外壁塗装工事で窓枠も塗装しよう！窓枠の種類や塗装のメリットについて解説

塗装の基礎知識

外壁塗装では窓枠や雨樋部分など、住宅の付帯部における塗装についても確認されます。
外壁塗装の際には窓枠も同時に塗装すべきなのでしょうか？
そこで今回は窓枠塗装の必要性に加えて、窓枠の種類や塗装するメリットについて解説していきます。
窓枠の塗装はした方がいいか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

どの部分が窓枠？素材の種類も確認しよう

外壁塗装の前に、どの部分が窓枠に該当するのか悩む方もいるでしょう。
そもそも窓枠は、外壁とは異なる素材が使用された部分を指しています。
ガラスがはめ込んであれば窓枠、網をはめ込んであれば網戸ということです。
この窓枠そのものは、木製やアルミ、金属、モルタル、樹脂などの様々な材質から作られています。
ここでは、一般的な住宅に使われることが多い窓枠の素材別で特徴をご紹介していきましょう。

木製

木製の窓枠は、築年数の経過した住宅で多く見られる窓枠です。
自然でナチュラルな雰囲気を作るために、あえて新築の住宅に用いられることもあります。
木材は自分で呼吸するような性質があるため、金属や窯業などの窓枠と比べると劣化が進みやすい一面もあります。
しかし、調湿性を兼ね備えていることから、気温差による結露が起こりにくいです。
木製の窓枠はガラス面積を大きくすることもできるので、自然光を部屋の中に多く取り入れられます。
サイズ調節も他の素材に比べて柔軟に対応しやすいです。
ただし、他の金属系の窓枠と比較すると価格が高い傾向にあります。

アルミ製

窓枠の材質としてポピュラーなのがアルミです。
明治以降に洋風の建築技術が日本に入って以降、現代も使用されている素材です。
スチール製に比べて軽量でサビにくく、さらに気密性の高さも注目されています。
力の弱い子どもや高齢者、女性でも窓の開閉をスムーズに行いやすいのがポイントです。
比較的安価で加工しやすく、耐久性・防火性・耐候性にも優れています。
しかし、熱伝導の高さから断熱性を低くしてしまうので、結露が起こりやすい傾向にあります。

樹脂製

元の素材は塩化ビニル樹脂であり、断熱性に優れた窓枠です。
結露が生じにくい特性やダニやカビの繁殖を抑えられる性質に加え、海沿いの地域に起こりやすい塩害にも強い特徴があります。
腐食に強く、加工しやすいことも樹脂ならではのポイントであり、個性的な家のデザインにも多く使われています。
気密性も十分で隙間風防止はもちろん、防音効果も期待できます。
メリットの多い樹脂製の窓枠ですが、比較的強度が低いという欠点もあるので注意が必要です。
厚みを足すことで強度を上げることは可能ですが、その分費用もかさんでしまうでしょう。
他にも、紫外線に弱いことから、形が変わったり変色したりすることもあります。

アルミ樹脂複合
アルミ樹脂複合の窓枠は、アルミ製窓枠と樹脂製窓枠の特性が合わさった窓枠であり、近年では多くの住宅に使われるようになりました。
室外はアルミ、室内は樹脂といった構造になっており、断熱性と防音性の両方を兼ね備えた窓枠として知られています。
室内を快適な温度に保ちやすいことから、エネルギー効率アップにもつながるため、エアコンなどのランニングコストを抑えることも可能です。
ただし、アルミ製窓枠ほどの耐久性はなく、価格も比較的高い傾向にあります。
定期的なメンテナンスを行うことで耐久性を保つことは可能ですが、メンテナンスにも費用がかかってくるため注意しましょう。

窓枠は塗装すべき？必要性はある？

窓枠は素材によって特徴が異なりますが、どのような素材であっても塗装する必要があるのでしょうか？
実は、最近の窓枠は耐久性が高くなってきていることから、素材によっては塗装する必要はないと言われています。
定期的なメンテナンスが必須とされているのは「木製窓枠」です。
木製窓枠は劣化を放置すると機能性が発揮できなくなり、最悪の場合交換が必要になることもあります。
アルミや樹脂、アルミ樹脂複合は比較的耐久性が高いこともあり、定期的な塗装は必須ではありません。
とはいえ、後ほどご紹介する劣化の兆候が見えてきた場合は、どの素材でもメンテナンスが必要になるので注意しましょう。

窓枠の塗装で得られるメリットは？

次に、窓枠塗装で得られるメリットについてご紹介します。
外壁塗装と一緒に窓枠塗装をしようか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

耐久性を保てる
塗装は建物の美しさを保つためのものだと認識している方は多いですが、実は塗装は建物の耐久性を保つためにも非常に重要な役割を持っています。
窓枠を塗装することによって傷や腐食から保護することができ、建物自体の耐久性を保つことにつながるのです。

建物の美しさを取り戻せる

色あせや傷、腐食などによって建物の美しさが損なわれている場合、塗装によって美観性を回復することができます。
建物が美しくなるのはもちろん、建物のイメージをガラッと変えることも可能なので、雰囲気を変えたい方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。

建物自体の機能性を上げることも可能

窓枠は建物の気密性や耐久性、断熱性や防音性などを左右する重要な役割を担っています。
定期的に塗装を行うことでそれらの機能を維持したり、さらに効果を高めたりすることができるのです。
エネルギー効率を上げることで、快適な暮らしにつながるのも窓枠塗装のメリットになります。

窓枠塗装は外壁塗装と同じタイミングで行うのがおすすめ

窓枠塗装のタイミングとして挙げられるのは、外壁塗装工事です。
外壁塗装工事では付帯塗装も行うことができるため、窓枠の劣化が見られる場合は一緒に塗装してもらうのがおすすめです。
また、以下の兆候が見られる場合は塗装を行いましょう。

【木製】
・塗装面が色あせてしまった
・塗装面の剥離（はくり）や脱落した
・かびによる汚れが顕著に現れている
・雨水をあまりはじかなくなってきた

【アルミ】
・窓枠表面に白い斑点ができる
・窓枠表面に粉が吹いたような状態になる

【樹脂】
・塗装面が色あせてしまった
・ひび割れが起きてしまった

【アルミ樹脂複合】
・窓枠表面に白い斑点ができる
・窓枠表面に粉が吹いたような状態になる
・塗装面が色褪せてしまった
・ひび割れが起きてしまった

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気になる窓枠塗装の費用はどれくらい？

窓枠塗装の費用相場は、約1万～6万円と言われています。
足場が必要になる2階部分などで作業を行う場合、さらにプラスの費用がかかってくることも少なくありません。
ちなみに足場の設置費用の相場は、1平米あたり600～1,500円となっています。
足場の費用がプラスされるとなると、やはり外壁塗装も一緒に行った方が費用を抑えられるでしょう。
また、窓枠塗装は素材によって高い技術と知識が必要になるため、豊富な実績を持った業者を選ぶことが大切です。
費用面に加えて、高い技術を持った業者かどうかを見極めることも心がけましょう。

外壁塗装の際には窓枠も要CHECK！

今回は窓枠塗装の重要性やメリット、塗装するタイミングなどについてご紹介しました。
窓枠は快適な住まいを維持するためにも定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
また、窓枠は素材によって塗装の技術や知識が多く必要になるため、業者選びもかなり重要なポイントになります。
実績豊富な業者を選ぶとともに、外壁塗装と同じタイミングで窓枠塗装をしてコストを抑えられるように工夫をしてみてください。

お困りごとなどございましたら、塗装専門店のミヤケンにお任せください！
現場調査・お見積もりは全て無料で行っておりますのでお気軽にご相談ください。

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