住宅は約10年前後で塗替えなどのメンテナンスが必要と言われていますが、できることなら1回の工事で20年・30年と長持ちしたらいいなぁと思いませんか。

そのような思いを叶える高耐久塗料が無機（ムキ）塗料です。ただし、塗膜が固くひび割れが起きやすいなどのデメリットもあり、向いていない外壁材もあります。

そこで、今回は現行の塗料の中でも驚異的な耐久年数を誇る無機塗料について詳しくご紹介します。

■無機塗料はどんな塗料なのか？

無機塗料は25年以上という驚異的な耐久年数を誇る塗料です。この耐久年数はフッソ塗料の15年をも上回ります。

この耐久性の高さは、無機物が塗料に含まれているからです。無機物とは鉱物やレンガ・ガラスなど炭素を含まない物質のことを指します。紫外線による劣化を引き起こす炭素を含まないため、高耐久を実現できるのです。

無機塗料は現行塗料の中でも費用が高額になりますが、塗装工事の回数を減らすことができます。30年・40年という長い期間でみるとメンテナンス費用を安く抑えることができます。

他にも外壁に汚れが付着しても雨水が汚れを流してくれる機能もあります。これは親水性（お水となじみやすい性質）に優れている無機塗料の特徴でもあります。日本は定期的に雨が降りますので、お家の屋根や外壁を綺麗な状態をキープできますね。

一方、無機塗料を選ぶときには注意したいことが2点あります。

ひとつが塗膜の硬さです。先述した通り無機塗料は主成分が鉱石など固いため、地震や台風など建物が揺れたときに塗膜がひび割れする可能性があります。特に伸縮性のある木とは相性が悪く、ひび割れや膨れにつながる可能性があるので向いていません。

さらにガルバリウム鋼板にもおすすめできない場合がありますので、塗料のカタログなどで確認する必要があります。

 

2つ目は施工性です。機塗料は一定の厚みで塗装をしなければ十分な効果を発揮することが出来ません。そのため、下地や洗浄など基本的な塗装工事の工程もしっかり行う必要があり、技術の高い塗装店に依頼する必要があります。

 

■無機塗料の施工単価(m2)はいくらくらいか？

弊社で取り扱っている無機塗料は、4,000円/㎡前後です。

 

■弊社で無機塗料を選ばれるお客様の割合

アクリル0％、ウレタン0％、シリコン50％、フッソ40％、光触媒0％、無機塗料10％ほどの割合です（屋根・外壁塗料によって違いがあります）

■こんな方にオススメする塗料です

長期的な目線で費用をお得にしたい方は、オススメです。無機塗料はなんといっても耐久年数が約25年以上と他の塗料よりも断トツに長いため、今後の塗り替え回数を減らすことが出来ます。

さらに、外壁塗装でクリアプランをご検討中の方には無機塗料はおすすめです。クリア塗装の場合、現状の外壁材のデザインを長期にわたって生かすことができます。ツヤ無し仕上げが多い無機塗料ですが、クリアの場合はツヤありや3分ツヤなど仕上がりを選ぶことができるので、新築のようにピカピカになります。

弊社では、おすすめの屋根塗料はアステックペイント【無機ハイブリットコートJY】です。無機の超高耐久性のほかに屋根の表面や室内温度を下げる遮熱効果があります。

 

さらに色も黒やグレーなどの人気色から赤系や青系も選ぶことができるので和風なお家や洋風なお家などでも広くお選びいただけます。

長期にわたって防水性・耐久性を上げることができるのでお気に入りのデザインや柄を長く保存することができます。

さらに無機塗料は屋外だけでなく、内壁の仕上げにも無機塗料を使用することができる塗料もあります。

 

■無機塗料の特徴を知ることが大切

無機塗料は25年以上という驚異的な耐久年数を誇る塗料です。紫外線による劣化を引き起こす炭素を含まないため、高耐久を実現できます。

さらに、親水性に優れているため汚れに強いことも特徴のひとつです。親水性（お水となじみやすい性質）とは、外壁に汚れが付着しても雨水が汚れを流す機能です。

しかし、無機塗料を選ぶ際に注意点が2つあります。

1つ目は、無機塗料は塗膜が硬く、塗膜表面がひび割れする可能性が高いことです。塗料のカタログでご自宅の外壁材が無機塗料と合うか確認しましょう。

2つ目は施工性です。無機塗料は一定の厚みで塗装をしなければ十分な効果を発揮することが出来ません。塗料だけでなく技術の高い塗装店を選ぶ必要があります。

ミヤケンでは、無機塗料の施工も得意です！無機ハイブリットコートを販売しているアステックペイントジャパンからも、年間の施工実績が全国No1と表彰されています。

無機塗料で施工を希望される方は、お気軽にお問い合わせください！お客様のお家に無機塗料は向いているのか？などの診断をさせていただきます。