さいたま市北区にお住いのお客様より、「屋根と外壁を見てほしい」とのお問い合わせをいただき、現場調査にいってきました。
今回は調査の様子と適切なメンテナンス方法についてご紹介します。

■屋根の調査

まずは屋根を高所カメラを使用して状態を確認していきました。屋根材は【セメント瓦】が使用されていました。
少しセメント瓦について説明させていただくと、セメントと川砂を混ぜ合わせて作られた屋根瓦のことです。
耐火性に優れているため、家事の際に住宅が燃え広がるスピードを緩めてくれます。
話を戻しまして…早速調査していくと全体的にコケの付着が確認できました。

これは紫外線の影響で屋根表面の防水性が低下し、雨水を非常に吸収しやすい状態となり屋根が湿ってコケが発生している状態です。
コケは見た目だけに限らず、屋根本体を痛めている状態の為、塗装によるメンテナンスが必要です。
まずは、屋根の塗膜を復活させる必要がありますので、高圧洗浄で長年の汚れをきれいに洗い流し、下塗り2回・上塗り2回作業を行う必要があります。

■外壁の調査

次に外壁の調査を行っていくと、チョーキング現象が確認できました。

チョーキングは紫外線や雨風の影響で外壁表面の塗膜が劣化している状態です。
お家がメンテナンス時期を知らせてくれる大事な症状です。
特に新築のお家の場合は築10年を目安にご自身でチョーキング現象を確認し、気になる場合には専門業者から見積り依頼をすることをオススメします。
詳しいメンテナンス方法やなぜチョーキング現象が起きるのか、詳しい説明は以下のブログをご覧ください！
【壁を触ると白い粉がつく‥塗装の劣化サインかも？！～チョーキング現象～】

■コーキングの調査

続いてコーキングの調査をしていくと、ひび割れが確認できました。

これは、紫外線によって発生している状態です。
コーキングとはサイディング（外壁材）を張り合わせたときの間にあるゴム状の部分のことを言います。
外壁からの雨漏りを防ぐだけでなく、地震が発生したときに外壁にダメージを与えない緩衝材の役割があります。
しかしコーキングは石油製品のため紫外線に弱く、新築から約12年で硬化してひび割れが発生してしまうのです。
こういった場合の適切なメンテナンス方法は、既存のコーキングを撤去して新しいコーキングを打ち込んでいきましょう。

■雨樋の調査

続いて雨樋の調査を行っていきました。
すると、外壁と同じく雨樋のチョーキング現象が確認できました。

雨樋は紫外線に当たり続けると色あせのほかに素材自体が硬化し、軽い力が加わっただけでも割れやすくなります。
前述の通り、チョーキングは初期症状のため緊急性は低いですが、メンテナンスの目安として覚えておきましょう！
塗料に含まれる油分を適度に与えることで雨樋の長持ちにつながります。
美観性だけでなく素材の保護としても塗装は欠かせないのです！

他にも付帯部の軒裏天井などお家全体の調査を行い、今回の現場調査が終了しました。
後日、屋根外壁塗装や付帯部塗装を含めた3プランでご提案させていただきました。
そのうち、屋根に耐久年数20～24年の遮熱無機塗料・外壁に耐久年数20～24年の低汚染遮熱フッ素塗料プランにて工事をお任せいただくことになりました。
数多くある塗装会社の中から、弊社に工事のご依頼を頂きありがとうございます！

ミヤケンでは、普段見ることができない屋根の状態も高所カメラを使用して細かく確認をさせていただきます。
実際の状況を確認させていただいたうえで、お家にあったお見積もりを作成しご提案させていただきます。
もし、屋根や外壁の塗り替えで困っていることがあればお気軽にお問い合わせください。
お見積もりの際は建物を確認させていただく必要がありますのでご希望のお日にちをお知らせください。
土日・祝日も訪問可能です！

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