コロニアルNEOの特徴、最適なメンテナンス方法について解説します!
屋根は紫外線や雨風の影響を直接受けるため、築年数が増えるにつれて劣化していきます。
劣化から屋根を保護するためには屋根塗装が必要です。
しかし、屋根塗装でも修復できないほど劣化してしまう屋根材も存在します。
その1つが、コロニアルNEOです。
そこで今回は、コロニアルNEOの特徴や劣化症状、最適なメンテナンス方法について解説していきます。
コロニアルNEOとは?
まずは、どのような屋根材なのか種類を交えながらご紹介します。
- コロニアル屋根とは?
コロニアル屋根は、戸建て住宅専用のスレート屋根材です。
パナソニックとクボタが合併して生まれたケイミュー株式会社が製造・販売しています。
軽量で耐震性が高いため、阪神淡路大震災を機に普及するようになりました。
初期のコロニアル屋根には石綿(アスベスト)が使われていましたが、2004年に石綿の使用や製造が中止されてからは、ノンアスベストタイプが製造されるようになっています。
石綿の影響で肺癌を発症する可能性が高くなることが製造中止に至った大きな理由です。
その後も改良され、製造が続けられています。
コロニアル屋根の耐用年数は20~25年となっていて、価格も手頃なので採用されるケースが多いです。
- コロニアル屋根の種類
コロニアル屋根材には主に、ニューコロニアル・コロニアルNEO・コロニアルクァッドの3種類があります。ニューコロニアルは、最初に開発されたタイプで石綿を使用しています。
石綿が含まれているので現在は製造ができません。
塗装のみのメンテナンスであれば問題なく施工でき、劣化がひどい時は葺き替え工事も可能です。
しかし多くの場合、カバー工法によるメンテナンスを推奨しています。コロニアルNEOは、2001年頃から販売がスタートしたノンアスベストタイプの屋根材です。
石綿の代わりになる素材を見つけることが難しく、屋根材としての強度が低いというデメリットがあります。
屋根のメンテナンスは塗装を避け、屋根カバー工法か、葺き替え工法でのメンテナンスをオススメします。
不規則に1枚ずつ変色してしまうのもコロニアルNEOならではの特徴として挙げられます。コロニアルクァッドは、現在主流となっているスレート屋根材です。
リフォームで使用するコロニアル屋根の中で最もベーシックなグレードとして提案されるケースが多いです。
耐候性の高さを誇るアクリルコートと基材、中間層で構成されるこの屋根材は、色褪せしにくいのが特徴です。
しかし、2008年に販売が開始された比較的新しい屋根材なので、強度などに関する検証は十分ではありません。
しかしながら、カラーバリエーションが豊富でデザイン性に優れているため、人気が高まっています。
軽量で施工費用を抑えられることも人気の秘訣となっています。
コロニアルNEOの劣化特徴
コロニアルNEOが屋根材に使われている場合、メンテナンスのタイミングに迷ってしまうこともあるでしょう。
そんな時は以下の劣化症状が現れていないかチェックしてみてください。
もし劣化症状が現れているようなら、早めの点検・メンテナンスを実施しましょう。
- 色あせ
屋根は、風雨や紫外線にさらされているため、徐々に色褪せが進行していきます。
色褪せが起こっているということは、屋根材の塗膜が劣化している証拠です。
色褪せを放置してしまうと、屋根材の基材が傷むことになりかねません。
コロニアルNEOの場合は塗装をするのが難しいため、適切なタイミングで葺き替えやカバー工法によるメンテナンスをする必要があります。
- 野地板の腐食
木造住宅の場合は、垂木の上に野地板を敷いて屋根材を施工していきます。
コロニアル屋根や防水シートには通気性がないため、野地板が雨や結露の影響を受けて腐食する可能性があるのです。
野地板の腐食は、カビや害虫が発生する原因にもなり、放置すると住宅の構造にも影響を及ぼしかねません。
カビや害虫が発生すると、リフォームしなければいけない部分も多くなり費用も高額になる恐れがあります。
そのため、点検やメンテナンスをする際は、野地板の腐食も確認することが重要になります。
- ひび割れ
コロニアル屋根は、繊維質とセメントを素材として作られており、薄い板状になっています。
薄いことが軽量化を実現するポイントになっているのですが、強風や荷重によるひび割れ、
反りなどの劣化症状が起こりやすい点に注意しなければいけません。
ひび割れが生じると、隙間から雨水は入り込んでしまい、野地板の腐食や屋内への雨漏りの原因になる可能性があります。
さらに表面の塗膜が剥がれて水分を含んだり、乾燥したりを繰り返すと、屋根が反ってしまうこともあります。
早めの劣化症状を見つけ、適切な対応をすることが屋根の寿命を延ばす秘訣です。
- コケや藻の繁殖
コケや藻が繁殖してしまう事例は、築年数が経過したコロニアル屋根では珍しくありません。
コケや藻が発生していると、美観を損なうので何とかしたいと考えるケースが多いです。
屋根材の劣化が進行する要因にもなるため、早めの対処が重要になります。
水捌けも悪くなるので砂やほこりが溜まりやすくなったり、水分が蒸発しにくくなったりします。
湿った状態が続くと、コケや藻の繁殖を助長することになりかねません。
それでは悪循環になってしまうため、定期的なメンテナンスで取り除くようにしましょう。
コロニアルNEOの最適なメンテナンス方法
屋根材によって適切なメンテナンス方法は異なります。
最後に、コロニアルNEOの最適なメンテナンス方法について解説していきます。
- 採用されている事例が多い屋根カバー工法
屋根カバー工法は、コロニアルNEOの上に軽い屋根材を重ねて葺く方法です。
屋根材が二重になるため、遮音性や断熱性も向上します。
工期の短縮やコストの削減も見込めるため、採用されるケースが多いメンテナンス方法となっています。
下になる屋根材にひび割れや欠けがあると不安になってしまうかもしれませんが、カバー工法であれば防水シートを使うので安心です。
- 劣化が激しい時におすすめなのは葺き替え
欠けがひどかったり、雨漏りを既に起こしたりしている場合は、取り除いた上で葺き替えをするのがおすすめです。
葺き替え工事におけるリスクには、石綿の飛散が挙げられます。
しかし、コロニアルNEOはノンアスベストタイプなのでその心配は必要ありません。
劣化して使えない屋根材を残しておいても意味がないので、劣化状況によっては葺き替えも前向きに検討してみてください。
葺き替え工事なら、下地となる野地板の補修や補強も併せて行えるため、雨漏りなどのリスクを低減できます。カバー工法・葺き替え工法についてもっと詳しく知りたい!というかたはコチラもご覧ください。
【屋根塗装以外のリフォームの種類(カバー、葺き替え)と相場】
- コロニアルNEOは塗装できない?
屋根のメンテナンスと言えば、塗装が一般的です。
しかしコロニアルNEOの場合は、築10年ほどで劣化症状が出てくるため、塗装をする意味がないと言われています。
物件によっては、そこまで劣化していないケースもあります。
そのような場合であれば、塗装によるメンテナンスも可能です。
それぞれの状況にあったメンテナンス方法を選ぶようにしましょう。
最後に
コロニアルNEOは、石綿の使用が禁止されてから使われるようになった屋根材です。
現在は次世代に当たるコロニアルクァッドと呼ばれる屋根材が主流となっていますが、それ以前に建てられた家ではコロニアルNEOが採用されているケースが多いです。
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