外壁塗装を考えた時に塗料に様々な種類があり、最終的にどれを選べばいいのか悩む人は多いでしょう。
水性塗料やウレタン塗料、シリコン塗料など耳にしたことがあるかと思います。
特徴を踏まえたうえで自分のお家にはどの塗料が合っているのかを判断して塗料を決めていきますが、その中でも【ガイナ】という塗料をご存じでしょうか？
この記事を見ている皆様は、中々聞きなれない塗料名ではないでしょうか。
そこで今回は、ガイナ塗料の特徴やメリットやデメリットについて詳しく紹介していきます。

■ガイナとは？

住宅や工場等の外壁だけではなく、木材や金属やガラスといった様々な素材に対して塗ることができます。
さらに、船舶や重要文化財など、多くの建物にも採用されてきた実績を持っています。

■ガイナ塗料のメリット

ここからは、ガイナ塗料が持つメリットをご紹介していきます。

• 断熱効果がある
  ガイナ塗料の大きなメリットとしては、断熱効果があるということです。
  寒い時期でも温かい家のなかで過ごしたいと考える人は多いでしょう。
  エアコンを使えば電気代は高くなりますし、環境にも悪いため節約しようと心掛けても我慢をしていてはストレスが溜まってしまいます。
  ガイナ塗料を建物塗装することで、塗膜表面の温度が上がり紫外線を効率的にして熱の移動を抑える断熱性能を発揮するため、快適な暮らしを過ごすことができます。
  
• 遮熱効果がある
  
  遮熱とは断熱とは違い、光を反射させて温度の上昇を防止することを言います。
  例えば、太陽の光が外壁に差し込み続けていると、外壁の温度は次第に上昇していきます。
  その熱が室内に放射されてしまえば、温度を上昇しますしエアコンの効き目も悪いでしょう。
  そんな問題を遮熱効果のあるガイナを塗装することによって、外部の熱を反射して夏場も快適に過ごすことができます。
  さらに、日射を効率的に反射させるだけではなく、吸収してしまった熱を逃す効果もあるため効果的な遮熱効果を発揮します。

• 空気清浄の効果がある
  
  ペットを飼っている家庭やタバコを吸う家庭など、家の臭いが気になる人も多いでしょう。
  これらの独特な臭いも、空気清浄効果のあるガイナ塗料が解消してくれます。
  さらに、ハウスダストやアトピーなどアレルギー症状にお悩みの方にはとても最適な塗料です。
• 防音効果がある
  
  ペットを飼っているお家では鳴き声でや遠吠えなどで近所に迷惑をかけていないか不安になったり、お家で楽器を演奏する方も音漏れが気になるため演奏に集中できないと、悩みを抱える方も多いでしょう。
  ガイナ塗料には、音を効率的に反射する作用と音の振動を抑える作用があり、音による不安や悩みを解決することが出来ます。
  さらに、家の内部からの音漏れだけではなく、外部の音も遮断できるため踏切が近くにある住宅や車通りの多い道路の近くに住んでいる場合には、最適な塗料だといえるでしょう。
• 防露効果がある
  
  結露があるとサッシ周辺が水浸しになり、汚れやカビが生えるなど様々な問題が発生します。
  カビが発生してしまえば臭いだけでなく室内に菌が広がり、健康被害が起こる可能性もあるため子供がいる家庭では特に気にするでしょう。
  そもそも、結露は外部と室内の温度差が大きいほど発生します。
  断熱効果の高いガイナを塗装することによって、塗装面と室内の空気温度が同じ温度に近づくため熱の移動を抑えることができ、結露の発生しにくくすることができます。
• 防汚効果がある
  ガイナ塗料は、樹脂系の塗料と比較すると汚れが付着しにくい性質を持っています。
  外壁は汚れがつくことで見栄えが悪くなるだけではなく、お家の劣化にも繋がるトラブルを発生させることもあります。
  カビや腐食を生まないためにも、防汚効果のあるガイナはとても魅力があると言えます。
• 耐久性がある
  
  特殊セラミックやアクリルシリコン樹脂などが原料となるガイナは、耐久性が約15年～20年と高いことでも知られています。
  一般的な塗料と比較すると2倍以上もの耐久性があり、塗装メンテナンスも少なく済むメリットもあります。
• 不燃効果がある
  建築材料においては、不燃材料・準不燃材料・難燃材料の3つのランクがあります。
  ガイナ塗料は、その最上位でもある不燃材料の塗料であり、国土交通省からも認定を受けている優良塗料です。
  乾燥しやすい地域に住んでいる家庭などは、採用を検討してみるのも良いでしょう。
  このようにガイナ塗料には様々な機能が備わっているため、塗装するだけで多くの住環境の不満を解消してくれます。
  快適に過ごしたい、機能性の高い住宅で暮らしたいといった希望があれば、ガイナ塗料での外壁塗装を検討してみましょう。

■ガイナ塗料のデメリット

ここからは、ガイナ塗料のデメリットをご紹介していきます。

• 施工費用が高い
  ガイナ塗料における最大のデメリットが施工費用の高さでしょう。
  シリコンやフッ素など他の塗料と比較しても、費用が高くなってしまうため、ガイナを採用することに戸惑ってしまう人も少なくありません。
  しかし、多くの機能性や耐久性の高さがあるため、メンテナンス費用を抑えることに繋がりますし、トータルコストを考えて塗料を採用すると良いでしょう。
• ツヤ有りの塗装はできない
  
  ツヤのある外壁を理想としている人にはガイナ塗料はおすすめできません。
  ガイナ塗料は、ツヤ無しのマットな仕上がりになるため、ツヤありを検討している方は注意しましょう。
• 濃いカラーが少ない
  
  ガイナ塗料のカラーバリエーションは52色と豊富で自分好みのカラーが選べる反面、赤や黒といった濃いカラーを取り扱っていません。
  淡い色が多いため、濃いカラーの外壁にしたい場合には、他の塗料か類似のカラーを選択する必要があります。

■メリット・デメリットを理解して、お家に最適な塗料を選びましょう！

ガイナ塗料は多くの性能があり、お家を守るだけでなく私たちの健康にも優しい塗料です。
多くの性能や耐久性が高いことから、初期費用が高額になってしまうデメリットはありますが、トータルコストで考えるとメンテナンス費用も抑えることが出来ます。
ここまでガイナのメリットデメリットの事を踏まえ、オススメ出来る方・できない方をまとめて紹介します。

【ガイナ塗料をオススメするお家】

初期費用がかかっても良い塗料を使いたい方

夏場だけれなく、冬場も快適に過ごしたい方

ハウスダストやアトピーなどのアレルギーがある方

淡い色が好きな方

音に敏感な方

上記の内容であてはまった方は、是非ガイナ塗料にも注目して塗料選びを検討してみるのも良いでしょう。

【ガイナ塗料をオススメ出来ないお家】

良い塗料よりも費用を抑えたい方

濃いお色で塗装をしたい方

艶ありの塗料で塗装をしたい方

上記に当てはまった方はガイナ塗料ではない塗料を選ぶか、もしくはガイナの性能を優先してどこか妥協をして検討するのも良いでしょう。

とは言え、本当に自分のお家にガイナ塗料があっているのかと考えると100％正しいものとは限りません。
塗料選びに困った時は、外壁・屋根塗装施工実績数8,900棟以上のミヤケンまでご相談ください。ガイナ塗料や他の塗料を比較できるよう、3～5プランのお見積り書を作成いたします。

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