さいたま市大宮区にお住いのお客様から「雨漏りと外壁塗装をしたいんだけど、ツタがあるからそれも取ってほしい」とお問い合わせをいただき、現場調査に行ってきました。
今回も適切なメンテナンス方法をしっかりとお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

■外壁の調査

今回一番お客様が気にされていた外壁を確認していくと広範囲でツタがびっちり付着していました。

お家付近にある植物が育って、外壁にまで影響が出ている状態です。
塗装をする際、除去せずに行うと塗膜がすぐにはがれてしまう恐れがありますので、外壁を傷つけないよう長尺ヘラ等で綺麗に除去する必要があります。
※ツタの範囲にもよりますが、除去費用も別途いただく場合があります。

このまま他の外壁の状態を確認していくと、チョーキングが確認出来ました。

チョーキング現象は、紫外線の影響で表面の塗膜が劣化しているサインです。
今すぐに塗装をしないと大変な事になる訳ではありませんが、お家をより長持ちさせるために早めに塗装工事をしましょう！　
しっかりと高圧洗浄を行い塗装を行うことで防水性も高まり、美観性も向上します。

このまま調査を進めていくと、大きなひび割れとブリード現象の確認出来ました。

紫外線の影響で塗膜が劣化している状態に加え、地震などの揺れによって発生します。
また、ブリード現象とはコーキング剤に含まれる「可塑剤（かそざい）」という添加物が、経年や塗料や外壁の汚れなどに反応することで、黒いシミのような形で表面に出てきてしまう現象です。
ちなみに可塑剤（かそざい）とは、輪ゴムなどにも使用されている添加物で、コーキング剤に柔軟性を与える大切な役割を持っています。
このフリード現象を防ぐにためには、「ノンブリードタイプ」のコーキングを使用することと、「逆プライマー」や「ブリードオフプライマー」という可逆剤移行防止プライマーを塗布することでブリードを防止することができます。
正しい工程を行わないで上から新しい塗料を塗り重ねると、ひび割れのようなシミが出てきてしまいますので必ず行う必要があります！

▼ミヤケンYouTubeでもブリード現象について紹介しています▼

■雨漏り調査

次に雨漏り調査を行っていくと、軒裏天井のシミ・はがれが確認出来ました。

この軒裏天井の真上にある陸屋根防水が劣化していることが原因でしょう。
配管周りは湿気が溜まり、緑色のコケが一部付着しているのが分かります。
今ははがれやシミで留まっていますが、天井そのものが崩れて穴が空いてしまうと、コウモリが住み着く場合があります。
コウモリが住み着くと、フンなどが溜まってその悪臭に釣られて害虫の侵入にも繋がります。
そうなると外観修繕のみならず、駆除費用も発生しますので早急に対策が必要です。

では、原因の防水部分を確認していくと全体的な汚れと、写真からの確認が難しいですが、排水溝周辺と立ち上がり部分の亀裂が確認出来ました。

今回はこの2か所の亀裂からの雨漏りが原因でしょう。
配管もサビで腐食しているため、この部分の交換も必要ですね。
現状FRP防水で施工されている状態ですが、雨漏りを確実の止めるために今回はシート防水・FRP防水の2種類ご提案をさせていただきました。

■現場調査を終えて…

この他にもお家全体の調査を行い、今回の現場調査が全て終了しました。
後日、シート防水とFRP防水、外壁塗装の5プランをご提案することになりました。

どんなお家も定期的にメンテナンスすることで美観を保つだけでなく、雨漏りなどの予防にもなります。
放置したままだと、お家の劣化スピードが早くなります。
大切なお家を守るためにも、まずはお家に関することはお気軽にミヤケンまでお電話ください！

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