外壁・屋根塗装の料金を安く抑える方法
住宅は購入して終わりではなく、長く住み続けるためには定期的なメンテナンスが大切になります。
中でも、外壁・屋根塗装は料金も高く、素人から見てもわからないことが多いのでそのまま放置されてしまうことも多いです。
しかし、料金が高いからと放置してしまえば大掛かりなリフォームが必要になり、より費用が掛かってしまう場合があります。
定期メンテナンスとして外壁・屋根塗装はしたいけど、料金はできるだけ安く抑えたいと考えている方は多いでしょう。
そこで今回は、外壁・屋根塗装の料金を安く抑えるための方法を解説していきます。住宅の外壁・屋根塗装を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
■外壁と屋根の塗装工事を同時に行う
外壁塗装だけ、屋根塗装だけとそれぞれを単独で行うのではなく、外壁と屋根の塗装を同時に行うことで料金は安く抑えられます。
これは、外壁や屋根塗装に必要な足場料金が大きく関わっているためです。
足場代は足場を作るたびに発生します。そのため、同時に行えば足場を作る回数は1回で済み、足場代も抑えられます。
施工業者によって費用は前後してしまいますが、1回あたり約15~20万円かかります。
外壁と屋根塗装を別々にした場合、足場を2回作らなければならないので、最大約40万円かかってしまいますので覚えておくとよいでしょう。
■耐久年数に優れた塗料を使う
耐久年数の長いグレードの高い塗料を使うことで、施工料金の節約につながります。
通常、塗料のグレードを下げた方が安く抑えられるとされますが、長い目で見た時にはグレードの高い塗料を使用する方が安上がりになります。
一般的に使用されている塗料の中で耐久年数の高い塗料と低い塗料を比べてみましょう。
【弊社の価格表もご覧ください】
最も高い無機塗料は、耐久年数が20~25年とシリコン塗料に比べて倍近いことがわかります。
料金もその分高くなりますが、シリコンを2回塗り直すと無機塗料より高くなります。
30年間であれば、無機塗料は1回、シリコンは3回の塗装が必要になる場合があります。
このことから、長期的に見るとより耐久年数が長い塗料の方が安く抑えられることがわかります。
■定期的に塗装を行う
外壁や屋根の塗装は、住宅を外的環境から守る役割を持ちます。
定期的に塗装を行うことで、外的環境から守り快適に住みやすい家を維持できます。
しかし、塗装を定期的に行わないことで外壁や屋根の塗装が劣化し、外壁そのものや住宅の建材にまで補修が必要になってしまうこともあるのです。
塗装費用は使用する塗料や業者にもよりますが、およそ100万円用意すれば安心と言われています。
しかし、住宅の補修は雨漏りしてしまうほどにもなれば、100万円以上かかってしまうケースは少なくありません。
定期的なメンテナンスを行うことで補修せずに済むので、使用した塗料の耐久年数をしっかりと把握して塗装を行うようにしましょう。
■複数の施工業者から見積もりをとる
外壁・屋根塗装の料金を安く抑えるためには、複数の塗装専門店から見積もりをとることも必要です。
塗装を行っている業者は、主にハウスメーカー・工務店と訪問販売、塗装専門店の3つに分けられます。
それぞれ解説していきましょう。
- ハウスメーカー・工務店
ハウスメーカーと工務店は、どちらも下請け業者が工事を行うので中間マージンが発生します。
そのため、通常かかる施工料金に広告費と人件費が上乗せされ、2~3割ほど高くなります。
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- 訪問販売
訪問販売では、主に下請け業者を使い工事を行っています。
ハウスメーカーなどと同様に中間マージンが発生し、料金も割高になります。
また、手抜き工事などが発生しやすいなどのトラブルが多いことも特徴です。 - 塗装専門店
塗装専門店では、自社職人が工事を行っているので中間マージンが発生せず適正価格で、なおかつ高品質な塗装が望めます。
上記から選ぶなら、塗装専門店で塗装工事を依頼した方が良いでしょう。
また、塗装専門店の中でも料金や内容が異なるので、複数の見積りをとり比較検討することで高品質ながらも料金を安く抑えられる可能性があります。
■値引き交渉
外壁・屋根塗装を依頼する際に、できるだけ料金を安く抑えたいという考えから値引き交渉する方も少なくありません。
しかし、値引き交渉はただ値切れば良いというものではなく、ある程度のマナーを守りながら行わなければならないことです。
良心的な業者の料金は、見積もりの時点で適正価格となっている場合が多くあります。自社への利益がそれほど大きくないことから、大幅に値引きすることは難しいでしょう。
目安としては、5~8%ほどが適切とされ、最大でも10%ほどでしょう。
ほとんどが諸経費で調整されますが、値引き率があまりに多くなっていると元々の料金が高く見積もりされていたり、必要な作業や材料を除かれたりしてしまいます。
結果、手抜き工事となってしまうので注意が必要です。また、値引きできたとしても塗料の変更やグレードはしっかりと確認するようにしてください。
閑散期に塗装を依頼すると、より値引きの融通が利きやすくなります。塗装の閑散期は、1~2月となるのであらかじめその時期を狙っておくのもおすすめです。
■塗料料金には下限がある
値切る前に知っておいてほしいのが、塗装料金には下限があることです。
塗装料金は塗装の仕入れ価格や人件費、足場料金が大きく、それぞれに相場もあります。
それぞれの相場も加味した上での料金であった場合、それを大幅に下回る料金の提示は難しくなります。
■値引き交渉での注意点
外壁・屋根塗装で値切りする際には、注意してほしいポイントが3つあります。
ここからは、注意するポイントとその理由について解説していきましょう。
- 足場が無料になる
足場の料金は、足場を建てる・解体する人件費がほとんどを占めています。
期間限定の足場代半額キャンペーンならまだしも、足場が無料になると提示されたとしても、他の項目で料金が多くかかってしまっていることがあります。
そのため足場が無料になるからと依頼しても、本当に安くなるとは限りません。 - 期日内の契約で安くなる
期日内の契約で安くなると提示された際は、契約を早く取りたいというのが本音です。
元々の料金が適正価格よりも割高に設定されていることがほとんどなので、注意しておきましょう。
■価格が安すぎる工事は要注意!
今回は、外壁・屋根塗装の料金を安く抑える方法についてご紹介してきました。
外壁と屋根は同時に塗装してもらうことや、定期メンテナンスとして塗装を行っていくことが安く抑えるためには大切です。
また、相場を把握するためにも複数の塗装専門店から見積りをとっておいた方が良いでしょう。
値引き交渉も可能ではありますが、最初に提示した見積りより大幅に値下げをする、何かを無料にする、モニター価格になるなどの提示には注意しておきましょう。
▼動画でも紹介していますので、ぜひご覧ください♪▼
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