川越市山田にて築40年ご実家の屋根外壁塗装見積もり調査に伺いました。
2023.05.22 ミヤケン川越店発信ブログ
この記事を書いた人
営業部 大谷
営業部/川越店 店長/ お客様のためならどんなことでも力になりたい、熱心な勉強家。趣味はミヤケンで働くこと。実は大学時代のミスターに選ばれた経歴を持つ。
先日、川越市山田にお住いのお客様より「実家の塗装をしてもらいたい」とのお問合せをいただき、現場調査に伺いました。
今回は調査の内容と共に適切なメンテナンス方法について詳しく紹介していきます。
「あれ、自分の家にも同じようなものがある…」「これって塗装が必要なの?」など、
今この記事を見ている方にとって非常にお役立てできるかと思います!
是非最後までご覧ください!
■スレート屋根の調査
初めに、屋根から調査していくと全体的にコケの付着が確認できました。
全体的に色あせしてしまっており、屋根材自体の撥水性が低下している状態でした。
そのため、屋根材がお水を吸い込みやすくなりどうしても屋根の塗膜が劣化します。
お水の吸収と乾燥を繰り返すと、コケや藻が生えて傷んでいきます。
特にお家の北面は日が当たる南西面に比べて日中に日が当たる時間が少ないため、雨が降った時に防水性が低下している屋根材に雨水が留まり、お水を吸収してコケや藻が発生しやすいです。
コケや藻を放置してしまうと、雨漏りの原因となったり屋根材が破損しやすくなったり、家自体の劣化に繋がったりします。
放置することで劣化が深刻になると、塗装だけでは済まない状態になってしまい費用がかかってしまうことも考えられます。
劣化を防ぐために適切なタイミングで「塗装」をして、防水性を持たせて劣化の進行を防ぐことが重要です。
塗装工事は色を塗るだけでなく、お家を守ってくれるとても大切な役割を担っています。
さらに調査していくと、棟板金の釘浮きと塗膜のはがれが確認できました。
棟板金は屋根の一番高い位置にあるので、風の影響を受けやすく、突風・強風または台風などの風圧を釘だけで耐えています。
この風圧によって小刻みに釘が揺れることで、少しずつ釘穴が開いて釘が浮いてしまうのです。
釘の浮き・ゆるみが発生すると、屋根と棟板金の間に隙間が発生し風による影響を受けやすくなります。
さらに浮いた釘を伝い雨水が板金の中へと侵入し、棟板金を固定してる貫板が腐ることで、雨漏りの原因にもなってしまいます。
釘を打ち直すだけでなく、棟板金の中の状態を確認し貫板が腐食していないかを確認した後、釘穴をコーキング剤で塞いでから新たに釘を打ち込む必要があります。
また、棟板金の表面の塗膜のはがれは紫外線の影響でがはがれています。
棟板金は表面のが塗装されており、塗膜がはがれるとさびが発生しやすくなります。
サビは金属をもろくし、ひどい場合には雨漏りの原因となってしまうことがあるので、早めの塗装をオススメしました。
▼棟板金についての詳しい説明はコチラ▼
棟板金の釘浮きはなぜ起こる?雨漏りを防ぐための早めの対策
■モルタル外壁の調査
外壁の調査の際はチョーキング現象がないかを確認します。このチョーキング現象の確認方法は、指先で外壁をこするという簡単な方法です!
早速こすってみると、指先が真っ白に!チョーキング現象が確認できました。
チョーキング現象とは、雨や紫外線によって塗膜の顔料が粉状になって塗装表面に現れたものです。
こちらは外壁の初期の劣化症状です。
すぐに塗装をしなくてはいけないわけではありませんが、
チョーキング現象が現れた段階で塗装を施して外壁表面の防水性を高めてあげることが重要です!
【壁を触ると白い粉がつく・・塗装劣化のサインかも?!~チョーキング現象~】
■軒裏天井の調査
続いて、付帯部の軒裏天井を調査するとシミと汚れが確認できました。今回のお家は軒裏天井にベニヤを使用してました。
こちらは屋根裏にたまった湿気が滲み出ている状態です。
通常ベニヤは、塗装をすることで防水性・耐水性を維持していますが、このお家は経年劣化により、塗膜がはがれて効果が薄れてしまいました。
さらに調査していくと、湿気でヨレヨレになってはがれている箇所を確認できました。
はがれかかっている部分をよく見るとシミが大きく広がっているのがわかりますね。
ベニヤは塗膜によって耐久性を維持していますが、経年により塗膜が劣化し、雨水を吸収するようになるとベニヤが剥がれ落ち最終的には孔(こう)が開いてしまいます。
孔が開いてしまうと様々な問題が発生しかねません。今回は大きな被害例を2つご紹介します。
一つ目は、雨水が入り込み雨漏りが発生してしまったり、台風などの強風時に屋根がはがれてしまったりすることです。
二つ目は、鳥が巣を作ってしまい音や糞尿等のの問題、ネズミ等は配線をかじって漏電の原因となってしまう問題、コウモリ等もノミやダニの増殖の問題などがあります。
どちらも、お家や私たちの体にも悪影響を及ぼす危険性がありますので、早急な対応が必要です。
今回は上記のような被害は発生していませんでしたが、ベニヤがはがれてしまっている部分をケイカル板に張り替えた後、通気性に優れた軒裏天井専用の塗料を塗って塗装すると改善できます。
この他にも、お家全体の状態を確認しながら今回の現場調査がすべて終了しました。
ミヤケンでの現場調査では、お問い合わせをいただいた箇所以外にも調査していますので、お家のことで気になることは何でも仰ってください!
「ここが気になるから見てほしい」など、お電話の際やホームページのお問い合わせの備考欄にてお伝えください。
調査・お見積りはすべて無料ですので是非お気軽にご相談ください!お待ちしております!
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