先日、川越市にお住いのお客様から「屋根がパラパラと落ちてくるから調査してほしい」とのお問い合わせをいただき現場調査に伺いました。
この記事では、調査の様子とお家の劣化症状に対する適切なメンテナンスについてご紹介しています。
特に、パミール屋根について詳しくご説明しているので、我が家でもパミールを使用してる方は必読です！

■屋根の調査

まず初めに、パミール屋根についてのご説明をさせていただきたいと思います。
パミールとは1996年から2008年まで製造されていた、体に有害なアスベストという成分を含まないノンアスベスト屋根の種類の一つです。
耐久性が非常に低く、7年で剥離（はくり）が始まり10年でボロボロになってしまうため、現在では製造されておりません。
早速、調査をしていくと剥離が確認できました。

パミール屋根は層構造になっているので劣化すると、ミルフィーユ状に剥離してしまいます。
剥離した部分はさらに劣化すると崩れてしまい、お客様が仰っていたようにパラパラとかけらが落下するようになってしまいます。
パミール屋根は前述の通り、非常に脆いため高圧洗浄で水圧がかかったり、屋根の上で作業したりする塗装メンテナンスには不向きです。

さらに近くで見てみると、剥離してる部分にコケが発生していることが確認できました。

経年劣化で屋根がはがれたことによって、下地の白い部分が表面に現れてしまっています。
下地には防水性がないため、雨水などのお水を吸水し続けると、このお家のようにコケが発生してしまうのです。
コケが発生していると、屋根材の劣化はどんどん進行してしまいますので、早急に補修をする必要があります。
今回のような場合は、既存の屋根の上に防水シートを敷き、新しくガルバリウム鋼板と呼ばれる屋根材を被せる屋根カバー工事で補修を行います。
ミヤケンでもカバー工事を行っていますので、施工事例を是非ご覧ください！
【屋根カバー工事の施工事例】

■コーキングの調査

続いて外壁目地のコーキングを調査していくと、ひび割れと剥離が確認できました。

コーキングはゴムでできた素材なので、長い間紫外線や雨風にさらされることによって収縮・硬化を繰り返し、その動きに亀裂が入ってしまいます。
放置してしまうと、ひび割れた部分から雨水が侵入し、雨漏りやお家の躯体（くたい）を腐食する原因になりますので、早急に補修する必要があります。
まずは既存のコーキングを撤去し、密着性を高める接着剤を塗った後、新しいコーキングを打ち込み防水性を高めることが必要です。

■シャッターボックスの調査

続いてお家の付帯部である、シャッターボックスを調査していくと色あせが確認できました。

色あせは、紫外線によって塗膜が劣化したことで発生します。
シャッターボックスは塗膜によって保護されているので、塗膜の防水性が低下するとさびが発生してしまいます。
最悪の場合、腐食にまで発展し、シャッターボックスに穴があいたり崩れたりする恐れもあります。
そうなる前にまず、表面を整えるケレン作業をした後、防さび性に優れた塗料で塗装することで防水性を取り戻すことができます。

その他お家の付帯部を調査して、今回の現場調査は終了しました。
後日、お客様のご要望に合わせた屋根カバー工事と外壁塗装工事のプランをご案内させていただきました
今回はカバー工事と低汚染遮熱フッ素塗料を使用したプランで、工事をお任せいただくことになりました！
お客様の大切なお家を美しくするために、安全第一で心を込めて工事させていただきます！

お家の屋根や外壁の素材、状態によって適切な工事は異なります。
「どんなメンテナンスをすればいいのか分からない」とお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ミヤケンまでご相談ください！
建物調査にてお家全体をしっかり調査し、お客様のご要望に合ったご提案をさせていただきます。
調査からお見積もり作成まで完全無料で行っているのでご安心ください！

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