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セラミック塗料の特徴と代表的な商品

外壁・屋根塗装に使用される塗料には様々な種類があり、その中でも「セラミック塗料」はデザイン性・機能性共に優れた塗料です。
とは言え、必ずしも万能というわけではありません。塗料を選ぶ際にはきちんと正しい知識を身に付けた上で、デメリットも把握しながら選ぶことが大切です。
そこで今回は、セラミック塗料の特徴や代表的な商品について詳しく解説していきます。
9外壁上塗り作業2回目

■セラミック塗料とは

まず、セラミック塗料とは具体的にどのような塗料なのかをご紹介します。
セラミック塗料は「セラミック」という素材が配合された塗料で、正式名称は「セラミック配合塗料」となります。
陶磁器を指す言葉として使われているものでしたが、塗料の場合は砂や砂利など無機成分を総称して呼びます。

  • 何%含まれていればセラミック塗料になるのか?
    セラミック塗料は具体的にどれほどのセラミックが配合されているものなのでしょうか?
    実は、配合率は塗料ごとによっても異なり、「何%含まれていればセラミック塗料になる」という定義がないため非常に曖昧です。
    例えば50%セラミックが配合されている場合もあれば、たった数%しか配合されていないのにセラミック塗料と謳っている場合もあります。
  • 塗料のグレードとは別に分類される
    使用塗料
    塗料にはグレードが存在し、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素塗料などに分類されます。
    セラミック塗料も一見するとこれらのグレードに分類されるように思えますが、実際にはセラミック自体が塗料ではないことから、グレードには分類されません。
    あくまでもセラミックは添加剤であり、上記に挙げたグレードの塗料に配合するものです。

■セラミック塗料の4つの種類

セラミック塗料は主に4タイプに分類できます。
それぞれどのような特徴を持った塗料なのか、解説していきましょう。

  • 石調塗料
    石調塗料
    石調塗料は顔料が含まれず、セラミックや天然石によって構成された塗料です。
    外壁に吹き付けると自然な凹凸(おうとつ)ができ、立体感のある外壁に仕上がります。
    ただし、あくまでも意匠性を持たせるためにセラミックや天然石が配合されており、耐久年数には関係ありません。
    石調塗料を使用した場合の耐久年数は、最後に上から塗布するクリヤー塗料の耐久年数が影響してきます。
  • 無機塗料

    無機塗料とは主に石やガラス、レンガなどの炭素を含まない無機物を主成分とする塗料です。
    他の塗料よりも紫外線の影響を受けにくく、耐久性が他の塗料に比べて高いことから注目を集めています。
    注意点としては、機能性・耐久性に優れているものの他の塗料に比べて価格が高い点が挙げられます。
    また、塗膜表面に汚れが付着しにくいというメリットがあるものの、再塗装する場合は上から塗り直しても新しい塗料が密着しにくく、早い段階で剥がれてしまうリスクがあることも理解しておきましょう。
  • 低汚染塗料
    水性塗料
    低汚染塗料はシリコン塗料に「シリカ(二酸化ケイ素)」という成分を配合した塗料で、低帯電性や親水性を高めることで外壁に付着した汚れが落ちやすいように作られています。
    雨が当たらない箇所だとあまり効果が期待できませんが、雨が当たれば綺麗さが維持でき、メンテナンスのランニングコストも抑えやすいでしょう。

  • ガイナ塗料
    ガイナ塗料
    セラミック塗料の中には代表的なガイナなどで知られる、断熱効果の高い塗料も存在します。
    断熱効果が加わることで外気の影響が家の内部まで及びにくくなり、夏は涼しく冬は暖かい室内空間を作れます。
    ガイナの場合、塗布する際には販売メーカーである日進産業での研修を受けなくてはなりません。
    また、他にも様々な条件をクリアしていないと取り扱いできないようになっています。

■セラミック塗料の耐久性

続いて、各メーカーから販売されている塗料ごとに、タイプや耐久年数をご紹介します。
どの塗料を選べば良いのか迷った時に、ぜひ活用してみてください。

 

塗料名

タイプ

耐久年数

ガイナ(日進産業)

断熱・遮熱塗料

15年

アドグリーンコート(日本中央研究所)

遮熱塗料

12年

ネオフレッシュティアラシリーズ(山本窯業化工)

石調塗料

20~25年

菊水スキンコート エレガントストーン(菊水化学工業)

石調塗料

15~20年

パーフェクトセラミックトップG

無機塗料

15~20年

無機ハイブリッドコートJY(アステックペイン)

無機塗料

20~25年

超低汚染リファイン1000Si-IR(アステックペイントジャパン)

低汚染塗料

15~18年

ファイン4Fセラミック(日本ペイント)

低汚染塗料

15~20年

比較してみると塗料によって耐久年数が異なっているのが分かります。
また、同じ石調塗料や無機塗料など、タイプが同じであっても塗料を構成する成分によって耐久年数や単価も大きく違ってきます。
外壁の状況やどんな機能が備わっていた方が良いかなどを考えつつ、セラミック塗料を選びましょう。

■セラミック塗料だから長持ちするというのは間違い?

訪問販売の業者から「セラミック塗料は単価が高いが、その分耐久年数も長い」とおすすめされる場合があります。
しかし、「セラミック塗料だから長持ちする」という考えは間違いです。セラミック塗料だからと言って必ずしも耐久年数が長くなるわけではありません。
そもそも上記でご紹介しているように、セラミックは厳密に言うと塗料ではなく添加剤に分類されます。
セラミックが配合されることで、石で作られた外壁のように見せることができたり、遮熱・断熱性や低汚染性などの機能性を加えたりすることができます。
しかし、耐久年数というのは添加剤ではなく、塗料自体の耐久年数が反映されるものです。
セラミックに関係なく、シリコン系ならシリコン塗料の耐久年数に、フッ素系ならフッ素塗料の耐久年数です。
また、セラミックは硬度の高さからクラックやひび割れが発生しやすいというデメリットがあるため、一概にセラミック塗料は耐久年数が長くなるとは言えません。
セラミック塗料での塗装工事を依頼したい場合、きちんとセラミック塗料について正しく説明してくれて、メリットだけでなくデメリットも紹介してくれる業者を選んだ方が良いでしょう。

■用途に合わせたセラミック塗料を使用しましょう

今回はセラミック塗料の特徴や代表的な商品について解説してきました。
セラミック塗料の正式名称は「セラミック配合塗料」であり、セラミック自体が塗料というわけではありません。
しかし、この事実を理解していない業者が訪問販売にやってくるケースは多いです。
セラミック塗料自体の機能性は良いものの、こうした業者に依頼すると正しく塗料を取り扱ってくれず、手抜き工事に発展する恐れがあるため注意してください。
もしセラミック塗料で外壁塗装を依頼したい場合は、セラミック塗料の取り扱い実績が豊富で、正しい知識を持っている業者に依頼した方が良いでしょう。

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