありませんが、実は下塗りをすることによって耐久性が大きく変わってきます。
また、塗装は3回に分けて薄く塗っていくのが基本となっていることも覚えておきましょう。
塗装はドアの角、隅といった塗りにくいポイントからハケを使って行い、それ以外の箇所はローラーで塗装します。
ローラーを使う時は、ムラを抑えるために同じ方向に動かすように意識することが大切です。
3回薄塗りを繰り返したら、2~4時間程度は時間を置いて乾燥させましょう。 - 上塗り
上塗りは下塗りが乾燥したら開始します。
下塗りと名前は異なるものの、作業の内容は同じです。
ハケやローラーを活用し、3回に分けて薄く塗っていきます。
塗装が完了したら2~4時間かけて乾燥させましょう。
仕上がりにこだわりたい場合は、さらに同じことをもう1度繰り返すケースもあります。 - 仕上げ
ハケを使い全体にワックスを塗るのが仕上げ作業です。
ワックスで仕上げをすることによって、ツヤを出すことや保護膜を形成することができます。
ワックスでの仕上げが終わった後もしっかりと乾くまで乾燥させましょう。
乾燥する前にドアを閉めてしまうとドアが開きにくくなるなどの不具合が生じてしまう可能性があります。
玄関ドアの塗装もミヤケンへお任せください!
今回ご紹介したとおり、玄関ドアの塗装は木製ドアでも難易度が高く、かなりの時間がかかります。
DIYにこだわりがなく、玄関ドアの劣化が気になる・なるべく安く済ませたいという方は、業者に依頼するのが無難でしょう。
木製ドアの塗装にかかる費用相場は、5万~20万円ほどと言われています。
金属ドアであれば3万~10万円ほどです。
手間とクオリティ、耐久性などを総合的に考えると、業者に依頼した方がコスパ良く玄関ドアを塗装できる可能性は高いです。
DIYに自信がない方はもちろん、メンテナンスが面倒という方は専門の業者もチェックしてみてください。
お困りごとなどございましたら、塗装専門店のミヤケンにお任せください!
現場調査・お見積もりは全て無料で行っておりますのでお気軽にご相談ください。
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