外壁塗装に発生するチョーキング現象について
2023.02.25 ミヤケン川越店発信ブログ
この記事を書いた人
営業部 大谷
営業部/川越店 店長/ お客様のためならどんなことでも力になりたい、熱心な勉強家。趣味はミヤケンで働くこと。実は大学時代のミスターに選ばれた経歴を持つ。
いつもミヤケンブログをご覧いただきありがとうございます!
今回は普段現場ブログでも紹介しているチョーキング現象について紹介していきます!
外壁塗装が必要なタイミングでもありますので、是非最後まで見てください!
外壁に見られるチョーキング現象とは?
チョーキング現象とは、塗料に含まれている顔料が白いチョークのような粉になって表面に浮き出てくることを言います。
塗装の必要がないレンガや樹脂系サイデングの外壁ではチョーキング現象は起こりません。
しかし、現在の日本住宅は塗装を前提とした外壁が主流であり、ほとんどの住宅で起こる可能性があります。
特に発生しやすい場所が、日当たりの良い南側や西日が当たる壁面や太陽に近い2階や3階の壁です。
初期の段階では、外壁に触れると薄っすらと粉が手につく程度ですが、進行してくると濃く付着するようになります。
チョーキング現象が起こる原因は2つ
ではチョーキング現象が起きてしまうのでしょうか?原因は主に経年劣化と施工不良の2つを紹介します。
- 経年劣化
ほとんどの場合、紫外線による経年劣化です。
少し難しくなりますが、塗料は顔料という着色するための粉末状の物質に合成樹脂や添加剤を加え、水またはシンナーで薄めることによって作られています。
外壁に塗った塗料は、雨風にさらされ紫外線や太陽熱を受けることにより、徐々に劣化していきます。
塗料が劣化すると成分が分離してしまい、含まれている顔料が表面に出てきます。
塗料の種類にもよりますが、目安として塗装してから10年ほどでチョーキング現象が発生すると言われています。 - 外壁塗装の施工不良
まれに発生する原因として、外壁塗装の施工不良があります。
塗料の調合や希釈を間違えていたり、よく混ざっていなかったりすると、短期間でチョーキング現象が起きる可能性が高いです。
施工から2~3年ほどで発生した場合は、施工に何らかの不備があったと考えられます。
外壁塗装は、実績が豊富で信頼できる業者に依頼することをおすすめします。
チョーキング現象を放置するのは危険!?
チョーキング現象が起きているからといって、すぐに深刻な影響があるわけではありません。
しかし、何もせず放置し続けるのは危険です!
進行すると、いずれ大規模な修理が必要になる場合もあることから、早めに対処することが重要です。
- 深刻な劣化につながる恐れがある
外壁塗装の主な役割に、雨水の浸入を防ぐことも挙げられます。
塗料が劣化していると、防水機能が十分に発揮されません。
チョーキング現象が進行して雨水が染み込むようになると、外壁の素材が傷んでしまいます。
建材まで腐食した場合、外壁自体を直さなければいけなくなります。 - 水洗いでは根本的な解決に至らない
汚れとは違い、チョーキング現象は水洗いをしても解決できません。
白い粉は、洗った時は落ちたとしても乾くとまた浮き出てきます。
何度も洗ったり、ブラシでこすったりすると逆に塗膜が剥がれ、悪化してしまう恐れもあるでしょう。
根本的に解決するには、やはり塗り直す必要があります。
ここで注意したいのが、DIYで塗装することはおすすめできないという点です。
適切な下地処理など、塗装には専門的な知識と技術が必要とされます。
間違った方法で失敗しないためにも、まずはミヤケンまでご相談ください!
砂や塵の可能性も!?チョーキング現象との見分け方
外壁に触って粉が付いたからといって、すべてがチョーキング現象とは限りません。
砂や塵などの汚れが付いている可能性もあります。
続いては、ただの汚れとチョーキング現象の簡単な見分け方をご紹介していきます。
- 外壁に触って外壁と同色の粉が付くか確認する
まずは、外壁に触って粉が付くかどうかです。
粉の色は白っぽいことが多いですが、壁の色によって違う場合もあります。
塗料の劣化は紫外線の影響が大きいので、一番日当たりの良い外壁を選び素手で触ってみましょう。
はっきりと粉が付くようであれば、チョーキング現象の疑いがあります。
ただし、部分的に汚れが付着しているだけの可能性もあるため、一箇所だけで判断せず同じ壁面の1m程度離れた箇所も触ってみてください。
やはり同色の粉が付くようであれば、チョーキング現象の可能性が高いです。
- 外壁を濡らして変色するか確認する
チョーキング現象が起こっている場合、外壁の防水機能が低下しているため水に濡れると変色します。
外壁が乾いている状態と濡れている状態で明らかに色が異なる場合は、チョーキング現象が起きていると言えるでしょう。
雨が降った日には、濡れた壁の色を定期的にチェックしておくと早期に発見できます。
チョーキング現象にオススメの塗料
チョーキング現象を修復するには、塗装をするしかありません。
そこで、ミヤケンでオススメしているのは、「フッ素系塗料」です。
フッ素塗料は気候の変化に対する耐性が強く、大型建造物の塗装にも使用されています。
一般住宅では、紫外線の影響を受けやすい屋根やシャッターなどの塗装に多く使われています。
特に、弊社で一番人気の「低汚染遮熱フッ素塗料」です。
耐久年数は20~24年となっており、無機塗料の25年程と差がありません。
また、この低汚染塗料は汚れもつきにくことも特徴で、非常にオススメです。
チョーキング現象が出たら、まずはミヤケンへ!
チョーキング現象は外壁塗装の劣化のサインです。
長い間放置してしまうとダメージが進み、外壁自体の工事が必要になる可能性もあります。
家の寿命を長く保つにも、日頃から定期点検を欠かさず確認してみるのも良いですね。
とは言え、普段の生活の中でお家の状態をじっくり見ることは難しいでしょう。
築10年、15年、20年と何かの節目にご自分で確認して、私たちにご相談ください!
「これチョーキング現象かな?」と判断がつかない場合でも、大歓迎です。
すぐに補修の必要がなくても、今後の補修のタイミングや補修にかかる費用など細かくお伝えします!
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