【外壁材シリーズ第1弾】知っておきたい「モルタル外壁」のすべて
ご自宅の外壁材、深く知っていますか?
外壁塗装を成功させる鍵は、ご自宅の『外壁材』を深く知ることから始まります。
今回からスタートする【外壁材別メンテナンスシリーズ】では、
外壁材それぞれの特徴に合わせた、プロならではの専門的な知識を余すところなくお伝えしていきます。
シリーズ第1弾の今回は、独特の風合いが魅力の「モルタル外壁」

もし、ご自宅の壁に継ぎ目がなく、職人の手仕事を感じる温かみがあるなら、この記事はあなたのための教科書です。
ひび割れの正しい対処法から、その美しい風合いを次の10年、20年と守り続けるための最適な塗料選びまで、プロの知識をぜひご活用ください。
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1. その風合い、正しくメンテナンスすれば一生モノです

外壁材にはサイディングやALCなど様々な種類がありますが、シリーズ第1弾となる今回は、
職人の手仕事によって様々な表情を見せる「モルタル外壁」を徹底解説します。
その温かみと重厚感は、他の外壁材にはない、本物だけが持つ魅力です。
しかし、その魅力を長く保つためには、モルタルならではの「特性」と「弱点」を正しく理解し、
適切な時期に適切なメンテナンスを行うことが不可欠です。
特に、多くの方が悩まれるのが「ひび割れ(クラック)」の問題でしょう。
この記事では、ご自宅がモルタル外壁であることをご存知の皆様に向けて、一歩踏み込んだ専門的な情報をお届けします。
これを読めば、モルタル外壁と末永く付き合っていくための、最適なパートナー(業者)とメンテナンス方法がきっと見つかります。
2. モルタル外壁の価値を高める「特徴」と、見逃してはいけない「劣化サイン」
まず、モルタル外壁が持つ魅力的な特徴と、メンテナンス時期を知らせる劣化のサインについて、改めて深く見ていきましょう。
モルタル外壁の3つの特徴
特徴①:デザインの自由度(唯一無二の仕上げ模様)
モルタル壁最大の魅力は、職人が現場で塗り上げる「手仕事」ならではのデザイン性です。
サイディングのようなボードの継ぎ目がなく、シームレスで美しい壁面を作り出せます。
また、仕上げの方法によって全く異なる表情を見せます。
- リシン:ザラザラした砂壁調の、落ち着いた風合い。コストを抑えつつ、マットで上品な仕上がりを求める方におすすめです。
- スタッコ:凹凸が深く、重厚感と高級感のある洋風の仕上げ。南ヨーロッパ風など、個性と立体感を際立たせたい場合に最適です。
- 左官仕上げ:コテを使い、扇模様やウェーブ模様などを描く、まさに芸術品。世界に一つだけの外壁を実現できます。
特徴②:高い耐火性
モルタルは、砂とセメント、水を混ぜて作られた不燃性の材料です。
建築基準法でも不燃材料として認められており、火災に強いという特徴は、ご家族の安全を守る上で大きな安心材料となります。
特徴③:重厚感と優れた耐久性
モルタル壁は、サイディングに比べて壁自体に厚みがあります。
その重厚な造りは、建物を風雨から物理的にしっかりと守ってくれます。
素材そのものの耐久性は非常に高く、定期的な塗装メンテナンスで表面の防水性を保てば、30年、40年と建物を支え続けてくれる非常に頑丈な外壁材です。
見逃し厳禁!モルタル外壁の劣化サイン
どんなに頑丈なモルタル壁も、年月と共に劣化していきます。
以下のようなサインを見つけたら、専門家による診断を検討する時期です。
【最重要】ひび割れ(クラック)
モルタル外壁最大の弱点であり、最も注意が必要な劣化サインです。
ひび割れは、その幅や原因によって危険度が異なります。
●ヘアークラック(幅0.3mm以下)
髪の毛ほどの細いひび割れ。塗膜の経年劣化が主な原因です。
緊急性は低いですが、塗装メンテナンスを考える最初のサインです。
●構造クラック(幅0.3mm以上)
建物の歪みや地震、地盤沈下などの構造的な動きが原因で発生する、深くまで達したひび割れ。
このひび割れから雨水が内部に浸入し、雨漏りや建物の構造躯体を腐食させる原因となるため、早急な対応が絶対に必要です。
安易なDIY補修は、表面を塞ぐだけで内部への水の浸入を防げず、かえって劣化を悪化させる危険性があります。
●チョーキング

壁を手で触ると、白い粉が付く現象。
塗膜が紫外線で分解され、防水性が失われ始めているサインです。
●カビ・藻の発生

壁の防水性が切れ、常に湿気を含んでいる状態になると、日当たりの悪い北面などにカビや藻が発生します。
美観を損なうだけでなく、アレルギーの原因になることもあります。
●塗膜の浮き・剥がれ

劣化が末期状態になると、塗膜が風船のように膨れたり、パリパリと剥がれてきたりします。
ここまで来ると、モルタル自体が直接雨水に晒されるため、急速に劣化が進行します。
3. 【プロが選ぶ】モルタル外壁に最適な塗料の種類と選び方

モルタル外壁の塗装メンテナンスを成功させる鍵は、「塗料選び」にあります。
モルタルが持つ「ひび割れしやすい」「水を吸いやすい」という弱点を、塗料の力でいかにカバーできるかが重要になるからです。
モルタル塗装で重視すべき2大性能
塗料を選ぶ際、モルタル壁では特に以下の2つの性能が求められます。
●防水性
モルタル自体には防水性がなく、水を吸いやすい素材です。
塗膜で水の浸入をシャットアウトし、壁の健全性を保つ必要があります。
●弾性(追従性)
モルタルは建物の動きや温度変化で収縮し、ひび割れが発生しやすい素材です。
その動きに塗膜がゴムのように伸びて追従し、ひび割れの表面化を防ぐ性能が非常に重要になります。
プロが推奨するモルタル外壁向け塗料
上記の性能を踏まえ、私たちがモルタル外壁におすすめする代表的な塗料をご紹介します。
| 塗料の種類 | 耐用年数(目安) | 費用相場(m²) | 特徴・メリット |
|---|---|---|---|
| 弾性塗料 | 8~15年 | 2,500~4,000円 | ひび割れに追従する性能が最も高い。モルタル壁の弱点を補うのに最適。ヘアークラックの発生を抑制します。 |
| シリコン塗料 | 10~15年 | 2,300~3,500円 | コストと性能のバランスが良く、現在の主流。最近では弾性機能を持つシリコン塗料も多く、モルタル壁にも安心して使えます。 |
| 無機塗料 | 20~25年 | 4,000~5,500円 | 超高耐久・超低汚染。長期的な美観維持とメンテナンスコスト削減に繋がります。親水性で汚れを雨で洗い流す機能も魅力です。 |
⚠️ 避けるべき塗料は?
逆に、塗膜が硬く、弾性機能を持たない塗料(安価なアクリル塗料や硬質タイプのフッ素塗料など)は、
モルタル壁の動きに追従できず、塗装後すぐに塗膜がひび割れてしまうリスクがあるため、
モルタルの特性を理解していない業者以外はまず提案しません。
あなたのお家に最適な塗料プランと費用、知りたくありませんか?
ひび割れの状況や現在の仕上げ模様によって、最適な塗料と補修方法は異なります。
まずは専門家による正確な診断の上で、ご自宅にぴったりのプランと見積もりを確認しましょう。
4. モルタル外壁の塗装費用は?見積書の見方と注意点

モルタル外壁の塗装費用は、一般的な30坪の住宅で約80万円~150万円が相場となります。
この金額に幅があるのは、使用する塗料のグレードの他に、モルタル壁特有の要因があるからです。
その最大の要因が「下地処理(ひび割れ補修)の費用」です。
ひび割れの数や深さ、大きさによって、補修にかかる手間と費用が大きく変動します。
劣化が激しい場合は、塗装費用とは別に、下地処理だけで10万円以上かかるケースも珍しくありません。
しかし、この費用をケチると塗装自体の意味がなくなってしまいます。
見積書チェックポイント!
信頼できる業者かを見極めるため、見積書では以下の項目を確認しましょう。
●「下地処理」や「クラック補修」の項目が具体的か?
「外壁塗装一式」のような大雑把な見積もりはNG。
「Uカットシーリング補修 〇〇m」「Vカット樹脂モルタル補修 〇箇所」
のように、どのような補修をどれくらい行うのかが明記されているか確認しましょう。
●「下塗り」「中塗り」「上塗り」の塗料名が全て記載されているか?
どんな塗料をどのように使うのかを明確に提示するのは、誠実な業者の証です。
「シリコン塗料」だけでなく、メーカー名や製品名(例:日本ペイント パーフェクトトップ)まで書いてあれば、さらに信頼できます。
5. 【施工事例】ひび割れとコケのあったモルタル外壁が大変身!
川越市諏訪町H様邸
【施工前の状況】
コケやチョーキング現象などが確認できました。また、ひび割れも所々発生していました。
【外壁に使用した塗料】
アステックペイント低汚染遮熱フッ素プラン/長持ち期間20~24年(12年保証)
色:ホワイトリリィ 9003 3分ツヤ
【完成後の仕上がり】
ひび割れを完全に補修し、美しい外観に生まれ変わりました。
下地処理を徹底したことで、まるで新築のような仕上がりになっています。
【お客様の声】
「しっかり対応してくださり、安心してお任せすることができました。
ありがとうございました。」とのお声をいただきました!
6. まとめ:モルタル外壁の価値を、未来へ繋ぐために
今回は、モルタル外壁にお住まいの皆様に向けて、その特徴から最適なメンテナンス方法までを詳しく解説しました。
この記事の要点まとめ
- モルタル外壁は、デザイン性と耐火性に優れるが、ひび割れしやすいという弱点がある。
- 幅0.3mm以上のひび割れは、雨漏りの原因になるため、専門家による早急な診断と補修が必要。
- 塗料は、ひび割れに追従できる「弾性塗料」や、コストパフォーマンスに優れる「シリコン塗料」がおすすめ。
- 費用は、ひび割れの補修範囲と方法によって大きく変動するため、詳細な見積書で確認することが重要。
モルタル外壁は、正しい知識でメンテナンスをすれば、他のどの外壁材よりも長く、美しく、あなたのお住まいを守り続けてくれる素晴らしい素材です。
そのためには、ひび割れの状況などを正確に診断できる、私たちのような専門家への相談が不可欠です。
今後のシリーズもお楽しみに!
今回は【外壁材シリーズ第1弾】として「モルタル外壁」を取り上げました。
いかがでしたでしょうか。
今後も、日本の住宅で最も普及している「窯業系サイディング」や、近年人気の「金属サイディング(ガルバリウム鋼板)」、
そして「ALCパネル」など、様々な外壁材に特化した専門的な情報をお届けしていく予定です。
ご自宅の外壁材の記事が公開されるのを、ぜひ楽しみにお待ちください!
モルタル外壁の塗装、ミヤケンにお任せください!
私たちミヤケンは、モルタル外壁の施工実績が豊富です。
だからこそ、ご提供できる強みがあります。
- ひび割れ一本一本の原因を突き止め、最適な補修工法をご提案します。
- 今の風合いを活かす塗装から、デザインを一新する多彩模様塗装まで、多彩なご提案が可能です。
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