屋根の釘が浮いていたら放置してはいけない理由とは?
屋根の工事の際に、屋根が今どのような状態になっているのかを業者が事前に確認します。
「屋根材がひび割れていないか」「屋根の下地の劣化状態は大丈夫か」などは、実際に屋根に上がって確かめなければ分からないからです。
しっかり屋根の状態を確かめないと、雨漏りが発生してしまうリスクも高くなります。
大切な住まいを守るためには、屋根の状態を確認してから工事を行うことが大切なのです。
今回は、そんな屋根工事における「釘浮き」や放置してはいけない理由などをご紹介します。
屋根の釘浮きとは?具体的にどこの釘が浮いている?
屋根の点検の際に「屋根の釘が浮いています」と業者に言われることがあるかもしれません。
しかし、言葉で聞いただけでは「どこの釘が浮いているのか」と疑問に思ってしまうでしょう。
実際に写真で見せてもらったりドローンを使って動画で屋根の状態を確認させてもらったりすれば話は別ですが、ただ話を聞いただけでは理解しにくいものです。
屋根材には様々な種類がありますが、金属やスレート屋根の頂上には「棟板金」という鉄板を用いて屋根を固定します。
棟板金は、屋根から雨水が内部に入らないように守る役割を持っています。
この棟板金を固定する際に釘が使用されています。
そのため、「屋根の釘が浮いている」と業者に言われたら、棟板金を固定する釘が浮いていると認識しましょう。
棟板金を固定する釘の浮きを放置してはいけないのはなぜ?
棟板金は屋根の頂上を固定する役割がありますが、なぜ釘浮きを放置してはいけないのでしょうか?
屋根の釘浮きを放置してはいけない理由には、以下の3つが挙げられます。
- 内部の木材が劣化しやすくなってしまうから
1つ目の理由は、屋根内部の木材が劣化しやすくなってしまうからです。
屋根の頂上を固定する棟板金が浮いてしまうと、隙間から雨水が浸入して内部の木材が劣化しやすくなってしまいます。
そのまま放置してしまうと、木材が腐ってしまったり棟板金自体が外れてしまったりすることがあるでしょう。
内部の木材を劣化させないためや、棟板金が外れることを防ぐためにも、棟板金の釘浮きは放置しないようにしましょう。
- 雨漏りのリスクが高まるから
2つ目の理由は、雨漏りのリスクが高まるからです。
棟板金を固定するための釘が浮いた段階では、すぐに雨漏りする可能性は低いです。
しかし、棟板金の釘浮き以外にも「屋根材の劣化」や「下地の劣化」まで放置し続けてしまうと、雨漏りのリスクが非常に高くなってしまいます。
雨漏りによって家内部の柱や木材が腐食し、家そのものの耐久性が悪くなってしまいます。
修繕費用も高額になってしまうことから、コストを抑えるためにも雨漏りのリスクは早めに対処しておくことが大切です。
- 風で棟板金が飛ばされて事故や怪我につながる危険性があるから
3つ目の理由は、風で棟板金が飛ばされる危険性があるからです。
棟板金の釘浮きを放置すると、板金そのものが歪んでしまったり、風によって動いてしまったりします。
全体的に釘が浮いてしまっている場合には、強風によってどこかに飛んでしまうかもしれません。
棟板金は金属製なので、人やものに当たってしまうと非常に危険です。
近隣住民の車に当たってもトラブルに発展するので、棟板金が飛ばされるリスクは抑えなければなりません。
釘浮きのメンテナンスはどうしたらいいの?
棟板金の釘が浮いてしまったら、どのようにメンテナンスをしたら良いのでしょうか?
釘が浮いたままの状態では、内部の木材が劣化しやすくなったり、風によって棟板金が飛ばされて事故や怪我につながったりすることも考えられます。
そのため、適切なタイミングでのメンテナンスが重要です。
- メンテナンスのタイミング
棟板金の交換時期は10~15年が目安となりますが、釘浮きが見られる場合には早めの対処が必要です。
屋根内部の劣化を防ぐためにも、棟板金が浮いていることが判明した段階でメンテナンスを行うことを推奨します。 - メンテンナンスの方法
どのような工事を行うのかメンテナンスの方法についてもご紹介していきます。
浮いた釘をハンマーで打ち込むか、抜けにくいようにビス止めをする方法があります。
釘を打ち込むより、ビスで止める方がしっかりと固定されるのでおすすめです。
固定した上から、ゴム状のコーキングをして補強します。
棟板金が劣化している場合には、古い板金を撤去して新しいものへ交換する工事が必要になります。
釘浮きの修繕費用はどのくらいかかる?
釘浮きの修繕費用は、どのくらいかかるのかも見ていきましょう。
- スレート屋根の場合の修繕費用
スレート屋根の場合、修繕費用の目安は棟板金と貫板交換で5,000~12,000円/mです。
棟板金内部の貫板が腐食してしまった場合には、棟板金と合わせて交換してください。
- 瓦屋根の場合の修繕費用
瓦屋根の修繕費用は棟瓦交換で10,000~50,000円/枚が目安です。
棟瓦内部に雨水が浸入して劣化してしまった場合には、棟瓦積み直し工事が必要となります。
こちらの費用は、12,000円~19,000円/mです。
屋根の葺き替え・カバー・塗装工事では悪徳業者に気を付けよう
屋根の葺き替え・カバー・塗装工事では、悪徳業者の被害に遭う可能性があります。
外壁の塗装工事と違い、屋根は「目に見えない場所での工事」となります。
目視で屋根の状態を確認することが難しいため、業者の言うことを素直に信じてしまうかもしれません。
しかし、目に見えない場所での工事だからこそ、悪徳業者の被害に遭わないように気を付ける必要があります。
悪徳業者は「屋根の釘が浮いていますよ!雨漏りになる前に早急に工事が必要です!」と、工事を急かして契約を迫ります。
そのため、「本当に釘が浮いているのか」「屋根の下地の状態がどうなっているのか」「屋根材の状態を知りたい」などと、確認することが大切です。
例えば「実際にどのような状態になっているのか写真が見たいです」と伝えて、家の屋根の状態を自分の目でも確認するようにしましょう。
そうすることで、訪問営業による悪徳業者からの被害を抑えやすくなります。
▼Youtubeにて詳しくご紹介していますのでこちらもご覧ください▼
屋根の釘打ちが見られたら、早めのメンテナンスを
今回は屋根の釘浮きを放置してはいけない理由についてご紹介してきました。
「屋根の釘が浮いている」と業者に言われたら、それは棟板金を固定するための釘のことです。
棟板金の釘が浮いてしまうと、棟板金が強風で飛んでしまって思わぬ事故や怪我につながる恐れがあります。
また、板金内部の木材が劣化して腐ってしまう可能性もあるでしょう。
そうならないように、早めの段階で適切なメンテナンスを行うことが大切です。
ただし、悪徳業者の被害に遭わないよう、屋根の状態が分かる写真や動画を撮ってもらってから契約をすることをおすすめします。
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