先日、さいたま市桜区にお住いのお客様から「屋根外壁塗装工事を検討しているので、一度調査に来てもらいたい。」とのご相談を受けまして、現場調査にお伺いしました。
この記事では、お家の劣化症状とそれぞれに対して適切なメンテナンス方法をご紹介しているので、ぜひ参考までにご覧ください！

この記事は、約6分で読み終わります。

■屋根の調査

早速、屋根から調査していくと、屋根の色あせが確認できました。

屋根の色あせは、紫外線や雨風に長期間さらされることによって発生します。
これは、屋根の防水性が低下しているサインですので、放置するとコケや汚れの発生に繋がります。
コケや汚れが、屋根全体に広がると屋根材自体の耐久性が低下して、ひび割れや欠けてしまう恐れがありますので、確認できた時点で早めに塗装メンテナンスを行う事が大切です。

さらに、他の屋根面を調査していくと、屋根材の欠けが確認できました。

屋根材の欠けは、劣化が進行して耐久性が低下した状態の屋根に、地震による振動や鳥などが着地するときの衝撃に耐える事が出来なくなると発生します。
この程度の欠けであれば、すぐに重大な雨漏りに繋がるという心配はありませんが、放置はせずに早めにメンテナンスを行う必要があります。
今回は、欠けた部分の屋根材を見つける事が出来たので、コーキング材を使用して元の方に戻す補修をご提案しました。

■外壁の調査

続いて、外壁を調査していくと、コケの発生が確認できました。

コケは、紫外線や雨風によって塗膜が劣化し、防水性が低下して水はけが悪くなることで発生します。
このまま放置すると、お家の美観を損ねるだけでなく、外壁材の耐久性を低下させて、ひび割れに繋がる恐れがあります。
また、コケが放つ胞子によってアレルギーを引き起こす可能性もあり、建物だけでなく身体にまで悪影響を及ぼすことも考えられます。
大切なお家や健康を守るためにも、コケが確認できた時点で早めに塗装メンテナンスを行う事で防水性を取り戻しましょう。

■コーキングの調査

また、外壁目地のコーキングも併せて調査していくと、破断が確認できました。

コーキングの破断は、紫外線や雨風に長期間さらされることによって、だんだんと収縮や硬化を繰り返し、その動きに耐える事が出来なくなると発生します。
この状態を確認すると、今すぐに雨漏りしてしまうと思われがちですが、サイディング外壁の場合は外壁材の下に防水シートがありますので、今すぐの心配はありません。
しかし、防水シートも経年によって段々と劣化していきますので、確認できた時点で早めにメンテナンスを行いましょう。
サイディングの場合は、既存のコーキングをすべて撤去してから、新しいコーキングを打ち込むことでお水の浸入を防ぐメンテナンスを行います。

■雨樋の調査

最後に、お家の付帯部である雨樋を調査していくと、チョーキング現象が確認できました。

これは、紫外線や雨風の影響で塗膜が劣化し、塗料に含まれる顔料が粉状になって表面に現れた状態です。
塗膜の防水性が低下している証拠ですので、放置すると、雨樋本体の金属部分を保護している塗膜が機能しなくなり、さびや腐食の原因になります。
さびや腐食が進行して、雨樋に穴が開いたり欠けたりすると、お水を流すという役割を果たすことができなくなってしまいます。
これらは放置しても自然に直ることはないので、まずケレンを行って表面を整えた後、さびを防止する塗料を塗布し、金属専用の塗料で塗装を施すことが必要です。

以上で、今回の現場調査は終了しました。
後日、お客様のご要望に合わせて、屋根外壁塗装工事のプランをご提案することになりました。

屋根の欠けやコーキングの破断などは、決して放置してはいけないお家の劣化症状です。
普段生活していると、お家の変化に気付きにくいものですが、安心して暮らすためにも、定期的なメンテナンスは欠かせません。
「屋根が欠けている」「こんな症状があるけれどメンテナンスは必要なの？」など、お困りごとがある方は、ぜひミヤケンまでお問い合わせください！
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