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ALCパネルはどのような外壁材?特徴とメンテナンスの注意点

お家の耐久性を大きく左右すると言われている外壁材には数多くの種類があります。
その中でもALCパネルは耐久性が高くメリットも多いことから、ハウスメーカーでも取り扱いの多い外壁材です。
一方デメリットも存在し、定期的な塗装メンテナンスが必要な外壁材でもあります。
この記事では、ALCの特徴やメンテナンスの注意点について詳しく紹介します。

■ALCパネルとは?

ALCパネルは珪石やセメント、石灰や発泡剤であるアルミ粉末から作られている外壁材です。
高温高圧の蒸気養生と呼ばれる独自の製法によって作られた軽量気泡コンクリート建材として、外壁の他にも様々な用途で使われています。
耐久年数は60年以上と言われており、軽さと強度に加えて高い断熱性を持っているALCパネルは、現代の建築において欠かせない建材の一つでもあります。
とは言え、表面の塗膜の劣化は進むため約10~15年に塗装によるメンテナンスが必要です。
そんなALCパネルには、厚みや形状、表面加工の方法などの違いによって3つに分けられています。
▼動画でも紹介していますので、ぜひご覧ください▼

 

  • 厚みの違い
    厚み

    ALCパネルは厚みによって厚型パネル薄型パネルの2種類に分類されます。
    厚型パネルは厚さ75mm以上あるパネルで、主に鉄筋コンクリートや鉄骨といった強固な建物を建築する際に使われます。
    35mm以上75mm未満のパネルを薄型パネルといい、木造や鉄骨の建物など戸建て・マンションで使用されています。
  • 形状の違い
    形状によって一般パネルコーナーパネルに分けられます。
    一般パネルは建物の平面部に使用する平らなものであり、主に外壁の面部分に使われます。
    一方コーナーパネルは細長いL型の形状をしており、主に建物の角部分に利用されています。
    違いは形状だけであり、素材や模様などは同じです。
  • 表面加工の違い
    表面の加工方法によって平パネル意匠パネルの2種類に分類されます。
    デザイン性のない平らなものを平パネル、模様のあるデザイン性の亜t買いものを意匠パネルといいます。

 

■ALCパネルで発生する劣化症状

機能性も高く耐久年数が長いALCパネルですが、全く劣化しないというわけではありません。
ここからは実際に発生する劣化症状についてそれぞれ解説します。

  • シーリング材の劣化症状
    コーキングひび割れ

    ALCパネルには、外壁と外壁の接合部分に使用されているコーキングのひび割れなどが発生します。
    7~10年を目安に表面の塗膜の劣化した影響や地震の揺れによるもので発生するため、補修時期でなくとも万が一劣化が見られた場合には早めに対処することが大切です。
  • 塗膜の劣化症状
    塗膜のはがれ

    ALCパネルには水分を吸収しやすい性質があるため、使用する際には防水性をカバーする塗装を行う必要があります。
    しかし、使用するうちにどうしても塗膜は劣化し、外壁の防水機能や保護機能は低下します。
    そのため、色あせやコケが生えた際には、塗装や除去をすることで塗膜の補修を行います。
    また、チョーキングと呼ばれる壁を触った際に手に白い粉が付く症状が見られた場合には、塗装が劣化しているサインですので適切な補修を施してください。

    ●パネルの損傷
    強固な外壁材であるといっても、ひび割れや欠損などが起こる可能性もゼロではありません。
    もしひび割れを放置してしまうと、そこから塗膜と壁の間に水が入り込み、腐食し破裂する恐れがあります。
    また、剥落することもあり得るため、損傷した場合には早めに対処することが重要です。

■ALCパネルを長持ちさせる塗装ポイント

ALCパネルの長持ちに効果的な塗装方法について紹介します。

  • 塗り替え前にひびの補修を行う
    外壁上塗り2回
    もし施工時にALCパネルにひびがあった場合には、塗り替えを行う前にきちんと補修する必要があります。
    補修せず塗装してしまうと、地震だけでなく道路の振動などちょっとしたことで、ひび割れが信仰してしまい、取り返しがつかなくなる場合があります。
    柔軟性の高いシリコンやウレタンは劣化しにくいため、補修におすすめです。
  • 水性塗料を使用する
    使用塗料
    油性塗料は透湿性が低いことから、ALCパネルの特徴の一つである調節機能を低下させる恐れがあります。
    一方で水性塗料は透湿性が高く、外壁の防水性を蘇らせて外壁内の湿気を外に放出することが可能なため、塗料を選ぶ際には注意してください。
  • しっかりと気泡を埋める
    気泡が多いALCパネルを塗装する際には、表面にある穴をしっかりと塞ぐ必要があります。
    劣化を抑えるためにも、下地に塗料をしっかり塗り込みましょう。
    また、気泡をしっかり埋めることで塗装が均一にできるため、仕上がりも綺麗になります。
  • 下塗りの塗料には粘度の高いものを使う
    下塗り
    外壁塗装は基本的に下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りを行います。
    その際に粘度の高い塗料を下塗りに使うことで、防水性を高め浸水やひび割れを防ぐ効果が期待できます。
    下塗りは外壁の寿命にも大きく関係する重要な作業ですので、粘度の高い塗料で入念に行いましょう。
  • 仕上げに防水性の高い塗料塗る

    ALCパネルの塗装の仕上げには防水性の高い塗料を使いましょう。
    値段は高くなるものの、フッ素やシリコンの塗料は汚れにくさに加え、水にも強いため、長期間の外壁材の保護に向いています。
    また、仕上げに二度塗りすることで、防水塗膜をしっかりと形成する効果が期待できます。
■ALCの特徴を抑えて適切なメンテナンスをしましょう

ALCパネルはその安全性や機能性の高さから注目されている外壁材の一つです。
しかし、軽くて耐久性も高いなどメリットも多くある一方で、水に弱いというデメリットも存在します。
そのため、定期的に塗装を行い、防水性を保つことが重要です。
外壁材に使用する際には、定期的に補修を行うことができるのかしっかり検討しましょう。
また、依頼する業者選びも非常に重要です。
ALCパネルの施工実績があるのか、しっかり点検をしているのか、適した塗料を提案してくれるのかなど、特徴や注意点をしっかり把握している業者を選びましょう。

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