先日、さいたま市北区にお住いのお客様から「外壁のコケやコーキングのひび割れが気になってきたので、メンテナンスをしてもらいたい。」とのお問い合わせをいただき、調査に伺いました。
今回お家では、屋根にスレート、外壁にサイディングを使用していました。
また、この記事では、お家の劣化症状と、それぞれに対する適切なメンテナンス方法についてご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください！

この記事は、約2分で読み終わります。

■外壁の調査

まず、お問い合わせのあった外壁を調査していきました。
外壁を調査する際は、最初にチョーキングが発生していないかを確認していきます。
調査方法は簡単で、壁に指をこすりつけて指先が白くなるか否かで確認することができます。

早速、指をこすりつけてみると、指先が真っ白になりチョーキング現象が確認できました。

チョーキングは、紫外線によって塗膜が劣化し、塗料に含まれる顔料が粉状になって表面に露出する現象です。
これは、塗膜の防水性が低下しているサインですので、放置するとコケの発生や汚れの付着に繋がります。
早めにメンテナンスをすることがお家を美しく長持ちさせるポイントになりますので、塗装を施すことによって防水性を取り戻してあげましょう。

さらに他の外壁面を調査していくと、コケの発生が確認できました。

コケは、紫外線や雨風によって塗膜が劣化して防水性が低下し、水はけが悪くなると発生します。
コケはお家の美観を損ねるだけでなく、外壁材自体に根を張って耐久性を低下させ、ひび割れや欠けに繋がる恐れがあります。
最悪の場合、塗装メンテナンスでは補修することができず、外壁材の交換が必要になることもあります。
そうなると、費用も手間も大幅に増えてしまいますので、早めに高圧洗浄で表面のコケを洗い流した後、塗装を施すメンテナンスが必要です。

■コーキングの調査

続いて、外壁目地のコーキングを調査していくと、ひび割れが確認できました。

コーキングのひび割れは、紫外線や雨風によって劣化し、収縮・硬化を繰り返すうちにその動きに耐えられなくなると発生します。
コーキングのひび割れを見ると、すぐに雨漏りが発生すると考える方もいらっしゃいますが、外壁材の下には防水シートがあるため、心配はいりません。
しかし、防水シートも経年によって段々と劣化してくるため、コーキングのひび割れに気付いた時点で、既存のコーキングを撤去して、新しいものを打ち込んであげる補修を行うことが必要です。

■屋根の調査

最後に屋根を調査していくと、全体的に色あせが確認できました。

色あせは、紫外線や雨風によって塗膜が劣化し、防水性が低下することで発生します。
これは、屋根の初期の劣化症状ですので、今すぐに塗装が必要という症状ではありません。
しかし、外壁塗装する際に一緒に塗装を行うことで、足場の設置費用が1回分で済むメリットがあります。
まずは、高圧洗浄をして屋根表面をきれいにした後、塗装メンテナンスを行いましょう。

以上で、今回の現場調査は終了しました。
後日、お客様のご要望に合わせて、屋根外壁塗装工事の4プランをご提案させていただきました。

お家は24時間年中無休で外部からの影響を受けて、だんだんと劣化していきます。
皆様の大切なお家を守るためには、定期的なメンテナンスは必要不可欠になります。
もちろんお安いお買い物ではありませんので、信頼できる業者に頼みたいですよね？
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